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【本】レビュー『「ひとり社長」の賢い節税』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『〈図解〉「ひとり社長」の賢い節税 元国税が教えるお金の残し方 』明日香出版社 杉田健吾

●ひとり法人のメリット
個人事業で経費に認められるためには①事業活動に「直接」関連している事と②事業活動に必要である という点で経費に認められる範囲は法人よりかなり狭いのです。法人は基本的に法律上、法人の活動には事業活動しかないとみなされています。もちろん法人でも、実際に仕事で使用している証拠が必要ですが、個人事業主では考えられない範囲の経費計上が可能になるのです。「旅費規程」「役員報酬バランス」「役員賞与による社会保険料減額」「社宅」「福利厚生規程」

●法人化のポイント(税理士依頼を中心に)
「売上がまだ安定していない」「覚悟が決まっていない」場合には法人化をおすすめできない。税理士に頼むデメリットは「費用がかかる」「厳しいチェックが入る」「打ち合わせに時間を取られる」ことがある。税理士に頼むメリットは「税金に関するわかりやすい解説」「税務調査への立ち会い」「節税アドバイス」「資金繰りの把握」「正確な財務資料の作成」「銀行や親会社、行政向けの書類作成」などがある。

●節税の基本原則
実践のためのポイントは5つ①手元に資金を残さないと意味が無い②無駄な支出は避ける③事業成長につなげる④脱税は成長を妨げる⑤一時的節税でなく長期的事業成長を考える。大事なのは経営者自身の絶税を4つのポイントで鍛える事①経営者も税法や会計の基礎知識を身につける②日々の支出を細かくチェックし、「経費化の可能性」を検討する③他の起業家との情報交換を積極的に行う④税理士との対話を通じて、専門的な知識を吸収する。

●社長の手元にお金を残す6選
1.住居費(家賃や住宅ローン):住居に関する支出は、社宅制度の活用で大幅に減税する事ができます。
2.自動車関連費用:車両も会社名義で購入すれば、購入費用全額を経費として計上できうるものです。
3.旅行費用:旅費規程を導入し旅行と仕事を組み合わせることでほぼすべての旅行で大幅に節税できます。
4.服飾費・装飾品:「この服は会社の事業の〇〇として使用するために購入したもので、その根拠と証拠はこれです」
5.飲食費:外食費の経費化には適切な理由付けが必要で、SNSなどを活用して事業関連性を示す。
6.自己投資:セミナー参加費など事業に必要な学びとして説明できれば経費化が可能です

 

  • user 内田
  • time 2026年9月26日
  • tag 本
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【ご挨拶】事務所を引っ越しました

 

 

 

 

 

 

 

 

税理士法人TAP帯広事務所は、セントラル十勝ビルの7階から4階へ2026年8月中に引っ越しました。
パートさんの入社なども決まっておりまして、エレベーターを降りてすぐ右のオフィスを借りることができました。

7階よりもご来所いただきやすくなりました。
近くへいらした際にはお気軽にお立ち寄りくださいませ。

  • user 内田
  • time 2026年9月19日
  • tag ご挨拶
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【本】レビュー『心配性な人はうまくいく』

 

 

 

 

 

 

 

 

『心配性な人はうまくいく』菅原道仁 三笠書房

エヌビディア創業者のジェンスン・フアン氏が自らを動かす最大の原動力を「成功への野心ではなく、失敗への恐怖(心配性)」であると語るエピソードは、ビジネス界でも有名。
過去に3度も破産寸前の危機を乗り越えてきた経験から、毎朝「あと30日で我が社は倒産するかもしれない」という感覚で目覚めると公言しています。そして現在も週7日、1日15時間働くという鉄血のスケジュールをこなしています。 周囲から「なぜそこまで働くのか」と問われた際、彼は率直にこう答えています。「エヌビディアが倒産することを心配するあまり、常に不安状態が続いているからだ。警戒を怠らないための簡単な方法などない。常に注意を払い続けるしかないんだ。この「心配だからこそ、自分の目で全てを把握していないと気が済まない」という性質は組織運営にも表れており、彼は中間管理職のフィルターを嫌い、今でも50人以上の直属の部下を持って直接状況を把握しています。

