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【TAPの仕事】仕事の評価ポイント②期限を守る事
会計事務所は税務申告/届出書期限を守り、お客様とのお約束の期限を守り、所内ルール期限を守ることが大切です。
先日も所内で、次期に大きな投資を控えている消費税簡易課税制度の不適用届出を失念している例があり、所内チェックで守ることができました。
もちろん、このように所内チェックが出来れば良いですが、スタッフ一人一人が届出期限を守る事が重要で、この点がスタッフの評価ポイントとなります。
TAPでは「jooto(ジョートー)」というタスク管理ソフトを全員が使用しており、顧問業務ではタスク作成後2週間、相続業務ではタスク作成後3か月を期限としており、こちらを守ることを業務評価のポイントとしております。(やむを得ない事情があり、拠点長に許可をとって延長をする事は可能です。)
お客様からすると、資料を送り又は資料回収に訪問された後に2週間以上待たされたらどのように感じるでしょうか。
「この会計事務所・担当者は仕事が遅いなぁ」「早く業績内容を見たいのに困ったなぁ」と思うのはもちろんの事、会計事務所との信頼関係も構築されないのではないでしょうか。
時に、試算表が出てくるまで月末から3か月ほど掛かる、という会計事務所もあるそうです。
ここ数年、大規模事業者がお客様になる事が多いですが、ほとんどの理由が試算表が出てくるまで時間が掛かる、それを金融機関や経営者が求めているという事です。
大規模で資料が膨大で把握反映に時間が掛かる先でも翌月後半に資料回収のうえ2週間以内の、遅くとも月末40日以内の試算表提示を期限として守ってきております。
相続税申告の業務でも同様です。相続人の方は多額になりがちな相続税の金額を早くに知りたい、という方も多く、早めに作成のうえお伝えをすることが価値を生み、お客様から感謝をされる仕事に繋がります。お客様に寄り添った仕事をして申告書を作成するならば、お客様を何カ月も放置することは無いでしょう。
お客様が資料を用意してくれないから、疑問点への返答が無いから業務を進められない、という声があるかもしれませんが、会計事務所として2週間以内に業務を完了する行動はしているでしょうか。
・インターネットバンキングやPOSレジからの取込を行っているか。
・お客様が資料を用意しやすいようなファイルセットを事務所側から準備をしてお渡し、資料の揃え方について分かりやすく説明しているか。
・お客様が対応のしやすい時間帯や連絡方法でやり取りをできているか。
・いつも資料整理や会計入力をしているお客様担当者以外(社長・家族・従業員・営業担当ほか)にも連絡を取り配慮しているか。
・次善策として銀行や取引先などから直接資料入手をすることについて行動しているか。
・そもそもお客様が早くに試算表を見たい思う、色々と教えてくれる会計事務所スタッフとして良いお話をしているか。
・3日に一回、お客様にご依頼と見える形での工夫を必ず行ってきているか。
・入力早期化のためにAI-OCRやStreamedなどにより先に先に業務を進められているか。
やれることは数え上げればきりがありません。その行ったことを記録をし、所内外で共有をし、それでも期限が守ることをどうしても出来なければ次の策を考えることになります。
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内田
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2025年6月28日
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TAPの仕事
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【TAPの仕事】仕事の評価ポイント①レスポンス(スピード)
今月(2025年6月)にベンチャーサポート税理士法人-古尾谷先生の研修を受けて参りました。
お話の中で強調をされていたのが「とにかくレスポンスの速さが大切」ということでした。
お客様からのクレームや契約解除の多くがレスポンスの遅さ又は無い事が原因であり、月次顧問のお客様には必ず月に一回はご連絡/接触をすることをルールにしていることです。
また、そのためにお客様との「最終接触月日」を必ず記録をしているとのことです。
TAPでは
・社内外への返答が速い(4:即時、3:1日以内、2:改善の余地あり、1:遅い)
・前年より業務スピードが速くなっている。(4:全業務、3:多くの業務、2:一部の業務、1:無い)
という点を業務の評価ポイントとしております。
お客様や所内の他のスタッフから質問が来たのに、何日間も放っておかれたら、どのような気持ちになるでしょうか。
相手の気持ちを考えたら、遅くとも24時間以内の返答がするのではないでしょうか。
他の会社では3時間以上の会議というのは考えられないのだから3時間以内の返答がルールという所もあります。
すぐに正確な返答が出来なくても、即時に連絡をして明日には返答をします、などお客様との期限を決めることもできます。
会計事務所はサービス業とよく言われますが、「会計の専門性に加えて、人と人との関係性を大切にする姿勢が事務所の質を決める」ことになり、その大切な要素がレスポンスということになります。
会計事務所の仕事が少しずつAI(人工知能)に代替していく中で、これからの会計事務所は、お客様が求める人間的な数字の解釈・将来の提案・寄り添いといった「人によるサービス」です。
