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レビュー『実学』稲盛和夫

jitsugaku

 

 

 

 

 

 

 

 

「実学」は慶応義塾の創始者福澤諭吉先生がいつも基本に置いていた精神です。

「福澤にとって実学とは、単に日常に役立つ学問ということではなく、人文・社会・自然科学を含めた実証科学(サイエンス)のことを意味します。」(塾長メッセージより)

私が会計について考える時、日本に初めて複式簿記を紹介した福澤先生と、この稲盛和夫さんの『実学』という本を思い浮かべます。

会計というのはたかが数字を扱うだけと思う方もいるかもしれませんが、経営に間違いなく役立ち、私からすれば人文・社会・自然科学も含めた非常に深い学問だと思います。

 

この稲盛和夫さんの『実学』は本当に素晴らしい本です。

会計というものがどうあるべきか、何をもって経営を進めていくべきか、本全体を通じて教えてくれます。

 

「会計は原理原則に則って物事の本質を追及して、人間として何が正しいかで判断する。」

「会計上、常識とされている考え方や慣行をすぐにあてはめるのでなく、改めて何が本質であるのかを問い、会計の原理原則に立ち戻って判断しなければならない。」

 

  • user admin
  • time 2015年3月28日
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レビュー『陽だまりの彼女』

hidamari

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽だまりの彼女』 東宝 2013年10月公開

何の気なしに借りた映画だったのですが、あまりにも良くて2回観てしまいました。

最近の日本のラブストーリー映画はレベルが高いですが、その中でも作品全体の雰囲気から、後半に向けてのストーリー展開には驚かされます。

原作は「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」と書店にも出され100万部を突破した越谷オサムさんの小説です。

上野樹里さんは演技が上手ですし、本当にほのぼのとした気持ちにさせてくれる演技をしますね。

この映画は江の島が舞台として出てくるのですが、改めて江の島という町の情緒を感じることが出来ます。

  • user admin
  • time 2015年3月22日
  • tag 趣味・雑感
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生計を一にする(せいけいをいつにする)とは?

seikei

 

 

 

 

 

 

 

 

税務における「生計を一にする」要件の可否判断』 清文社 藤本純也・草木隆行・三宅直樹

 

税金の世界ではよく「生計を一にする」ことが論点になってきます。

例えば、扶養控除、配偶者控除、寡婦控除、雑損控除、医療費控除、保険料控除、小規模企業共済、

専従者給与、譲渡所得の特例、小規模宅地特例などに係ってきます。

 

これだけ多くの論点に係ってくる「生計を一にする」ことについて、Q&A方式で書かれた本書を読んでみました。

どのような家族(配偶者・六親等内の血族・三親等内の姻族)を「生計を一にする」「生計を一にしない」と判断するのか?

 

20頁に書いてある実務的な判断基準が重要です。

①独立して生計を営んでいるか、生活費を負担しているか?

片方が他方の生活費を工面している場合「生計を一にしない」とは評価されにくくなります。

②家屋の居住状況はどうか?

自由に往来が可能で玄関や台所が共有である場合「生計を一にする」と評価されやすくなります。

③電気・ガス・水道のメーターの設置状況、電話の使用状況はどうか?

それぞれの居住スペースごとにメーターが設置され、電話もそれぞれ設置されていると「生計を一にしない」と評価されやすいです。

④住民票や国民健康保険上の世帯はどうなっているのか?

同一世帯内であれば「生計を一にしない」とは評価されにくくなります。

⑤不動産登記はどうなっているか?

同じ建物に住んでいても、区分所有で不動産登記も別個になっている場合は「生計を一にしない」と評価されやすいです。

⑥家賃等を支払っているか?

同居している者から家賃の支払いがあれば「生計を一にしない」と評価される要素の一つとなります。

  • user 内田
  • time 2015年3月14日
  • tag 税務・会計・経営
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野菜ジュース

 

日頃からけっこう野菜ジュースは飲むのですが、繁忙期はさらによく飲みます。

野菜ジュース

 

 

 

 

もちろん野菜不足の解消のために飲んでいるのですが、加熱殺菌されているので、ビタミンなど破壊

されていて野菜と同じ栄養価ではないですよね。

だから野菜ジュースはあくまで補助的なものとして、実際の野菜をしっかり食べることが大切ですよね。

 

今一番良く飲むのはこちら。

ジュースだけでは十分ではないのかもしれませんが、名前に引かれていつも買ってしまいます。

yasai

  • user 内田
  • time 2015年3月7日
  • tag 趣味・雑感
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永遠の0

 

『海賊とよばれた男』に引き続き、百田尚樹さんの代表作『永遠の0(えいえんのぜろ)』を読んでみました。

『永遠の0』は先日の第38回日本アカデミー賞でも多くの賞を受賞しておりましたね。

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『海賊と呼ばれた男』もそうでしたが、百田さんの作品は本当に戦時中を鮮やかに描き出します。

今回読んだのは漫画でしたが、それでも日常は考えることのない戦争時代の情景を思い浮かべられます。

 

この話の中では現代の若者である主人公が、軽い気持ちではじめたバイトで、様々な戦時中の話を聞いていきます。

戦時中が良かったとは絶対に言いませんが、戦時中の話を聞くとどれだけ現代が恵まれているかがわかります。

だからこそ戦時中のことをもっと知って、二度と同じ過ちを繰り返さないことと、自分たちがしっかりしないといけない

のだということを学びました。

  • user 内田
  • time 2015年2月28日
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ウディ・アレン『ブルージャスミン』

blue

 

 

 

 

 

ウディ・アレン脚本の『ブルー・ジャスミン』という映画を観ました。

天才・ウディアレンの作品はどれもドラマチックですが、この作品もまた衝撃的です。

 

裕福なマンハッタンの女性ジャスミンが貧しい生活へと落ちていく物語で、アメリカ合衆国では

2013年7月に限定公開され、アカデミー主演女優賞も獲りました

 

ウディ・アレンは既に79歳ですが、まだまだその脚本の力は衰えないですね。

アカデミー賞に史上最高の24回のノミネート。

今回の作品もそんな展開が待っていたのかというストーリーで自分では考えられない人生模様

が繰り広げられます。

 

  • user 内田
  • time 2015年2月21日
  • tag 趣味・雑感
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農協改革と公認会計士監査

 

2月10日の日本経済新聞の一面になっておりましたが、政府・自民党とJA全中が農協改革について

大筋合意したことが大きなニュースとなりました。

下記ピラミッドの⑤のとおり、地域農協は公認会計士による外部監査に移行する方向性とのことです。

JA全中から移り出る公認会計士を含めた監査法人も出来るようですので、そちらへの移行が増える

ように思います。

写真 (8)

 

 

 

 

 

 

一番の目的は強い農業を作り出し農家さんの所得を増やすこと。

ですが、JA全中の監査・指導権をなくし、農協監査を公認会計士による外部監査に移行するだけでは

それは実現しないように思います。

地域農協が自立性を持って農家の利益になるビジネスを展開するために、中央集権的な組織の一部では

なくなり、透明性・健全性を向上させるために外部監査を入れることがその一つのきっかけになるに過ぎません。

 

私は農業経営上級アドバイザー資格も取り、ある程度公認会計士の中では農業会計や農協監査の経験

もある方ですが全ての会計士が農業や農協さんについて分かるかは何とも言えません。

今後の公認会計士業界にとっても大切な話なので注意して見守っていこうと思います。

  • user 内田
  • time 2015年2月14日
  • tag 税務・会計・経営
  • comment 0