ただジェンスン・ファンのように、心配や不安がよい結果ばかりをもたらすわけではありません。心配で何も手につかない、不安で一歩を踏み出せないという「停滞」を引き起こすからです。だから、本書ではその心配や不安が引き起こす「停滞」から、自分を上手に開放し、心配や不安がもたらすポジティブな部分だけを上手に活用するコツを提示しております。不安なときこそ情報に触れない。不安なときは不安なことしか目につかず、情報というのはそういうふうに集まってくるものなので心配性で悩んでいる人が調べれば調べるほど、不安が雪だるま式に膨らむのは当然です。

「チャレンジしてもうまくいないだろう」という考え方が習慣化してしまっている人は、不安なときほど、いつも同じ行動・思考パターンで停滞します。行動がワンパターン化しているのです。停滞を脱するための行動を変えるといっても難しく考える必要はなく、例えば、こんなことで日常の習慣化している行動を変えてみましょう。
・普段は見ないテレビ番組やネット動画を観てみる
・いつもとは違う道を使って帰宅してみる
・利き手と逆の手で歯を磨いてみる
・スマホの待ち受けを変えてみる
・コンビニでいつも買うものとは違うお菓子や飲み物を選んでみる

パニックに陥らない方法の一つが「回答をいったん保留する」ことです。相手には「スケジュールを確認するので、ちょっと待って」と伝えて、余裕があれば一晩以上、余裕がなければ1時間程度でも構わないので、回答をもらい、とにかく即レスをやめるのです。「すぐに返事をしなければ」というプレッシャーから自由になれば、冷静に自分の状況を見つめなおすことができます。その場では「これはいいかも」と思える提案でも、あとになって冷静に考えてみると「あれ、こちらに不利だな」という場合もあります。ですからどんなお話でも時間が許すなら、ひとまず回答を保留するようにしましょう。

色々な方法を試してみても、不安な気持ちがなかなか消えない場合は体調に問題がある可能性があり、こういうときはとにかく無理をせず、できるだけ休憩をとる、これに尽きます。ゆっくりと湯船につかってリラックスする、運動をして筋肉のコリをほぐす、専門機関を受診して痛みの原因に対処するなど、体のケアをしてみましょう。慢性的なストレスを抱え続けると、無意識のうちに「こんなにつらいのはなぜだろう。誰のせいだ」と原因を他人の中に探してしまうことがあります。必要以上に誰かを攻めたくなっている自分に気づいたら「体の不調のせいかもしれない」と考えることも必要です。

「自分はいつかは死ぬことを覚えておくこと。それが、自分には失うものがあるという思考の罠に陥らないようにするための最良の方法である」こう語ったのは、アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズです。心配性な面を持っていた彼は、常に死を意識していました。「いつかは死ぬんだから、些末なことに囚われて迷っている時間はない」といつも感じていたからこそ、迷いのない決断ができのたでしょう。私の知人の会社経営者の方が言っていたのですが、その方は残りの人生であと何回夕食を食べられるかを計算したうえで、誰と一緒に夕食を食べられるかを決めているそうです。限りある時間を、自分にとって大切な人と過ごしたい。そのことを日々念頭に置くだけで、人生に対する感じ方がずいぶんと変わるのではないでしょうか。

心配性とは、決して克服すべき欠点ではありません。それは、未来をまっすぐに見つめようとする者だけが持つ、世界で最も繊細なセンサーです。これからの時代、求められるのはもはや、問題を楽観という名の蓋で覆い隠す力ではありません。気候、テクノロジー、人間関係、私たちが直面する課題は、明るく笑い飛ばせば済むほど単純なものではなくなりました。今、真に必要とされているのは、かすかなほころびに気づき、問題を定義し、解きほぐしていく力です。ポジティブシンキングは、ときに庭に咲いた雑草だを花だと言い張ります。けれど、雑草を認め、それを取り除かなければ、本当に咲かせたい花が根を張る場所はありません。心配性の人は、誰よりも早くその雑草に気づき、土を耕せる人です。だから私は、確信を持って伝えたい。心配性とは、これからの世界を生き抜くための最高の才能なのだと。

ただし、心配だけでは、人生という船は港から出られません。リスクを丁寧に数え上げ、緻密な地図を握りしめたまま、震えながら一歩を刻む、それが「アグレッシブ・ネガティブ」怯えながら、それでも進む人。震えながら、それでも筆を握る人。彼らこそが、歴史を、そして自らの運命を推し進めてきた本当の主人公なのです。

