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レビュー『1440分の使い方』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1440分の使い方』 ケビン・クルーズ PanRolling社

筆者は以前、仕事が忙しすぎて、物思いにふけってしまい、走るパトカーを車で130kmで抜いて捕まったり、ガソリンスタンドでノズルを抜かずに走って大変なことになるような毎日だったが今は変わった。

それは成功をしている友人たちに時間管理法を訪ねるようになってからだった。
さらに、大成功をした数百もの人々を取材したところ、判明したことがある。
大成功した人々はToDoリストによる優先順位の管理をせず、時間は気にせず、価値や優先順位、継続的な習慣を重視することだった。

めったに先延ばしをしない人の方が、高い生産性、幸福度、気力を持つことができる。
そのために、強く意識する「これをやったら、どんないい思いをするだろうか?」「これをやらなかったら、どんな嫌な思いをするだろうか?」と。
そして、理想の自分を想像し、なりきることだ。自分に語り掛けると、価値観が刻まれる。ただなりたい人間になりきるだけでいい。

すべてやろうとしたら切りがない。やるべきことは常にいくらでも、どんな分野にも存在する。
そういうわけで、適当なところで切り上げる習慣を身につけなければならない。
誰しもすべてをやることはできない。いつだって、やろうと思えばやれることはいくらでもあるからだ。
この事実を受け入れられたら、どれだけ心が軽くなることか。

メールなどの処理は3210方式を取り入れよう。すなわち一日3回(朝・昼・晩)だけにし、携帯電話などのタイマーを21分にセットして、その時間内に受信箱のメールを0にする。
そしてメールを開くたび即座に、今やる(Do)、人に任せる(Delegete)、後でやる(Defer)、削除する(Delete)のいずれかの行動を取ろう。「後でやる」はすぐスケジュールに入れる(ToDoリストに入れるのではない)ことと同義だ。

 

  • user 内田
  • time 2021年3月26日
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レビュー『小さいことにくよくよするな!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さいことにくよくよするな!』リチャード・カールソン サンマーク文庫

日本では2000年に発売されて170万部、アメリカでは500万部販売された、心理学者カールソンさんによる名著です。
発売された当初に何度も読んだ本を、今でもたまに読み返すことがあります。

小さいことにくよくよするな
私たちは少し頭を冷やせばなんとなく解決することに、つい大騒ぎしがちだ。
ちょっとした問題や細かい心配ごとにいちいち過剰反応してしまう。
小さいことにくよくよすることに生命力を使い果たし、人生の楽しみに気づかない人がどんなに多いことか。
そのコツさえ身につければ、人にもっとやさしくすると同時に、寛容になれるエネルギーが倍増するだろう。

死んでもやるべきことはなくならない
やるべきことのリストは、ここ当分のあいだだけあるものだと私たちは自分に言い聞かせる。
だが、現実はちがう。リストの項目を一つやっつけるたびに新しい項目が出てくる。
人生の目的は、すべてをやりとげることではなく、その一歩ずつの過程を楽しみながら、愛情のある暮らしを送ることにある。
あなたが死んでもやりかけの仕事は残ることを忘れないように。もう一つ言わせてもらえば、それはだれかがやってくれるのだ。

一年たてばすべて過去
自分がいまかかえている問題が、いまではなく一年後に起きるのを想像する、問題は何であれ一年たてば気にならなくなるはずだ。
人生のその他もろもろの出来事の一つにすぎなくなる。
この簡単なゲームですべての悩みが解決するとはいわないが、客観的な見方が養えることはたしかだ。
私も以前あんなに真剣に悩んでいたことが笑い飛ばせるようになった。

百年後はすべて新しい人々
時の流れのなかで百年というのはそれほど長い時間ではない。
しかし、確実なことが一つある。いまから百年後、私たちはこの地球にはいないということだ。
それを念頭においておけば、人生の危機やストレスにみまわれたときも客観的な視野にたてる。
タイヤがパンクした、鍵をなくして家から締め出されたとしても、百年たったらどんな意味があるのか。
いまから百年後を視野に入れると、こういったことにたいする見方が変わってくる。

