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レビュー『強いチームのつくり方』
『強いチームのつくり方』前田恭孝/伊藤建之 総合法令出版
こちらの書籍原作者の方にすすめられて読んでみました。
社内でカイゼン活動を行う際に、
小集団で改善活動を行うことが継続的な改善につながり、それが仕組み化していくことができるという内容です。
「現場力」とはなにか、その源泉は人と人との関係にあり、個々人が持っている意欲に集団単位で働きかける。
従来の企業は、組織文化・経営ビジョンの見える化・目標管理・コーチング・メンタリングなどを行ってきた。
しかし、それでは組織が個人に力をチャージする視点に欠け、人間としてのマネジメントとしても良くない。
人は「人と人」との関係の中で気づき、成長し、それにより満足を感じる。
それがやる気や組織への貢献意欲を高め、次の成長へとつながっていく。
「関係性アプローチ」を使うことにより、敵は味方、孤独は仲間に変わり、職場での関心が自分さえから
皆のために移っていきます。
- 内田
- 2019年6月28日
- 本
- 0
レビュー『コロンブス2019年6月号』
『コロンブス2019年6月号』 東方通信社
最近、よく聞かれる民泊ビジネスを特集していましたので読んでみました。
・日本最大の民泊サイト「MINPAKU Biz」によれば、民泊という言葉に法律的定義は無く「自宅又はマンション等を他人に有償で貸し出すこと」を一般的に言う。
・2015年から広がった民泊の背景には「インバウンド急増」「増える空き家の活用」「シェアリングエコノミー推進」などがある。
・当初は器物破損等トラブル続出により、政府は法整備へ向けて旅館業法-簡易宿所営業の許認可基準を緩め、特区民泊の滞在日数を引き下げ、新しく民泊新法が2018年6月に施行。
・民泊新法では旅館業法の許可や特区民泊の認定を受けずとも、インターネットによる電子申請だけで民泊の営業を行うことができるようになった。(年間提供日数180日以内)
・民泊届け出数は3分の1が東京で、インバウンドに人気の沖縄や北海道以外は非常に少ない。(インバウンドが7割。2019年4月時点東京5,425件大阪2,442件北海道2,269件沖縄912件)
・民泊事業者に求められるのは規制を守ることと共に、人手不足や効率運用が過大となり、行政やオンライン旅行会社との連携も求められる。
- 内田
- 2019年6月21日
- 本
- 0
レビュー『やる気を起こせ!』
『やる気を起こせ!』ジョージ・シン 三笠書房
お客様におすすめされて本をお借りして読ませていただきました。
若くして一代で巨富を築いた成功者による、体験的かつ具体的な自己実現法、
自信と行動、そして成功を与えてくれる一冊です。
・自分を成功者へ導くコツは動機付けであり、ツキも能力もやる気(信じること)のある人にだけまわってくる。
・疲れた体と頭をリフレッシュするため、仕事のつらさをすっかり忘れエネルギーを補給するために、
一週間に数回は運動できるように計画を立てよう。
・感謝と礼儀を混同しない、心のこもらないありがとうを繰り返すと友情にヒビが入るので、
正直な気持ちで接し他人を自分の方向へ引き寄せることができる。
・愛は力でもあり行動でもある、愛は人の心に愛を生み出すがゆえにあらゆる扉を開き、
誰かを愛していたらその人にそのように話すこと。
・人間はたたかれなければ本物にはなれず、何に失敗したかではなく失敗から何を
引き出せるかが大切、教訓を得たら忘れ去り良い方向へ目を向ける。
- 内田
- 2019年6月14日
- 本
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レビュー『法則』
『法 則』船井幸雄 サンマーク出版
日本で初めて経営コンサルティング会社を上場させた船井幸雄さんの遺作的著書です。
・長所進展法
よいところ、得意なこと、上手にできることを伸ばしていくこと。
長所を伸ばしていけば(意欲が高まりツキを呼び込み)短所は自然と消えていく。
・マクロ発想
すべてのものは、単純化、公開化、万能統一化、長所進展化、共生互助化、自由化、公平化の方向に発展する。
山奥の水が海にいずれ注ぐように、全体を俯瞰する視点から見ると途中でどんな障害があれ、良い方向へ成長している。
・生き方
よく勉強をして頭を良くし、心の質を高め、よく働き、世のため人のために尽くし、楽しく、健康的に、長生きすること。
企業はトップ一人の器量で決まる、①素直(自分の知らないことを否定しない謙虚な態度)②プラス発想(過去オール善、他者オール肯定)
③勉強好き(とことん勉強で不安を希望に変える)の三要素を持った経営者が成功する。
・効率的な仕事
ムリ(仕事内容が人件費等能力を上回る)、ムダ(利益を生まない作業)、ムラ(処理能力と生産量にバラツキ)という不自然な状況が無いよう仕事を進める。
