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レビュー『レバレッジ・シンキング』
『レバレッジ・シンキング』本田直之 東洋経済新報社
・一生懸命働いても成果が上がらない場合があるが、一方で余裕を持ちながら成果と収入をあげる人もいる。
・この違いは考え方にあり、4つの自己資産を構築し、レバレッジ(てこの原理)を働かせることによる。
・「①労力資産」について、マニュアル化、無意識化、キーサクセスファクターを見極めることで少ない労力で大きな成果を上げられる。定期的に運動することも労力資産を増やす。
・「②時間資産」について、ゴールとデッドラインを決め俯瞰的に見ると大事なことがすぐ終わる。また、すぐに行動せず時間割に手間暇かけると雑念が入らず力を発揮できる。そして、睡眠時間は4時間半、6時間、7時間半の90分の倍数にこだわる。
・「③知識資産」について、カーナビのように人生ビジネスでも近道である前例を学ぶための事前調査(レバレッジリーディング等)を行い、自分なりの応用を加え一から百を生む。
・「④人脈資産」について、会いたい相手(マインドが高い、成長株)がどういう人かとニーズとを事前勉強したうえで、コントリビューション(貢献)し、何倍もの成果を出す。
- 内田
- 2019年3月2日
- 本
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レビュー『小山昇の失敗は蜜の味~デキる社長の失敗術』
『小山昇の失敗は蜜の味~デキる社長の失敗術』小山昇 日経BP
・経営者として失敗してよい仕組みを作る
「社員に対し、クレームの発生の責任は一切追求しない。発生の責任は社長にある。
クレームは本来、社長が全て受けるべきであるが、社長では受けきれないので、
社員が代わって対処している」と社員に明言する。
現場の社員がどれほど大きなクレームを受けても、その人を採用し、その業務に配置
したのは会社の責任で合って、社長個人の責任ではない。
・情報は上から下に取りに行くもの
よく部下に「何かあったら言ってこい」という上司がいるが、私はこれを許さない。
上司が現場にしつこく情報を求めて初めて、情報が入る体制ができる。
大切なことは賞と罰の基準が明確でルールが明文化されていること。上司が恣意的に処遇を決めてはならない。
・敗者復活の仕組み
失敗した社員には罰を与える。失敗を心に刻んで成長の糧にしてもらうためである。
ただそれだけでは更迭された社員はやる気を失うだけなので、敗者復活の仕組みを作る。
・社員に向けて
ビジネスで重要なのは一発で100点を出すことではない。何度0点をとってもいいので、
制限時間内に合格点に達することである。
決断に求められるのはスピード、正しさではない。
どんなに悩みを解決しても新しい悩みが生まれる。失敗や悩みとは一生の友達である。
- 内田
- 2019年2月9日
- 本
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レビュー『グズほどなぜか忙しい』
『グズほどなぜか忙しい!』 杉山 崇 GOMA BOOKS
・グズは性格ではなく癖であり、グズであることで何を損しているか気づいていないことが多い。
チェックリスト「早めに準備をはじめたのに外出はなぜかギリギリであわてることが多い。」
「重要かもしれない仕事、郵便物の確認を2日以上しなかったことがある。」
「未整理の書類や雑誌が重なって山になることがある。」
「初めての出先への経路や所要時間の詳細は、出かけてから確認する。」
・グズ脱出のための脳や意識での5つのポイントは、
①脳の前頭前野(合理的コントロール)にある先延ばし機能を使う時に、つい楽な方へいく快楽原則に従わない。
②快楽原則に流されそうになったら自分の未来を意識しよう。
③計画をするときは、作業ごとの所要時間、疲労度、気分を考慮して。
④大変な時こそ脳の支配権を扁桃体(原始的動物的)に渡さないで、前頭前野でフォローする。
⑤ゆがんだ解釈をすると破滅に導くので他の解釈を考えてみる。
・グズの究極の原因「自覚」を身に着けるためにUFOを使う。
U:Uncomplaing 自分のグズを人のせいにしない
F:Forcusing グズで損していることに注目する
O:Otherviewpoint 「グズな自分」と「グズから抜けたした自分」をまわりがどう見るか考える
- 内田
- 2019年1月19日
- 本
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会計税務実務で使いやすい書籍
私自身のお話で恐縮ですが、15年ほど前に公認会計士試験に合格して監査法人に入ったとき、
多少の勉強はしたけれども当然に会計税務実務は知らない状況で二冊の本を繰り返し読みました。
1つ目は会計の本で『会計処理ガイドブック(清陽監査法人)』です。
監査法人にて先輩におすすめされて購入して、それ以来何かわからない勘定科目があるたびに繰り返し読み込みました。
監査法人さんが書かれている本ですので、大きな会社にも対応でき簿記の勉強にも役立つ内容だと思います。
2つ目は税務の本で『税務インデックス(税務研究会)』という本で、1cmくらい薄さの中に
ほぼすべての税務情報が入っている点が魅力です。
顧問先のお客様の所にご訪問中に税務で分からないことがあっても、携帯して開ければ強みです。
