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借入審査のポイント
先日、ある金融機関さんの融資審査研修を受けてきました。
やはり融資のポイントは、ヒトモノカネの三点が基本的に大切のようです。
①ヒト
「信頼性。正直かどうかは最も重要な要素である。」
「謙虚さ。他人の意見を聴く姿勢があるか。」
「決断力・責任感。迅速な決断を行なっているか。失敗の言い訳を他に転嫁していないか。」
「計数観念。決算内容、今後の見通しを自分の言葉で説明できるか。」
②モノ
「製品力。市場に受け入れてもらえる独自性の高い製品があるか」
「技術力。他社と比べてどの点に優位性があるのか。それが受注につながっているのか。」
「サービス。他社とどこが違うのか。従業員の質はどうか。」
「販路。どうやって販路を開拓したのか、またはこれからするのか。それが今後も継続するか。」
③カネ
「売上高。規模、仕組み、売り先、部門」
「利益。儲かる体質への転換、経常利益+減価償却費が返済原資、赤字の場合の理由と改善策」
「自己資本。経営者の個人資産、債務超過の理由。」
「借入金。借入金回転期間、債務償還年数、借入金明細、メインバンク。」
「貸付金仮払金。実質的な赤字、社長貸付金」
「二期又は三期比較、B/SとP/Lの整合性、売掛買掛棚卸の回転率」
色々な要素はあるのですが、事業再生など行ってきた立場からしますと、
根本的なところでは経営者の人間性が最も大切のような気がいたします。
- 内田
- 2017年10月21日
- 税務・会計・経営
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環境産業
世界から見た環境産業についてのセミナーに参加して参りました。
・6月にトランプ大統領がパリ協定の離脱宣言をしたことはアメリカの産業競争力を低下させる。
・中国は賃金が上がってきており、国として再生可能エネルギー産業の輸出化などの無形資産の付加価値化へシフトしようとしている。
・日本は1970年代のアメリカ-マスキー法という自動車排ガス規制を機に技術力を高め自動車業界で成功を収めることができたが、昨今はフランスが2040年にガソリン車ディーゼル車を廃止にする方針を掲げるなど、ヨーロッパが環境産業では先をいっている。
・日本でも温室効果ガス排出量は減ってはきているが、世界に比べるとはるかに低い。
環境という面ではまだまだレベルが低い日本。
これからの気候変動対策は国とのして競争力を高めるために絶対に必要な要素であり、
太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスといった再生可能エネルギーを産業として伸ばしてしていくことが急務となっております。
例えば、北海道十勝で言いますと生物エネルギーであるバイオマスに力を入れてきております。
自然豊かな北海道では自然地域資源(森林、地熱、生き物等々)を用いてエネルギーを創り出し、産業化していくことが人口維持にも繋がる気がします。
- 内田
- 2017年9月30日
- 税務・会計・経営
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税理士の仕事ってどんな仕事?
湊さんという税理士さんが書いた書籍に「税理士の仕事ってどんな仕事?」と聞かれればこのように答えます、と書かれてありました。
①税理士は単なる資格ではなく、1つの職業であり、国を支える重要な制度。
税金を扱うという点がきっと単なる資格ではないというところにつながっているのでしょう。
②数ある専門家の中でも、いろいろな分野の知識を習得できるバランスの良い職業。
世の中のさまざまな世界を見られることが税理士の魅力だと思います。報酬を頂戴しながら経営者の方からその分野のことを教えて頂いてる時もあります。
③自分の努力の結果が正直に反映される仕事
基本的にやればやるほど仕事は進むはずですし、効率的効果的に仕事が出来ればさらに良いでしょう。
④仕事の範囲がどんどん広がっており、いろいろな適性を持っている人がそれぞれの分野で個性を伸ばせる仕事。
ビジネス自体がグローバル化していますから国際税務に精通した税理士、事業承継でM&A等が増えていますから組織再編に特化した税理士、など増えていますね。
⑤女性が自分の個性や能力を伸ばすことができる仕事。
公認会計士もそうですが女性で伸び伸びと楽しく、そして子育てなどとともに仕事をしていらっしゃる先生は多いかもしれませんね。
⑥苦労が必ず報われる仕事
資格を取るときの勉強もそうなのかもしれませんが、特に後から考えると実はそうだったなと感じます。
どれもなるほどなーという内容で、ぜひ多くの若い方たちに目指していってほしい仕事だとも改めて思いました。
- 内田
- 2017年9月23日
- 税務・会計・経営
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マネーフォワードの上場
