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レビュー『人生を整えるサウナ術』

  • user 内田
  • time 2021年4月24日
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人生を整える サウナ術』 KADOKAWA 本田直之・松尾大 著

2年ほど前にこちらのブログでも書いた『レバレッジ・シンキング』著者-本田直之さんのサウナ本。
(2年前のブログは ⇒ こちら

経済が停滞し、日頃のストレスや将来に対する不安が日に日に増していくような感覚。
今の僕らを取り巻くそうした閉塞感を打破して、人生を明るく、楽しく、幸せを感じながら生きていくために必要な力を、サウナがもたらしてくれます。
また、激動の時代を生きる経営者の方にとって、サウナは最強のソリューションとなりえます。

サウナに入る目的は「ととのう」こと。
「ととのう」という状態を一言でいうならば、
「心と身体がリフレッシュされた、調和のとれた理想的な状態」で身体がふわふわした恍惚感があります。

サウナ室に入ると、身体は熱い空気に包まれてじわじわと汗が出てきて、体内の老廃物が汗と共に排出され、身体の物質交換が進んで疲労回復に繋がります。
40度近くまで上昇した体温を冷まそうと皮膚の表面の血流量が増加し、脈拍も平常時の2倍へ。80度以上のサウナ室で身体が危険信号を出すため交感神経が活発になります。

そうして「熱くなってきたな・・・」となってきたところで、16度などの水風呂に入りますと体温が下がり、こちらも生命の危機にされされ交感神経が優位になります。

その後に外気浴スペースで休憩を行うことで、交感神経とは逆に副交感神経が優位となって一気にリラックスモードとなり、体温・脈拍がリセットされ再起動されてととのいます。
この一連の流れで、身体の凝りがほぐれ、全身のだるさや疲れがとれて、頭がシャキっとすっきりするわけです。

「これから仕事を始めよう!」というタイミングや、「まだやらなきゃいけないことはあるけれど、そろそろ疲れが溜まってきたな」という時にピッタリのリフレッシュ方法です。

フィジカル的な効用としては、ご飯が驚くほど美味しくなり、免疫力が高まり風邪も引きにくくなるわけです。
メンタル的な効用としては、自律神経が鍛えられて精神が安定し、幸福を感じやすくなります。(サウナ発祥地-フィンランドは2021年まで4年連続で世界幸福度ランキング1位。)

水風呂には浸らずに浮くと脱力解放ができ、冷たすぎる場合は水から両手を出し合掌するのがおすすめです。
外気浴こそが副交感神経優位へのスイッチとしてサウナのメインですが、この外気浴の時間は心おきなくもう一回サウナに入りたいと思うまで出来るだけ長くとって、ととのってほしいと思います。

サウナは経営者にとってアイデアが生まれる場所です。
サウナに入る前には「やばい、明日までにはあれをやらなきゃ」「今日の取引先、マジでムカついたなぁ」などいろいろな思考が渦巻いていますが、サウナに入ると重要度が低いものと緊急性が高いものがスッと消えます
頭の中のがいったんゼロにリセットされ、忙しい日常の中で隅に追いやられていた潜在的な思考が、アイデアやインスピレーションとして顔を出してくるのです。

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