  • user 内田
  • time 2026年9月12日
  • tag 本
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【本】レビュー『反知性主義』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『反知性主義』森本あんり 新潮選書

経済的にも防衛力的にも世界一の国-アメリカ。その国の一部

思想の根底にあるもの。
「反知性主義(アンチ・インテレクチュアリズム)」は、「専門知識や学歴をタテにして、上から目線で社会を支配しようとする『エリートの権威』に対する反発」のことですが、現在のドナルド・トランプの政治スタイル、および彼を熱狂的に支持する人々のマインド(精神構造)に直結しています。

アメリカは、キリスト教ピューリタン(清教徒)が作った国であり、彼らの信仰の根底には「神との契約(契約神学)」があります。
すなわち、シンプルなギブ・アンド・テイク:「人間が正しく信仰を尽くせば(義務)、神は現世での成功や救済を与える(祝福)」という、非常に明快なビジネス的な契約関係とエリート(教会や学者)の排除:「神と自分」が直接契約しているため、間に挟まる小難しい神学者や教会組織の権威(=知性)は不要であり、むしろ邪魔な存在とされました。

ドナルド・トランプはこの「契約(ディール)」の権化として支持を集めていき、下記の2つの特徴があります。
「難解な言葉」ではなく「契約」で話す: トランプ氏は、ワシントンの政治エリートや学者たちが使う難解な政策論理(=インテレクチュアリズム)を徹底的に嫌い、「壁を作る」「アメリカを再び偉大にする」といった、誰でもわかる明確な言葉を使います。これは支持者にとって「不透明な理屈ではなく、わかりやすい契約の提示」に映ります。
支持者との「直接契約」: トランプ氏は自身の著書『トランプ自伝(The Art of the Deal:取引の芸術)』が示す通り、自身を「最高の交渉人」と位置づけました。支持者に対し、「俺に投票すれば、お前たちに利益(雇用や国境の安全)を引っ張ってくる」という極めてシンプルなギブ・アンド・テイクの『契約』を持ちかけました。

アメリカや世界で言われる「知性」とは何なのでしょうか。「インテリゲンチア」という言葉がロシア語系の由来であることからもわかるように、それは社会の改良や革命に関心をもつ左翼知識人を指す言葉として登場しました。「インテリ」と略して今日使われるこの用法は、しばしばエリート主義への揶揄を伴っております。知識人として生きることは、どうしてもある種の矛盾が伴い、彼らは自分自身はエリートでありながら、民主的な大義を信じていることが多いからです。自分が大衆を教育し啓蒙する立場にある事を自覚しながら、あまりにもそれが進みすぎると、自分たちとの差が無くなってしまうことを危惧もしております。

反知性主義が、なぜアメリカのキリスト教を背景にして生まれ、先鋭化していったのでしょうか。アメリカは中世なき近代であり、宗教改革なきプロテスタンティズムであり、王や貴族の時代を飛び越えていきなり共和制になった国です。こうした伝統的な権威構造が欠落した社会では、知識人の果たす役割も突出しており、反知性主義はそれと同時に生まれた双子の片割れなのです。双子は、相手のふるまいを常にチェックしながら成長しまして、他の国で知識人が果たしてきた役割を、アメリカではこの反知性主義が果たしてきたということです。

アメリカは、一方では欲望全開で何でもありのフロンティア社会であり、かつ同時に禁欲的で厳格な法律をもったお上品の国である。都会には売春と飲酒と賭博が蔓延する一方で、プロテスタント的・中流階級的な倫理観(真面目に働き、無駄遣いをせず、自分の力で成功を目指すのが正しい生き方)は他のどの国よりも強いのです。そしてアメリカでは、敬虔が道徳主義に道をゆずり、アメリカ社会が「宗教の国」から「世俗的なサクセスストーリーの国」へと変化していったのです。

 

 

  • user 内田
  • time 2026年9月5日
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【本】レビュー『右腕が見た孫正義 「クレイジー」が世界を変える瞬間』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『右腕が見た孫正義 「クレイジー」が世界を変える瞬間』光分社 アロック・サーマ

インドに生まれアメリカで学生時代を過ごし、イギリスを足場に金融業界の荒波を乗り越えた著者アロックサーマは、盟友のニケシュ・アローナからソフトバンクグループへの参画を進められて入社。会食やゴルフなどから見えてきた孫正義の素顔とは。META社のマーク・ザッカーバーグ、アリババ社のジャック・マーなどとの面会の様子が詳しく書かれていて面白い。