以上、返答スピード(レスポンス)について書きましたが、業務スピードについてはまた機会を改めて書かせていただきます。
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内田
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2025年6月21日
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TAPの仕事
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【本】レビュー『また、同じ夢を見ていた』
『また、同じ夢を見ていた』住野よる 双葉社
2025年4月1日税理士法人TAPの入所式でもこの小説のお話をさせてもらいました。
主人公の小学生-小柳菜ノ花さんが「幸せとは何か」を探求する物語。
彼女は、近所の猫ちゃんや「アバズレさん」と呼ばれる女性、手首に傷を持つ「南さん」、そしてクラスメートの「桐生くん」など、さまざまな人々との出会いを通じて成長していきます。
物語の中では、奈ノ花さんが学校での課題「幸せとは何か」に取り組む中で、彼女自身の人生観や人間関係を深めていく過程を描いています。登場人物たちはそれぞれが抱える問題や過去を持ち、奈ノ花さんとの交流を通じて少しずつ変化していきます。
主人公にとっての人生の選択や後悔、そして幸せの本質について深く考えさせられる物語内容で、出会う人々が実は彼女自身の未来の姿であるという構造も、物語に独特の深みを与えています。
P98「南さんは、もったいぶったように私の目をじっと、前髪の奥の目で見て、それからやっぱり大事なことは私の方を見ず、ただ前の空を見ながら、ぽつりと床におくように言いました。『(幸せとは)自分がここにいていいって、認めてもらえることだ。』」
自分の生活の中でも仕事の中でも、小さな幸せ、大きな幸せでも、周りの人から認めてもらえた時、というのは本当にその通りだと思います。
だからこそ人は努力をして周りの人や世の中のために尽くさないといけないのだと思います。何のために産まれてきて、何のために生きているのか、それは他の人の役に立ち認めてもらい、感謝をしてもらい、そこに人の幸せがあるということです。
P188「アバズレさんが突然、こんなことを言いました。『幸せとは何か』~ 『考えたんだ。お嬢ちゃんの話を聞いてから、ずっと』『今日、その答えがわかった』『幸せとは、誰かのことを真剣に考えられることだ』」
家族のこと、友人のこと、恋人のこと、誰からのことを一生懸命考えることは、時に大変ときもありますが、実はとても幸せな事だったなぁと後からわかるものです。ある建設会社の経営者のお客様が『子育ては子どものことばかり考えすぎていて凄く大変だったけれども、今考えると、とっても幸せだったなぁ』とお話をされておりました。
誰かのことを真剣に考える、というのは仕事の中でも同じなのではないでしょうか。だから、目の前の事務作業をただ紙を整理するだけでなく、誰かのために行ってみてはいかがでしょうか。お客様の役に立っていることは間違いありません。社内の誰かや皆さんのために役に立っていることも間違いありません。そういった確実なことを考えながら仕事をすると、もしかすると仕事の中にちょっとした楽しみが見つかるかもしれません。
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内田
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2025年6月14日
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本
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【TAPの仕事】会計事務所の事業承継
TAPが税理士法人であり、地域に貢献する組織である所以は、これまでの経緯にもあります。
2012年に法人設立した年に、2件の会計事務所を承継しましたが、その後も何度も会計事務所を承継させていただきました。
会計事務所は、事業者のお金を扱う繊細なお仕事。そして、国家資格がないと出来ない仕事だからこそ、税務難民が出ないように使命感を持って行うべきであります。
世の中のため、各事業者様のため、ただひたすらそれまで何十年も前の税理士さんが関与してきた所に、出来る限り寄り添うべきだという想いだけを持って業務を引き継ぎます。
税理士法第1条
(税理士の使命)
税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。
高齢の税理士さんが行っていた業務には誤りもあり、整備されておらず、電子化もままならない、そのような時もありますが、前税理士さんを最高に尊重しながら立てつつ、文句は言わず是正をしていく。
すべての人がいつかは老い、身体も頭も衰えていく。
前の事務所の雇用を引き継ぐこともある。
温故知新、前の事務所の良い所をしっかりと引継ぎ、次の時代に向けて、日々改善を積み重ねてまいります。
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内田
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2025年6月7日
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TAPの仕事