即時処理(いまできること、すべきことは決して後回しにせず、すぐにその場でやる)を心がける。
・圧縮付加法
ある人が売上があがらず仕事が進まず自信を失っているようなときは、スペースと時間だけ圧縮して人・物・金は減らさない。
一日でやっていた仕事を半日で一時間で行っていた仕事を三十分で行うように圧縮して行うようにさせる。
- 内田
- 2019年5月17日
- 本
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レビュー『バナナを逆からむいてみたら』
仕事をしていても、プライベートのことでも、人生の視点を変えることは、悩みを解決するためにも大切です。
・苦難は後におけるあなたの人生を豊かで実りあるものにしてくれる(P20)
危機に直面した時、まずは状況をありのまま受け入れましょう。そのあと自然と賢く思いやりのある人になれます。
・どんなに愛するものもいつか手放す時が来る(P76)
たとえ自分の家族や部下でも人が人を所有することはできない。人を愛することはいつの日かその人を手放すということ。
・完全無欠な人間はいない(P146)
欠点があってもよい、それが当たり前で美しい。
・うそをついてもいい時(P166)
人の命がかかっている時、希望の光が必要な時。でもそれは数十年に一回である。
- 内田
- 2019年4月13日
- 本
- 0
レビュー『本社は田舎に限る』
『本社は田舎に限る』吉田基晴 講談社
人口7,000人の本別町や農業が盛んで自然の多い帯広市に拠点を持つ当事務所にとって、
とても興味惹かれる題名で読んでみました。
著者の吉田社長さんは東京でIT会社を経営していましたが、生まれ故郷でもある
人口6,700人程(2019年3月時点)の徳島県美波町に本社を移しました。
その結果、起こったことは
・豊かな自然を生かせば様々な趣味を楽しみながら仕事ができるようになり、町外からの雇用が増え採用問題が解決した。
・地域における役割(行事、飲み会、行政委員等)が増え都会では得られなかった満足感や生きてる実感が得られた。
・田舎の少子高齢化、買い物難民、後継者不足、限界集落、学校消滅、という問題解決をすること自体がビジネスチャンスとなった。
・田舎はそこにいるだけで感謝してくれる場所だと気づいた。
などなど、昔と変わってきた時代背景を生かし、田舎で良い形を作れた事例が色々と書かれております。
日本の高度経済成長期は製造業が主で、生産設備(工場)の場所に合わせて生活の場所を決めるのが当たり前でしたが、
今は時代が変わり「生活の場所に合わせて働く場所を決める」ことが常識となりました。
会社の持つ物理的制約や時間的制約をどんどん取り去り、社員が好きな時に好きな場所で働ける、そんなことができないと
これからは人を雇えなくなるかもしれません。
- 内田
- 2019年4月6日
- 本
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レビュー『amazon 世界最先端の戦略がわかる』
『amazon 世界最先端の戦略がわかる』成毛 眞 ダイヤモンド社
この一社を知ることは、最新のビジネス感覚を身につけることと同じ。
経営の中では少なからず「戦略」は必要なものです。
amazonは最近よく聞かれるGAFA(google amazon facebook apple)というアメリカIT企業の一つ
この企業は「ネットとリアルの境界」を無くした最初の存在として未来に残り続けるでしょう。
AI、自動運転、顔認証などamazonの投資先を知ればこの世界がわかるといっていい、
amazonの越境EC(インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引electronic commerce)という最強ITが、
在庫管理、物流業者、金融機関とのシステム相互接続、自動倉庫や膨大な人事管理を実現し、
これが他が追随できない強みを作っています。
私もamazonのプライム会員ですが、過剰なほどの特典を受けられるからこそ会員数は国家スケールとなっています。
2001年にamazon創業者ジェフ・ペゾスはコストコ創業者のジム・シネガルに面談し、会員制サービスのノウハウに
ついて教えを受けたそうです。
すなわち、会員特典から自社へのロイヤリティ(忠誠心)が高い顧客を獲得することを学んだわけです。
AWS(Amazon Web Services)というサービスはamazonの中でも圧倒的な利益を生んでおります。
それはamazonによるクラウドコンピューティングサービスでクラウドのデパート、安くてすぐに使えるサービスの宝庫。
各プラットフォームの先駆けとなりテクノロジーを組み合わせて、新しいサービスを生み出していくことにamazonの強みがあるのです。
- 内田
- 2019年3月16日
- 本
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