孫はじつは日本人でさえなく、韓国人だ。東京だけでなく、シリコンバレーやウォール街でも名前の知られた人物で、東京はたまたま本社がある場所にすぎない。
ソフトバンクはアリババ株を現金化できる力を背景に、最大手のプライベートエクイティ企業の旗艦ファンドでさえ太刀打ちできないほどの投資余力をもっていた。その額じつに500億ドル以上、レバレッジをかければ、さらに大きな額になる。

当初の孫正義には、通信戦略がすべてだった。彼は、スマートフォン革命の波の乗り、買収を連鎖的に行うことでグローバルな通信企業を立ち上げたいと考えていた。かつてボーダフォンなどが推し進めて失敗してきた戦略だ。例えば、携帯電話端末の調達など、規模の経済性は明らかだが、国ごとの規制制度や技術の違いにより、このグローバル通信企業というビジョンは非現実だった。ソフトバンクに入社し孫の後継者候補であったニケシュ・アローラは、逆に通信事業にはそれほど熱心ではなく、むしろデジタル世界で活用できるコンテンツのほうに関心があり、彼はグーグルの社員時代も、初期のネットフリックスを買収するように提案していたという。

孫正義を突き動かしているものとは何なのだろうか。メディアは、よくあるお決まりの話で納得しているようだった。彼が韓国からの移民の子として貧しい子ども時代を送ったことが並外れた原動力になっているのだと。確かに飢えは強力なモチベーションになる。それは一移民として私も理解していた。とはいえ、世間は逆境と大きな成功との因果関係をやたらと美化する。あのニーチェがいう「苦難が人を強くする」のお約束は、いつも守られるわけではない。ソフトバンクのウェブサイトには、会社の使命として「人々を幸せに」と掲げられていたこの理想主義こそが、孫正義という人物を理解するための鍵だろうか。そしてテック業界の大富豪にとって「幸せ」とは何を意味するのだろう。家族か、お金か、それともインターネット回線か。

初めての孫との面接のとき。「さてと、ニケシュから聞いていますが、あなたは頭のいい方だそうですね」。笑顔でそう言いながら、孫はダイニングテーブルの自分の向かいの席を私に勧めた。物腰は丁寧だったが、それは客観的に事実を述べているようでいて半分は問いかけでもあり、つまり私に力量を証明してみろと暗にほのめかしていた。「ニケシュはとてもやさしい人ですね」と、私も笑顔で答えた。なすべきことは決まった、与えられた時間は1時間。ランチを食べながら”天才”として広く認められた人物に、自分が「頭のいい男」であると証明する。お膳立てはニケシュが整えてくれた。今度は自分ががんばらなければならない。

孫は坂本龍馬に執着をしている、流浪のサムライであり、主君を持たない浪人。彼は19世紀に権勢をふるった徳川幕府に逆らい、封建制度に異を唱えて日本の近代化を強く求め、大胆な夢を抱いた理想主義者であり、ユーモアのセンスと実行力を兼ね備える。孫正義はその3つのすべてを体現していた。彼の目標は大胆で、時に突拍子もなく、そして共感ロボットペッパーに見られるように、しばしば理想主義の色を帯びていた。孫が行動の人であることは確か、徹底した現場重視の姿勢はテスラの工場で寝泊まりするイーロン・マスクとちょっと似ているが、最も世に知られていない孫の素質かもしれない。

孫が子供のころ、彼の両親は東京で喫茶店を営んでいた。客足が伸びないときに孫がコーヒーを無料で出してみるように父親に勧めて、お客は無料のコーヒーを求めて来店し比較的値の張るクロワッサンなども買ってくれたという。この戦略はクロスセルと共に客の定着化も促した。この戦略の目的は、市場を支配し、その結果としての価格決定力をもち、そこまで到達すれば、あとは利益のエンジンを全開にすればよく、孫正義にとってそれは、市場シェアの50%獲得に執着する事を意味した。その数字こそが価格決定者になれる脱出速度の閾値であり、ブリッツスケーリングという。これはアマゾン、フェイスブック、アリババなどのプラットフォームモデルには見事に機能する。