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【TAPの仕事】2025年3月期法人決算業務を振り返って
法人決算の申告期限は決算日から2か月以内です。
今年は5月31日が土曜日でしたので申告期限が6月2日まででしたが、大きな規模の会社様の最終申告が6月2日になってしまいました。
本当はもっと早くに進めるべきところ、遅くなってしまった事について反省です。
今回の3月決算より、賃上げ税制の税額控除で使いきれなかった金額が5年間繰越せるようになりましたので、それを事前に周知して、事務所全体としてしっかり進められたことが良かったです。
一方で、中小企業特使促進税税の投資税額控除が資本金3,000万円を超えると使えない事を失念して、事前にお客様に使えると誤ったことを伝えてしまったことを後から謝罪をしました。
事前に勉強をしていることを、いつでも個々の事例に当てはめられるようにすること、もっと徹底しないといけません。
今回の決算では、数か月前に会計事務所を承継し、また事務所スタッフの減少により、業務がスムーズに進まなかった面もありましたが、本当にスタッフの皆さんは尽力をしてもらい感謝をしております。本当によくやっていただきました。
一方で、製造面でのマンパワーが少し足りない印象もありますので、その点を採用に力を入れて補っていきたいと思います。
多くのスタッフの皆さんにはゴールデンウィークや土日を休みながら仕事をしてもらえました。5月27日から育児休業を取ることができたスタッフもおりました。今後も、そのようにしてまいります。
繁忙期でも関係なく休みを取り、研修も受け、試験勉強もしてもらえるような、そんな環境にしていきたいと思います。
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内田
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2025年5月31日
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TAPの仕事
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【本】レビュー『世界の一流は休日に何をしているのか』
『世界の一流は休日に何をしているのか』越川慎司 クロスメディアパブリッシング
仕事を行っていく中で、休日に何をしているのかはとても重要に感じます。
学生時代に休みの前の日は夜更かしをして休日はお昼過ぎまで寝るだけ、などよくありました。
マイクロソフト出身の筆者が書いたこちらの書籍が、最近のベストセラーということもあり読んでみました。
●ここが違う!世界の休日と日本の休日
日本のビジネスパーソンは、休日を休息の時間と考えて、平日の疲れを癒すことを優先しがちですが、彼らにとっては、休日こそが主役であり、平日の仕事は大事な休日のためにある・・・と考えているのです。
フランス人は「最も大切にしているのが家庭で、その次がバカンス」といわれるほど、休みを重要視する国民性で知られており、どんなに多忙なビジネスパーソンであっても、毎年必ず長期休暇を取得するのが一般的です。
日本人は疲れてから休みますが、世界の一流は疲れる前に休みます。日本のビジネスパーソンは、体力を削るように仕事をしていますから、週末が近づくにつれてグッタリとしてきて土日の休みを疲労回復のための休息の時間と考えがちですが、世界の一流は週末にスポーツや趣味、家族とのキャンプやバーベキューを楽しむなど、アウトドアでアクティブな休日を過ごしていたのです。
●ワーク・ライフ・ハーモニー
マイクロソフトには300人のバイスプレジデントがありますが、彼らには2つの共通点があり、一つは土日の休日を、次の1週間を成功に導くための準備期間と考えて「自己再生」(本来の自分を取り戻す)を意識していること、もう一つはスポーツや趣味、家族や友人とのバーベキューやキャンプなどを楽しむことで、身体と心、脳のリフレッシュを図り次の1週間に向けて、エネルギーを「チャージ」(充電)していることです。
頑張って仕事をするとプライベートが犠牲になりがち、プライベートを優先すると仕事がおろそかになりがち。そうではなくて両者を切り離して考えるのではなく上手に統合して調和させることがワーク・ライフ・ハーモニーです。日本のビジネスパーソンは、仕事と私生活を「対立構造」と考えがちですが、マイクロソフトのエグゼクティブは、仕事が個人の成長を促し、個人の生活が仕事のパフォーマンス向上に役立つという、調和を図る役割を果たすのが「休日」であり、彼らは休日を、ワーク・ライフ・ハーモニーの「原点」と考えています。
●世界の一流の働き方
マイクロソフトのエグゼクティブが「休むために仕事をしている」と言い切れる背景には、仕事の生産性を高めるためのいい働き方があります。仕事のムダを省いて、最大限の成果を生み出す工夫をしているから、きちんと休みを取ることができるのです。
日本企業ではなぜか出社時間が遅いことを重役出勤といいますが、マイクロソフトのエグゼクティブは例外なく早朝から仕事をしています。朝5時くらいから自宅で仕事をしたり午前7時には出社して働き始めています。仕事を終えるのはほとんどが夕方5時前後で、早い人は夕方4時には会社を出て自宅で家族と過ごしています。
欧米人は家族愛を大事にして家族と一緒に過ごす時間を少しでも多くすることを心掛けています。アマゾンCEOのジェフ・ベゾスや、METAのマイク・ザッカーバーグも仕事から離れて家族との長期休暇を過ごすリラックスタイムをSNSにアップして、世界中を笑顔にしています。
