タモリさん
- 内田
- 2013年11月30日
- 本
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30年以上フジテレビ系で放映されていた『笑っていいとも!』が2014年3月をもって終了することが決まりました。
”『いいとも!』終了 ネットと東日本大震災が影響との指摘も”(NEWSポストセブンより)
『笑っていいとも!』と言えば、タモリさんこと森田一義さんの存在で成り立っている番組です。
私も中高生のときから良く番組を見ていて、知的でどんなゲストとも話ができるタモリさんの芸達者ぶりを尊敬していた一人でした。
このニュースが出てから『タモリ論』という本が売れているそうで、私も読んでみました。
『タモリ論』 樋口 毅宏著 新潮新書
この本を読んでいると改めてタモリさんの凄さがわかります。サングラスの奥に隠された狂気と真髄に迫る内容で、
「タモリさんは、生放送の司会を毎日30年も続けてなぜ気が狂わないのか」
「タモリさんは、日本のお昼を鎮護する神である」
などの面白い話が繰り広げられます。
この本で知ったのですが、「いいとも!」が始まって一年ぐらいの時に、テレフォンショッキングに突如男が乱入して
タモリさんの横に座ったそうです。
凶器も所持していたそうなのですが、タモリさんは慌てず騒がず「何、言いたいことがある?」と返し、やりとりをしている
間に男はスタッフに取り押さえられました。
観覧していた客はしばらくざわついていましたが、タモリさんはケラケラと笑っていたそうです。
これは一見その強さや凄さが伝わりにくい武道の達人のようなタモリさんの凄さを表した逸話だと思います。
タモリさんも68歳になっていまだ多くの番組の司会を持っていらっしゃいます。
そんなタモリさんのような知的な笑いを提供できる人物が今後出てきてほしいと願うばかりです。