  • user 内田
  • time 2021年3月12日
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レビュー『まんがでわかる 7つの習慣④』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まんがでわかる 7つの習慣④』スティーブン・R・コヴィー 宝島社

20年ほど前に書籍で繰り返し読んだ7つの習慣。
まんがでわかるシリーズが売っていたため買って読んでみました。
その中でもなぜシリーズ「④」を買ったのか、それは7つの習慣の中でも最も好きな「第6の習慣:シナジー効果を作り出す」「第7の習慣:刃を研ぐ」が入っていたからです。

〇第6の習慣:シナジーを創り出す
・わかり合う難しさの中にこそ成長と創造の機会がある
多くの人は意見の食い違いがあると相手を自分に従えようとしたり、議論を避けるために早々と逃げてしまう。
意見を言い合える信頼口座の残高、双方の嬉しい道としてWin-Winを考える姿勢、先に相手を理解しようとする努力、これらが相まって一緒に考えて答え(第3案)を出すことができる。

・自分の中にシナジーを起こし、波紋の中心となる
みんなが違うからこそ楽しい、その新しい見方を自分も試みて(その人の力も借りて)、内面にシナジーを生み出す。
違いを間違いとしないで尊重し、複数の見方や立場を理解して「もっちいい道を探していきませんか?」と場を和ませ、変化をリードできる。
相互のかかわりで新しい力が常に誕生し続けていく。

〇第7の習慣:刃と研ぐ
・人としての器を広げ、よい行動の効果を高める
第1~6の習慣の効果を高めるために、自分という人格の幹をじっくり太くしていく必要がある。
肉体:1日おきに30分~1時間運動をし、身体によいものを食べ、休養を十分にとる。
知性:自分のパラダイムに固執せず優れた書籍を読み書くことで思考の明瞭性、正確さを向上させる。
感情:自分自身と周囲との関係に栄養を与え、お互いによい感情を築き上げることができる。
精神:人生のバイブルを日常的に読み返し、自然や音楽等に触れ、忙しい日ほどリセットのための時間をとる。
※これらのどれもが、応急処置では向上できず、毎日少しずつ実践するしかない。

・人間関係に貢献して自己の価値への自信を高める
成長した自分の力を人のために使う(奉仕)」という意識を持ち、鍛えた自分にも尊敬や感謝が集まる。
人に褒めてもらう事でなく、他の人の人生が豊かになるように奉仕することが大切。
そのためにも知性ではなく、感情で相手を受け入れる。

  • user 内田
  • time 2021年2月26日
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レビュー『世界最高の話し方』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界最高の話し方』 岡本純子 東洋経済

日本の国内では世界水準の「話し方のノウハウ」は普及していない。
本書は、ポストコロナのリモート時代をたくましく生きて抜くための「最強のサバイバルスキル」となります。

①話がうまい人の「もっと話したい!」と思わせる雑談・会話のルール
・海外のエグゼクティブと話すと会話の入り方がじつに巧みで、満面の笑みを浮かべ自然に家族のことなどプライベートの話で距離感を縮め、ラポール(お互いの心が通い合う)状態を作り出します。
・4つの質問「導入質問」「聞き返し質問」「フォローアップ質問」「ギアチェンジ質問」を使いこなし、「質問→聞く→質問→聞く→時々自分の話をする」というサイクルを回すと雑談マスター。

②やる気をかきたてるほめ方・叱り方のルール
・「ミカンほかん」(とめる、共カンめる、かん謝)の法則で相手をいい気分にさせる。
・ほめるときは「す・ぐ・き」(ぐほめる、体的にほめる、持ちを込めてほめる)が基本中の基本であり、「ほめる6:叱る1」が科学的に証明された世界の黄金比率。
・叱るときは4つの要素を盛り込み「1.叱るべき事実」「2.なぜそれがダメなのかの理由」「3.それについて自分はどう思うかという主観」「4.解決策を相手に提示させる」、一方的に考えを押し付ける説教・決めつけはやってはいけない。