マネーフォワードの東京証券取引所マザーズ上場が承認されましたね。(平成29年9月29日上場予定)
”マネーフォワード、東証マザーズ上場へ”(産経ニュース)
こちらの会計ソフトは弊会計事務所でも一部使っておりまして、家計簿にも強いフィンテック企業です。
日本取引所グループのHPでマネーフォワードの有価証券報告書を見ることができます。
第1期24/11:売上高ー 経常利益△8,031千円 純資産11,878千円
第2期25/11:売上高3,550千円 経常利益△106,903千円 純資産528,153千円
第3期26/11:売上高76,133千円 経常利益△548,389千円 純資産33,469千円
第4期27/11:売上高441,700千円 経常利益△1,133,819千円 純資産1,946,401千円
第5期28/11:売上高1,542,178千円 経常利益△882,592千円 純資産1,886,842千円
これを見ると5期連続赤字であり、あれっと思う方が多いかもしれません。
(外部資金調達を続けていてB/S上は一度も債務超過になっておりません。)
ここまではシェア確保ができて売上高は右肩上がりですが、
実際上は単月でも黒字にしてから上場することが本当は望まれます。
ここからの利益確保のプランニングが気になる所ですね。
やはり競合他社Freeeよりも先に、上場という意識も強いのでしょう。
これまでお金を出してきたベンチャーキャピタルの考えも気になる所です。
- 内田
- 2017年9月10日
- 税務・会計・経営
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個人情報保護法の改正
今年の5月より個人情報保護法の改正がありましたね。
このような書籍で勉強していたりします。
今回の改正のポイントは情報のグローバル化対策や名簿屋対策が入っております。
ちょっと個人情報保護法からの分かる情報管理についてまとめてみます。
・提供者が了承していない目的でその情報を使用することがないよう注意し、不要な個人情報は受け取らない。
・個人データは安全に管理し無断で第三者に提供しない。
・個人データを含む書類や記録媒体は復元できない方法で廃棄する。
・パソコン等パスワードは類推されにくいものとし、会社の使用許可なしにソフトをインストールしない。
・個人情報を郵送、FAX、メールする場合はあて先及び内容に間違いが無いか十分に確認する。
・個人情報を車内に置いたり、机の上に出したままにしない。
・個人情報漏洩が万が一発生した場合にするべき対応が分かっている。
どれも当たり前のことかもしれませんが、絶えず注意していきたいことです。
- 内田
- 2017年8月19日
- 税務・会計・経営
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ヤマト運輸の業績
ヤマト運輸さんの業績に注目が集まっていますね。
”ヤマトHD、今期利益予想を下方修正”(ロイター)
少し前に大きく話題になったのが未払残業代。
前期2017年3月期に190億円の費用を計上して、今期に入ってからもさらに50億円ほどを計上。
売上は伸びているものの第一四半期(2017年4-6月)の営業損益は△100億円。
今期の後半は業績は回復するとの会社側の見方があり今後の業績にも注目されます。
話は変わって、ヤマト運輸といえば創業者の故・小倉昌男さんの著書は好きでけっこう拝読しております。
こちらは言わずと知れた小倉さんの『経営学』という著書で多くの経営者の方に読まれております。
私も久しぶりに読み返してみようと思います。
- 内田
- 2017年8月11日
- 税務・会計・経営
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銀行の預金残高
日本の銀行の預金残高が過去最高の1,000兆円を超えたそうです。
“預金残高ついに1000兆円 回らぬ経済象徴“(日本経済新聞)
これは預金がたくさんあって良いという事ではなく、逆に借り手がいなくて経済があまり回っていないことを示しています。
今年に入ってGDPの上昇が予想されておりましたが下方修正もされました。
“実質GDP年率1.0%増に下方修正 1~3月改定値“(日本経済新聞)
有効求人倍率が上がっていることは話題になりますが、本当に有効なところにお金が投資されていき
GDP(総生産)が力強く伸びていくにはまだ少し時間が掛かりそうです。
マクロ経済学でよく出てくる式に
Y=C+I+G (Y:GDP C:民間消費 I:民間投資 G:政府支出)
というのがありますが、銀行の貸し出しも増えてIが増えないと全体に好循環が生まれないでしょう。
- 内田
- 2017年7月29日
- 税務・会計・経営
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