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レビュー『「超」勉強力』

 

 

 

 

 

 

 

人生の武器になる「超」勉強力』 齋藤孝・中野信子・山口真由 プレジデントムック

本書では、学者として多方面で活躍し、数々のベストセラーを生み出し続ける3人が、いまの時代に必要とされる学びの要諦を余すところなく紹介します。

<齋藤孝さん>

・1年ごとに学びのテーマを決める。
自分の興味を引くテーマを探し、「この1年はこれを学ぶ」と決めてたくさんの本を読み込めば、かなり詳しくなれます。ある意味では卒論のようなもので、1年という締め切りとテーマを決めれば、集中して学ぶことができます。

・音読すると知性が鍛えられる
東北大学の川島隆太教授の研究によると、音読すると前頭葉に血液が流れ、目と口の働きに少しずれが生じるため、知性が鍛えられ内容の理解も深まります。

・20冊読んだら「専門家」
ある分野の本を20冊程度読めば、すっかり詳しくなって、人前でそこそこ話せて、その分野の専門家を名乗ってしまって構わないと考えます。今の時代はインターネットもあり、誰でも専門家になれる時代なのです。

・「学び」とは常に新しい考え方を獲得していくこと
コロナでオンライン授業が出来るようになったように、人間は変革を迫られたときにはじめて、それに対応するために勉強して工夫をします。まわりの状況がどうであっても、新しいことを学ぶ意思を持ちましょう。

<中野信子さん>

・学びは自分を守るための武器
多くの人が流される多数者の基準に漫然と従うのはとても危険です。ユダヤ人のように力のあるマイノリティはいじめられませんので、自分の価値基準をつくる営みこそが学びです。

・勉強する前に必ず「地図」をつくる
なんらかの試験を受ける予定があるならば、まずやるべきは試験範囲全体を網羅したテキストを、「勉強する前」にすべて読み、地図をつくることです。つまり、実際に勉強する前に、学ぶべき項目や内容をあらかじめ把握します。

・集中とひらめきで時間帯を変える
仕事では朝に創造的な仕事に適していて、メールや原稿作成などゴールが明確な作業は夕方の方が良い。勉強なら、数学の難問に取り組むのは朝が良いでしょうし、暗記や整理は夕方夜が向いています。

・人は何歳からでも学ぶことができる
よく「いまさら勉強するなんて遅い」という人がいますが、そんなことはなく、むしろ大人になってからの方が、効率よく学べる材料をてにしております。人それぞれ、学びの気持ちが高まる時期があり、その時が「学びどき」なのです。

<山口真由さん>

・社会につながるための学び
コロナによって大きく変化した社会で、人というのは社会とのつながりを絶たれて生きていくのは難しいと思う。だから、これからは社会につながるための学びという視点が大切になってくる。

・勉強は人生の扉を確実に開く
司法試験に合格すれば人生の機会が広がるように、資格やスキル、勉強は「ここではないどこか」に入れてもらうためのチケットになります。勉強をしていれば、人生の機会が広がります。そして、自分のための学びに出会える可能性も高まります。

・勉強ができる人は、自分の勉強法を確立している
勉強ができる人は、生まれつき才能に恵まれた人ではなく、自分がもっとも楽な方法で勉強できる人。私の場合は、小さい頃から本が好きで読むことが得意だったので、「7回読み勉強法」があっていた。

・「網羅性」の高い1冊の基本書を選び7回読み勉強法
学ぶべき事項が余すことなく書かれている、自分がそう信じられる本を1~3回は見出しなどから全体像を掴み、4~5回目は要旨を掴み、6~7回目は答え合わせの感覚で要約しながら読んでいきます。

  • user 内田
  • time 2021年5月31日
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レビュー『日本一社員が成長できる=幸せな会社』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本一社員が成長できる=幸せな会社』 芦田敏之  CrossmediaPublishing

税理士法人ネイチャー国際会計資産税という会計事務所の所長さんの著書です。

私(筆者)は、どんなときもまず「社員がいつも笑顔で楽しく働いてほしい」と考えています。
個人の幸福感というのは、人によって異なるものですが、共通する部分もあります。
それは、自分が成長していると実感することです。
人が成長するためには、ある程度の負荷が必要です。アスリートが厳しい負荷をかけて成長を示すように、仕事においても少し負荷をかけた目標を設定し、それを達成することで成長を実感できます。

〇求められる2つの知識と5つのスキル
私たちの業務に必要な知識は、大きく分けると税務に関する知識とFASに関する知識の2つが挙げられます。
税務は、法人税申告書作成・消費税申告書作成・確定申告、中小企業の経営者向けに相続税申告書や相続に関するサポートなど、各種税務申告書の作成業務も、クライアントや金融機関からの依頼に付随する形で、着実に増えているのが現状です。
FAS(FinacialAdviseryService)は、M&Aコンサルティング・企業売却・営業譲渡・事業承継などです。
これらの業務を通じて、社員みんなが日々磨いているのが、次の5つのスキルです。
語学力(国際業務を担当するための高いレベルの英語)
学び続ける力(ビジネスマナー、語学、コミュニケーションスキルなど)
先読み力(クライアントの何気ない言葉から提供情報を配慮)
足りないものを補う力(チームで1人の弱みを補い助け合う)
変化対応力(クライアントのニーズの変化にすばやく対応する力)

〇きめ細やかな顧客対応が顧客満足を生む
何よりも重要なことは、クライアントに寄り添って、クライアントの悩みに共感し、本当に必要とする情報やサービスを提供することです。
例えば、クライアントの抱える課題に対して、A案、B案、C案というように必ず複数の選択肢を用意したうえで、最終的な決定はクライアントに託します。
提案が90%うまくいったとしても、残り10%でクライアントが悩んでいるのであれば、最後までクライアントに寄り添い、何に悩んでいるのか考え続ける必要があるのです。

〇ネイチャーの様々な制度
・フレックスタイム制
コアタイムの10時~14時を守れば、自由な時間に仕事ができます。
・ちょこっと外出制度
業務中に、2時間まで外出可能な制度です。
・年間休日140日/9連休以上年4回
2019年のゴールデンウイークは有給なしで社員全員が16連休を取得できるようにしました。
・産休育休短時間制社員制度
産休育休は勤続年数に応じて法定を超えて取得でき、出産前後に仕事内容や責任はフルタイム正社員と同じまま時短で働くことが出来ます。
・オーダースーツ購入制度
購入時に費用の一定額を会社が負担してくれるもの。
・高級時計購入制度
高級な腕時計を購入した際に、代金の10%を補助する制度。
・クリーニング制度
オフィスからクリーニングを出せるようにし、配送料を会社負担。
・スポーツクラブ手当
入会した月から、毎月一定額を補助。
・その他
セロトニン応援活動。引越支度金制度。一人暮らし手当。生命保険加入制度。家族孝行制度。

〇常に考えている大切なこと
どうしたら、仕事を通じてもっと社会に貢献できるか。
それは幸せのサイクルをどうしたら回し続けられるかということでもあり経営者として常に考えていることです。
短期的にお金を求めても幸福感は長続きしません。
長続きする幸せとは、健康や心の安全、自分の成長が満たされる環境です。
健康経営や「ワーク」「キャリア」「サポート」という3つの柱など、これらを環境を通して整えていくことは、すべて社員の長期的な幸せを実現するためです。

 

  • user 内田
  • time 2021年5月17日
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