あるとき孫は氷のように硬い表情で、視線を部屋の坂本龍馬の肖像写真にじっと向けて「ニケシュ(アローナ)、君とふたりで話がしたい」と私の隣のニケシュに伝えた。その声は背筋と同じくらい硬く、彼は私たちにほとんど顔を向けなかった。それは要望というより命令だった。いつもはバカ丁寧なくらいの孫が、私を退室させることに謝罪もない。私はニケシュのオフィスに引き上げ、彼を待った。1時間後、彼が平然とした様子で笑みを浮かべて入ってきた「終わったよ」即日付で辞任したという。ニケシュは落ち着いて見えたが、私の眼はごまかせない。年俸5000万ドル以上も稼ぐ男がなぜ急に辞める決断をしたのか。「まあ、彼に言われたんだ、当分CEOを退くつもりはないってね。合意してた話と違うけど、それならそれで仕方ない。それと、彼はアームの案件をやりたがってて、とにかく張り切ってるんだ」孫はニケシュを後継者と公言していたし、自分が60歳を過ぎたら彼に権限を譲ることを内々に約束していた。孫は59歳とはいえ、私がこれまで見てきたのは、子供のようにピンポン台で跳ね回る彼の姿だったその姿は健康そのもので、ソフトバンクは彼の人生すべてだ。いっぽう、48歳のニケシュはまさにいま脂がのりきったところで、自分がトップだと証明したくてうずうずしていた。

  • user 内田
  • time 2026年8月29日
  • tag 本
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【本】レビュー『AIエージェント』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『AIエージェント』日本経済新聞出版 城田真琴

2026年時点で、これからのAIの流れを決めていくだろうと言われている「AIエージェント」。

2028年のある朝、枕横のiPadの画面には相棒からのブリーフィング(事前の説明)が静かに表示されます「おはようございます、〇〇さん。昨夜、あなたが就寝中に以下のタスクを処理をしておきました。」1.業界動向レポート2.夜中に届いていたメール対応3.本日の会議準備 〇〇さんは、淹れたてのコーヒーをひと口飲み、AIが要約した業界動向レポートに目を通します。そして、メールの返信ドラフト3案の案Aをタップして送信を許可し、会議資料については「ありがとう。構成案はそれでいこう。スライドのデザインをもう少しミニマルなものに変更しておいてくれ」と、声で”相棒”に指示を出しました。
これは、本書を手に取ったあなたが迎える、ほんの数年後の、ごくありふれた日常の姿に他なりません。AIが単なる道具から”頼れる相棒”となるのです。

ケーススタディ:管理部門の自動化-人事、経理の現場(P72~)
企業の活動が円滑に進むためには、顧客と直接向き合うフロントオフィスだけでなく、それを後方から支えるバックオフィス、すなわち管理部門の働きが不可欠です。しかし、人事や経理といった部門は、その業務の性質上、膨大な量の書類仕事やデータ入力、定型的な手続きに多くの時間を費やさざるを得ませんでした。会社の屋台骨を支える役割でありながら、「コストセンター」とも見なされ、効率化のプレッシャーに晒されています。「毎月の請求書処理や経費精算が、もっと楽にならないだろうか」などの声に応えるのが、管理部門で働く専門職AIです。彼らは、これまで人間が地道に行ってきた定型業務を肩代わりすることで、組織全体の生産性を根底から引き上げます。

ケーススタディ:ミスなく正確なデジタル会計士(P77~)
経理部門の仕事は請求書の処理、経費精算、入金確認、帳簿への記帳といった、1円の誤差も許されない正確性が求められる反面、極めて反復的で負荷の高い作業です。月末や期末に経理部門が深夜残業に追われるのは、多くの会社でおなじみの光景でした。ここで登場するのがAI経理エージェントで、①請求書受信と処理(メール監視・自動分類・納品書と照合)②進捗管理と調整(承認者へリマインド)③支払実行の自動化,会計仕訳に即反映(試算表作成へ) と自動化とAIエージェントは成長をしていきます。

ケーススタディ:中間管理職の仕事はこう変わる(P107~)
組織の結節点であり日々の業務運営の要である中間管理職。しかし、その現実は厳しいものです。部下の進捗管理、上司への報告、数えきれないほどの会議、そして山積みの事務処理に追われ、本来注力すべき「チームのパフォーマンス最大化」「部下の育成」に十分な時間を裂けていない。
従来の朝の業務(所要時間:90分)部下一人一人にあの件どうなってる?と確認。カレンダーとにらめっこしながら会議準備。散在する情報の収集と整理。
デジタルAI執事活用語(所要時間:15分)統合ダッシュボードで全体を一括把握。AI作成アジェンダをレビュー。重要な判断事項だけ集中。
すなわちAIエージェントが整理してくれた情報で、朝一番で最も重要な「判断」のみに集中できます。

