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レビュー『バフェットの教訓』
『バフェットの教訓(逆風の時でもお金を増やす125の知恵)』 メアリー・バフェット 徳間書店
世界一の投資家といわれるオマハの賢人-ウォーレン・バフェット氏の教えについて書かれた本です。
・絶対に金を損しないこと(No1)
ルールその1絶対に金を損しないこと、ルールその2「ルールその1」を絶対に忘れないこと。
リッチになりたいなら財産を福利で運用する必要がある、この時元手は大きければ大きいほど良い。
投資の教訓の第一は「忍耐」であり、正しい株を選べた後は果報を寝て待つだけで良い。
・信望を失うには5分と掛からない(No11)
信望を得るには20年かかり、信望を失うには5分とかからない。
このことを考えれば、おのずとやり方は変わってくるはずだ。
最善の方策は、正しくないとわかっている行為をしないこと、というのがバフェット家の教訓である。
・株はビジネスの細片とみなすべきだ(No17)
人々は株に投資をするとき、ビジネスの一部をかっているという事実を忘れがちである。
バフェットは好んで株式投資を事業の部分的所有とみなす。
そしてこの考え方を通じて、ビジネスの適正価格を判断している。
・愚か者でも経営できるビジネスに投資をしなさい(No20)
バフェットが投資してきたコカコーラ、H&Rブロックといった企業は防愚性にすぐれ、
たとえ愚かなCEOに経営されても、投資家にはまちがいなく利益が還元される。
・経営成績が良くなるか悪くなるかはどのビジネスに乗り込むかが大きく影響する(N91)
乗り込んだ船が慢性的に浸水していると気づいたとき、より前向きな対処法をとりたいなら、
浸水部を塞いでまわることにエネルギーを費やすのではなく、
船を乗り換えることにエネルギーを費やすべきである。
・投資は合理的であるべきで、理解できないなら金は出すな(No95)
バフェットが強調しているのは、投資先のすべてを理解することの重要性である。
これこそが彼の成功の秘訣で、投資先に何か理解できないところがある場合は投資をしない。
ハイテク企業への投資を控えてきたためにハイテクバブルに巻き込まれずに済んだ。
・どれだけ才能があり努力しても成就までには一定の時間を必要とする(No117)
ビジネスの価値とは一晩で生まれるものではなく、構築には一定の時間がかかる。
子どもが時間をかけて大人に育っていくのと同じで、ビジネスの価値が育つのも時間が必要である。
- 内田
- 2019年9月28日
- 本
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レビュー『実践するドラッカー「思考編」』
『実践するドラッカー「思考編」』 佐藤等 ダイヤモンド社
札幌の公認会計士-佐藤等さんの著書。
・成果をあげる人とあげない人の差は才能でなく基本的な方法である
①時間を管理すること②外への貢献に焦点を合わせること③自分の強みを生かすこと④重要事項への集中⑤成果をあげることへの意思決定
・第一に身につけるべき習慣
まずはなされるべきこと(大義)を考えることで、何をしたいかではない。
・悩みや困難
仕事には悩みや困難がつきものだがそれが人を鍛え、成長させてくれる。
趣味で自己実現が果たしにくいのは仕事多様な難題が無いからで、仕事は日常的に多くの成長機会を与えてくれる得難いものである。
・集中
成果をあげるための秘訣をひとつだけあげるならば、それは集中である。
なされるべきことは複数だが、成果をあげるには手を広げすぎてはならず、一つのことに集中する必要がある。
集中とは「真に意味があることをは何か」「最も重要なことは何か」という観点から時間と仕事について意思決定する勇気の事。
・優先順位の決定
第一に過去でなく未来を選ぶ、第二に問題でなく機会に集中を合わせる、第三に横並びではなく独自性をもつ、第四に無難で容易なものでなく返還をもたらすものを選ぶ。
- 内田
- 2019年9月21日
- 本
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