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【TAPの仕事】現場を想像する力

学生の頃、簿記試験や公認会計士試験を勉強している時、電卓を押す際には電卓の上に建物や機械など、一生懸命に実務を想像しながら問題を解くと理解が深まりました。
実際の税理士法人の仕事でも同じだと思います。
お客様の仕事の現場を一生懸命想像することで、会計処理を的確かつ迅速に進められます。
お客様の方で会計入力を進めていただくことを「自計化」と言いますが、自計化のときにもお客様の入力現場についての想像力が大切になります。
お客様が会計ソフトに入力する場面を想像して、進捗を見て、誤っている場合にはその原因を想像して、お客様の気持ちを想像しながらうまくご指導させていただく。
そんな想像力を発揮したいものです。
  • user 内田
  • time 2023年4月29日
  • tag TAPの仕事
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【TAPの仕事】不況の中で元気づけること

 

今年2023年は日本全体の経済が冷え込み、不況気味になっているように感じます。

2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災の際も同様の空気を感じましたが、コロナウィルス蔓延とロシアウクライナ侵攻による今回の不況の方がよりシビアに感じます。

そんな時、お客様である経営者の方からは現在の経済動向や、今後の展望についてのお話を聞かれます。

銀行系が出している経済指標・東京商工リサーチや帝国データバンクから送られてくる冊子などに目を通し、何より他の経営者の方のお話に耳を傾けて、自分自身で感じたこをお伝えさせていただきます。

現在の北海道はコロナ資金と呼ばれている金利ゼロ/保証なしの借入金の返済がはじまりつつあり、まだ売上が戻ってきていない状況での多額の借入返済が苦しい事業者が多いように感じます。

北海道の東側-道東地方は牛乳を搾る酪農家の経営が大きく傾き、それが経済の冷え込みにつながっております。
中央酪農会議によるアンケートでは85%の酪農家が赤字、酪農の仕事を検討している割合が58%ということでした。

このような状況の事業者を元気づけることが出来るのか、展望をお伝えすることができるのか。
とても悩ましいことですが、やはり私たち税理士法人は会計数値を作り、それをもとに「良い点に焦点を当て」お伝えし元気づけることが大切な役目です。

苦しい中でも会計数値に良い点又は改善出来うる点は現れます。
・収益で増えている点、費用科目で減っている点はお伝えするべきです。(ex.農業:値上げをして増加した野菜売上)
・単発的な収入でもそれが将来につながる可能性はあり、深堀するとよいです。(ex.飲食業:コロナ下で発生したテイクアウト)
・不況の中でこそ、その事業者さんの強みは光るものです。(ex.歯科医院:不況で自費売上が減っていても強みの保険収入は安定)
・人件費が上がってもその分、所得拡大促進税制などの優遇税制で税金のキャッシュアウトが減ったことなど。

少しでも良い点にスポットライトを当て、伝えて元気づけることが出来たらと思っております。

 

  • user 内田
  • time 2023年4月8日
  • tag TAPの仕事
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