AI株式会社:専門性を持ったAIエージェントたちが会社を経営していくもの
CEOエージェント⇒経営目標を理解し達成のための全体戦略を策定し、各担当役員AIにタスクを分解し指示を与え、全体進捗を監督します。外部環境で戦略修正する能力も持ちます。
CMOエージェント⇒市場のトレンド、競合動向等を24時間365日分析しターゲットを特定し、最も効果的なマーケティング広告を立案実行します。
CTOエージェント⇒製品・サービスを開発し、最適な技術を選定して、プロトタイプを構築します。またセキュリティの脆弱性スキャンや品質保証テストも自律的に行います。
CFOエージェント⇒割り当てられた予算を管理し、リアルタイムで収益性をシミュレーションします。コストが超過しそうになればCEOエージェントに警告を発し、最も投資対効果の高いリソース配分を提案します。

新たな専門職の誕生:自社のAIエージェントにどのような「人格」を設計させるかの専門職
どのようなデータを学習させるかを専門とする「AI人格デザイナー」が必要になります。AI人格デザイナーはプログラマーであると同時に、その企業の理念や歴史、企業文化を深く理解する、いわば「デジタルな文化の伝道師」です。設計したAI人格の質が、その企業の意思決定の質を左右する事になります。これらの新しい専門職は文系・理系の枠を超えた「越境性」を体現する人材であり、ハイブリッドカンパニーにおける価値創造の中核を担っていくことになるのです。

「人間性」こそが最強のスキル:AIエージェントには持ちえない人間ならではあの聖域
人間はAIという最強の論理エンジンに対して、人間性というコンパスを提示し、最終的な判断に「意味」と「魂」を吹き込む、不可欠な役割を担うのです。具体的には、「共感」「直感」「美意識」「倫理観」といった能力であり、AIエージェントが出した合理的な判断に対して「しかし、その決断は長年我々を支えてくれた取引先の心にどう響くだろうか?」と他社の痛みに共感する能力。データ上は五分五分の選択肢でも「現場経験や社会の空気感から、こちらの方が未来につながると感じ取れる」と、暗黙知に裏打ちされた直感を信じる力。

 

 

  • user 内田
  • time 2026年8月22日
  • tag 本
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【ご挨拶】BPO及びデジタル関係の会社を設立いたしました(㈱TAPデジタルバックオフィス)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南大通ビル新館の5階にグループ会社を設立しました。看板の表示は写真真ん中やや下です。

北海道産業のBPOを担う(将来的には様々な業種のBPOを担う)と同時にAIやDXを推進していきたいという想いも込めまして、「㈱TAPデジタルバックオフィス(略称DBO)」という社名として命名させていただきました。
※BPOとは:Business Process Outsourcing(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の略で、税理士法人の外部組織として製造を任せられる機能を持つ、プロセス改善会社の事です。リモートワーカーの方と共に今後、税理士法人各拠点の製造機能の一端を担っていっていただく予定です。

役員は内田勇介以外に、税理士法人側からITに強い4名も役員に入っていただきました。
また、近くのビルの税理士法人TAP札幌からは1名はDBOに半分以上注力してほしいと伝えておりますが、他にも若手の2名にもできる限りDBOの体制構築を手伝ってもらう形としております。
そして、新たにパートの方を含めてご入社いただきまして、2026年8月現在は非常勤の役員・従業員合わせて10名程の体制となっております。
これから組織図や全体的な体制も整備してまいります。

2026年8月現在は光回線がまだ通っておりませんので、Wi-fiをもとにクラウド会計(発展会計)を中心に進めて行っております。

経営理念は、下記のとおりです。
「TAPデジタルバックオフィスは、デジタルと人の力でバックオフィスを進化させ、地域産業の次世代化に挑みます。私たちは価値ある時間とやりがいを生み出し、地域とともに豊かな未来を創ります。」

法人名:㈱デジタルバックオフィス
所在地:〒060-0042札幌市中央区大通西10丁目4 -133 南大通ビル新館5階
代表取締役社長:近藤拓也

 

 

 

 

 

 

  • user 内田
  • time 2026年8月19日
  • tag ご挨拶
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