③頭がいい人のシンプルクリアな説明のルール
・5つの方法(意外な例え、数字、ベネフィット、力のある言葉、?→!)で一言で心をときめかせる13字以外の一言にまとめる。
・「13文字」+「なぜなら」or「ポイントは3つあります」or「お悩み解消」を組み合わせれば説明の達人になれる。

④「ついていきたい」と思わせる人の共感される話し方のルール
・ロジカルに説明するスキルだけでは人の心は動かず、「いかに人々の心に寄り添い、動かす」ことができるかが大切。
「そう・だ・わ」(うだね、いじょうぶor大変だねorかるよ)を口癖にし、Before・After・教訓を入れた30秒で語れるストーリーを作る。

⑤できる人の超「エモロジカル」な人の説得のルール
・時間や場所、人など何でも絞り込むほど、映像が浮かびやすく説得力が増す。
・魔法の言葉(ex,ポイントは。これだけは聞いてくだ。)を使い、その後に間(ま)を入れると緊張感が生まれ関心を持たれる。

⑥聴衆を魅了する超一流のプレゼンのルール
・トヨタ-豊田章男社長の「人前でいいカッコしたいを捨てりゃラクだよ」というアドバイスの通り、「カッコつけるのをやめる」「バカになる」ことこそが、プレゼン上達の第一歩。
・声は大きさよりもメリハリスピード変化、キーワードはゆっくり)、そして低音(重厚感とオーラ)を磨くことが大切。
・プレゼンの冒頭は5パターン(ユーモア、サプライズ、ストーリー、質問、告白)で心をつかむ。
・アイコンタクトは観客一人ひとりと目線で会話をするキャッチボール型が正解で、プレゼン時間の7割以上をアイコンタクトに費やすべき。

⑦カリスマリーダーの魅せ方のルール
・リーダーシップを一気に高めたいと思うなら「と思います」「と考えています」の2つの言葉を減らす。
・これまであった印象深い2人-孫社長、永守会長、前澤友作さんは、気(エネルギー、情熱)を持っており、感情と熱気で魅せる。

※チャーチルの言葉
誠実でなければ人を動かすことはできない。
人を感動させるには、自分が心の底から感動しなければならない。
自分が涙を流さなければ、人の涙を誘うことはできない。
自分が信じなければ、人を信じさせることはできない。

  • user 内田
  • time 2021年1月30日
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レビュー『世界に一軒だけのパン屋』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界に一軒だけのパン屋』 野地秩嘉 小学館

帯広のパン屋さん「満寿屋」さんの、業界でも不可能と言われた国産小麦100%使用を実現したストーリーです。

満寿屋さんのパンはすべてを地元の原料だけで作ることが出来る。
小麦、水、牛乳、バター、野菜、砂糖、酵母、特に砂糖と酵母まで地元産の材料にこだわり、三代もかけてそのパン作りを実現させ、売上10億円にまで成長させた店は世界中でここだけだろう。

満寿屋さんが長年、目標としてきた国産小麦の100%使用をアシストしたのは、新しい品種の登場だった。
新品種はそれぞれ2000年代になってから登録され、北海道各地で栽培されるようになり、どれも従来のハルユタカほど手が掛からず収量が期待できるものであった。
2001年:「春よ恋」春まき小麦(パン用)発酵させると膨らみやすく品質が安定している。
2003年:「キタノカオリ」秋まき小麦(パン用、中華麺用)香りが良く、やや甘みがある。
2006年:「きたほなみ」秋まき小麦(うどん用、菓子用)
2008年:「はるきらり」春まき小麦(パン用)病気に強く、収量が安定している。
2010年:「ゆめちから」秋まき小麦(パン用、中華麺用)ブレンドしてパンやパスタに使える、超強力粉。

満寿屋さんの2010年時点の目標。
2020年創業70周年。首都圏5店舗。十勝パン完成。新工場稼働。本部移転。
2025年パン学校設立。
A ますやパンが全国的なベーカリーになる(1店舗で年商5億円。1日平均140万円)
B 十勝でパン学校や小麦を通じた教育が盛んになる(十勝のパン職人が全国コンテストで優勝)
C 十勝産パン用小麦のブランド力が高まる(十勝産パン用小麦生産量5万トン。)
D 十勝パンが完成し、十勝パンブームが来る(十勝のパン売上が一人当たり1日50円となる)

