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レビュー『心を壊さない生き方』

  • user 内田
  • time 2024年8月3日
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心を壊さない生き方』 Testosterone  文嚮社

X(旧Twitterフォロワー)100万人超えのインフルエンサーTestosteroneさんと、精神科医-岡琢哉さんによるメンタルヘルスについての共著。
睡眠不足、栄養不足、運動不足、が世の中の三大害悪であり、超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書として刊行。

★予防-心と体を守る最強の生活習慣

・永遠に生きると思って食事を管理しろ
うつ病患者の中には肥満傾向または痩せすぎの人が多い。精神的な不調と生活の乱れ、体重の変動は同時に現れやすく適正体重を知り自分のライフスタイルを維持することが大切。食事の中では、フルーツや野菜を積極的に食べた方が幸福感が高まる。インドのデリーので行った調査では、朝食をとると栄養状態がよく、運動/活動量も多く、勉強時間が増え、うつ症状も少なかったそうだ。また、東北大学の研究調査では、緑茶を1日4杯以上飲むと1杯以下の人に比べてうつ病のリスクが半分程度に減るそうだ。

・メンタルがブレやすい人は睡眠時間を死ぬ気で確保しろ
日本人の睡眠時間は先進国の中でワースト1位の短さであり、仕事の生産性の低さ/自殺問題/医療費増問題など日本の社会問題が解決に向かう。寝だめではなく同じ時間に寝て同じ時間に起き7~9時間は寝るべき。朝に日光を浴びると約14時間後に睡眠を促すメラトニンが生成されるため、6時に起きて日光を浴び夜8時頃から眠くなっていく(夜は強い光を避ける)などは良い。またカフェインは睡眠を妨げ8時間程残るため午後はコーヒーなどを控えるべき。

運動はハッピーな人生の基盤になる
アメリカの研究調査では、運動を行っていない人より、行っている人たちの方が、精神状態が良い日の割合が40%多かった。できる範囲で運動を始め、最終的には週3回、30分ほどの運動習慣を身につけましょう。一方で、運動がストレスになったら本末転倒であるので、楽しむことを忘れずに。

発達障害の人の周囲にいる人が気を付けること
まず下記のような発達障害があってもなくても「自分が見ている世界」は「他人が見ている世界」とは異なることを皆が理解すること。そして、特に発達障害ある人の「自分の世界の構築方法」に独特のパターンがあるこを考慮してコミュニケーションをとる事。
発達障害は生まれ持った特徴/特性
ASD(自閉症スペクトラム障害):自閉症、アスペルガー症候群。対人関係に問題を抱えがち、コミュニケーションが多数の人と異なる、興味や行動の偏り(こだわり)。無表情のまま早口&大声で話し驚かれる。
ADHD(注意欠如・多動性障害):前頭葉の実行機能障害による不注意の問題、衝動制御の問題、多動衝動性の問題。仕事でケアレスミスが多く集中力が続かない。

・独りぼっちじゃないことを知る
一番大切なことは、自分は独りじゃないって気付くこと。自分がこの症状を体験する最初の一人じゃないし、最後の一人でもない。みんなが心の健康に対する知識を持って、健やかに、強く、しなやかに今後の人生を思いっきり楽しんで生きていることを心から願っている。

 

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