会計事務所の仕事というのは会計だけ知っている、税務だけ知っている、のどちらかでは通用しませんので、
上のような会計の本、税務の本、それぞれにこれだという本を見つけて繰り返し読んでいくのが大切な気がします。
- 内田
- 2018年11月4日
- 本
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レビュー『ルポ 地域再生』
『ルポ 地域再生 なぜヨーロッパのまちは元気なのか?』 志子田徹 イースト新書
北海道新聞の記者–志子田徹さんの講演を聴き、同時に著作も読ませて頂きました。
志子田さんがイギリスに特派員として三年間いた時にヨーロッパ各地を取材した時の内容で、地方が疲弊する日本に活かせる内容と感じました。
ヨーロッパでは地方のちいさな町でも満足しながら暮らしているそうで、町自体が元気に見えたそうです。
特に印象に残ったのは、イタリアの地方の例。
トスカーナ地方はもともと過疎化に悩んでいたそうです。
そこから住んでいる「ひと」が農家民泊や名産ワインの品質向上に力を注ぎ、今では世界中の人を惹きつける観光地になりました。
イタリアラッジョーロという町の例も印象的です。故郷を何としても守りたかった税理士さんが空き家を六軒買い、外の人に田舎暮らしを経験してもらい、集落が明るくなり移住者や観光客も増えたそうです。
北海道も十勝も真似られるところがあると思える内容でした。
- 内田
- 2018年10月6日
- 本
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レビュー『仕事が速い人になるコツ』
『仕事が速い人になるコツ―残業もミスもなくなる!』 Gakken 仕事の教科書編集部
コンビニで置いてあったので読んでみました。
・心のブレーキをはずせば先延ばししなくなる(古川武士氏)
先延ばし、すなわちめんどうくさい、つらい、自信がないなど心理的な背景は様々
だが、いずれにせよ、着手が遅れれば、仕上がりも遅くなる。
ブレーキをはずすためには、心理的な負荷を下げる必要があります。
・仕事を滞らせる思考と行動パターンを捨てる(俣野成敏氏)
苦手な作業にこだわらず可能な限り外注して時間短縮する。
無難な目標を設定せず自分が成長するための目標を意識する
・デスクを整理して作業効率アップ(小松易氏)
デスクが汚いと、頭の中で優先順位が見極められず思考が乱れ忙しく余裕がなくなる。
片付けマスターになるためには①外に出し(1か所に集め見渡す)②分けて(モノの要と
不要を判別する)③減らし(捨てるかほしい人に渡し)④しまう(必要なものをしまう)
・時間予算で自分がやる時間は全体の30%と考える(佐々木常夫氏)
早寝早起き朝ごはんで午前中で1日の仕事の半分をこなす。
現場主義で完璧を目指さず仕事はその場で片づける。
自分から定期的に報告する習慣をつけて上司やお客様から追いかけられない。
・相手に信頼されるためのスキルが上がる話し方の極意(小宮一慶氏)
初級:メモをとりながら積極的に聞いて心理バリアを下げる
中級:相手が興味のある話をする
上級:相手が知らない情報を提供する
- 内田
- 2018年7月7日
- 本
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レビュー『問題解決の授業』
『問題解決の授業』渡辺陽介 ダイヤモンド社
自分のことだってそうですし、お客様のためにも問題解決が得意になれればよいですよね。
いちばん売れている問題解決の本という事で読んでみました。
・問題解決とは「現状を正確に理解して」「問題の原因を見極め」「効果的な打ち手まで考え抜き」「実行する」こと。
たとえば数学の成績が下がってきたとします。
この場合も「勉強時間を長くしよう」「部活をやめなきゃ」など思いつきで動くのではなく、「なぜ解けないのか」
という所を徹底的に分析します。
・問題解決をするときは「分解の木」が役立ちます。
原因や打ち手のためのアイデアを幅広く洗い出して、どんな問題でもひとつひとつ分解していけば、最終的には意外な
アイデアも浮かぶようになるのです。
・いったん冷静になって「問題のもと」が何なのかを考えてみましょう。
問題の本質がつかめれば必ず壁を打ち破る方法も考えだせるはずです。
そもそもなぜなのか、原因の仮説を考えてみて、情報を集めてみて、分析して最適の打ち手を決定します。
・「はい、いいえの木」「課題分析シート」
原因、打ち手を考えるときに「はい、いいえの木」を使って質問形式で明確にしていくことが効果的です。
目的を決めてから問題解決に取り組むことが大切で、「課題分析シート」により問題解決の確立が上がります。
・意思決定に役立つ「よい点、悪い点リスト」「評価軸×評価リスト」
この2つのリストによって思いつきでなく、質の高い意思決定ができるようになります。
実際に紙にして忘れそうなことを覚えておくことができ、冷静な目で比較ができます。
あとは実行するだけという段階までいてもその実行が大切。
問題解決能力を身に付ければ、より主体的に生きることができます。多面的に物事を見る力、本質を見極める力、
打ち手を具体的な行動に落とし込む力を鍛えることができるからです。
- 内田
- 2018年2月10日
- 本
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