国産小麦の100%使用という目標を掲げた二代目であるお父様が亡くなり、その後にお母様が引継ぎ、現在の社長が承継するまで、本当に様々な苦労と努力があったのだと、読んでいて深く強くさせていただきました。

 

  • user 内田
  • time 2021年1月16日
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レビュー『リーダーのためのフィードバックスキル』

 

 

 

 

 

 

 

リーダーのためのフィードバックスキル』 服部周作

フィードバックの目的は確実に相手の行動に変化が現れることであるため、言葉をよくよく選び、そして濁さず薄めず明確に、解釈の余地を与えない具体的なメッセージでなくてはならない。

フィードバックというのは、継続的に行うこと、辻褄が合うように徹底させること、断片的に捉えたと思われないこと、非常に慎重に行うこと、最終的には相手に腹落ちしなかったら恨まれても仕方がないと理解すること。

フィードバックの質を高めるには、観察力、客観性、アクティブリスニング力、思いやり、相手が腹落ちするコミュニケーションスキル、一貫性、継続性、誠意、信頼、影響力、自律性などが必要。

ピープル軸で考えない人(ロジックとコンテンツ重視だけ)のフィードバックに失敗するため、偏見なく相手の立場に共感するピープルファーストで心を通わせることが必要になる。
そして限られた時間内に、相手に全身全霊を込めて接する必要がある。

チェックポイント
丁寧か(具体的か、測定可能か、達成可能か、関連性があるか、タイムリーか)
限界点を意識したほどよい目標か
手遅れではないか

 

  • user 内田
  • time 2020年12月11日
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レビュー『問題解決で面白いほど仕事がはかどる本』

 

 

 

 

 

 

 

『問題解決で面白いほど仕事がはかどる本』 あさ出版 横田尚哉

・問題を解決できない人(A)とできる人(B)の違い
ゴールについて⇒(A)正しい解を重視、(B)優れた解を重視
行動について⇒(A)調べて調べて調べる(B)考えて考えて考える
解決策⇒(A)消去法で追い込む(B)強化法で育て上げる
意識⇒(A)受け身で、客観的(B)自発的で、主観的

・今の状態を知るための「分析」
分析とは、モノやコトを細かく分け、要素や本質を明らかに解析して整理すること。
分解すると、対象の構図が見えてくるため、どこが改善点なのかを特定することが出来る。
モノを対象とすると要素構成図ができあがり、コトを対象とすると作業構成図ができる。

・問題解決のための「方法」
知識的技術を知る⇒経験型発想法(チェックリスト法)、分析型発想法(KJ法)、類比型発想法(NM法)
経験的技術を知る⇒勝手に発想(毎日何かのアイデアを発送する)、仲間と発想(仲間と発想を競い合う)、道草(いつもと違う行動をとる)
環境を整える⇒区切られた空間(会議室など五感を区切る)、まとまった時間(とぎれとぎれ発想より効果的)、記録できる環境(ホワイトボード等)、邪魔されない環境(電話もなしで)、批判されない環境

・チェックリスト法
過去のヒラメキを予めリスト化しておき、そのリストをアイデアの誘因として、順に試していくやり方。
基本的な質問は7つ「代用品はないか」「組み合わせられないか」「応用できないか」「修正できないか」「ほかの使い道はないか」「削減できないか」「逆にできないか」。

・NM法
いったん類比(アナロジー)の世界に入り、一見関連性のないものを発想の誘因にするやり方。
例えば商品陳列で顧客接点増やすという問題解決を考えるとすると、「接点⇒カーナビ」というアナロジーを設定します。
そうすると、「カーナビは進む方向を示す」⇒「カートのナビを置こう」という問題解決に繋がります。
このアナロジーを設定するためには「既に自然界にあるものを想起」「対象を描写しながら想起」「対象そのものになった気持ちで想起」「非現実的な空想から想起」などの手段がある。

  • user 内田
  • time 2020年11月27日
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