長期休暇で世界の一流パーソンは教養を深める機会と考えさらなる成長を目指し、「読書」を楽しみながら創造性やストレス耐性を高め自分を癒してくれるエンターテイメントにしているのです。ビル・ゲイツは読書家として知られており、離婚したという事情もあるのでしょうが、長期休暇は読書三昧の日々を送っております。世界の一流は、ほぼ例外なく、読書を自己啓発の柱に据えております。
●趣味ができると仕事の効率性が格段にアップする
仕事ができる人に共通する特徴は、「週末にテニスをしたいから、効率的に仕事を進める」など、趣味を楽しむために仕事のスケジュールを逆算して、業務効率を高めていることです。彼らは、先に休む日を決めて、それに向かって計画的に仕事を進めることで「締め切り効果」をフル活用しているのです。締め切り効果が起こると「集中力が高まる」⇒「業務効率がアップする」⇒「早く仕事の成果が出る」⇒「確実に休暇が取得できる」⇒「趣味を楽しめる」⇒「ストレスを解消できる」⇒「次のタスクに前向きに取り組める」・・・という正のサイクルを回すことができます。世界の一流が休日に自分の趣味を楽しんでいるのは、休日を通して「自己効力感」を高めようと考えていることに理由があります。自己効力感とは、カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念で「自分なら必ずできる」とか「きっとうまくいく」と思える感情や自信のような感覚を指します。
●世界の一流の読書
世界の一流は、休日に知識を蓄えて自己効力感を高めるために読書を重視しています。
ビル・ゲイツ(毎週1冊のペースで本を読んでいる)
その大半がノンフィクションで公衆衛生やエンジニアリング、疾病や価額など、ジャンルは多岐にわたります。ゲイツは毎年11月末になると「今年読んだ最高の本」を紹介しており、掲載されるとすぐに全米でベストセラーになります。
イーロン・マスク(歴史や哲学の本で広範な知識を得ている)
9歳の時にブリタニカ百科事典の全巻を読破したと伝えられています。現在はロケット関連の本を中心に、休日には歴史や哲学、科学の本を読んで広範な知識を得ているそうです。
マーク・ザッカーバーグ(読書を通じて異なる文化や歴史を学ぶ)
2週間に最低1冊の本を読むことを習慣にしている。ザッカーバーグは「本を読むことで、我われは一つのテーマを十分に追求し、深く没頭することができる。今のどのメディアもかなわない」と話しております。
ウォーレン・バフェット(読書で得た知識を投資に活用する)
1日5~6時間は読書の時間を作り、週末のほとんどを読書に費やすことで知られています。投資に活かす前提で盆栽の本を読むなど、投資とは無関係な本を大量に読むことで、洞察に基づく投資判断に活用しているのです。
●休日のリラックスタイムに将来のことを考える
世界の一流のビジネスパーソンは、休日を利用して自分自身と向き合い、この先の事を冷静に考える機会を作っています。平日は目の前のタスクに追われがちですが、休日のリラックスタイムであれば、肉体的にも精神的にも、今後の展望に目を向ける余裕があります。自分が進むべき方向性が明確になると、モチベーションが高まり、自己効力感を引き出す原動力となります。五つの視点が大切です。
①価値観と目標の明確化
自分が進むべき方向を確認することによって、自分の行動や人生の優先順位を見極めることができます。
②自己認識と自己管理
彼らは、自分の肉体的、精神的なコンディションを注意深く観察し、身体が疲れているならば、趣味を楽しむことよりも休息を優先します。
③精神的な成長と内省
多くの一流の人が瞑想や読書から価値観を見つめ直すきっかけを作ります。
④中長期的なビジョンの見直し
仕事と人生の両方で成功するため「エネルギーの配分は間違っていないか」など戦略を練ります。
⑤人間関係の構築と維持
家族や友人、知人と質の高い時間を過ごすことで、仕事のストレスを和らげ、新たな発想やインスピレーションを得るきっかけを作ります。
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内田
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2025年5月24日
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本
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【趣味・雑感】入所式のご挨拶(2025.4.1)
2025年4月1日、税理士法人TAPの入所式を本別町-道の駅 開催しました。
その中で代表挨拶として、新入所員2名へ送った言葉を一部記載します。
「
私たち、
まず札幌につきまして、
私は20 年ぐらいこの仕事をしてますけど、
入社式の時に、私は毎年本の紹介をさせてもらっております。
君の膵臓を食べたい映画になったお話でもあるんですけどもまた同
2冊目をご紹介したいと思います。
(その後省略)
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内田
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2025年5月17日
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未分類
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