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レビュー『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』

  • user 内田
  • time 2023年4月22日
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夢をかなえるゾウ0』 水野敬也 著  文嚮社

2022年5月に発刊された『夢をかなえるゾウ』シリーズの最新刊。パワハラ上司に悩まされながら夢も無い主人公のもとに現れたガネーシャが「人間が夢をかなえる理由」を語り掛けます。小説風な内容は前作同様引き込まれます。

ストーリーがいろいろと展開をしていきますがその中で印象に残った言葉を書いていきます。

 

昔人が生きる上で一番大事にせなあかんのは、勉強することでも、仕事することでもないねん。人が生きる上で一番大事なことはな、本当につらい時に『助けて』と口に出して言えることやねんで。」P23清掃のおじさん
人生も仕事も一人で抱え込んで進んでいくものではありません。周りと協力しながら進んでいくことの大切さを教えてくれる言葉です。

夢にはな、ものごとの『意味』をまるっきり変えてまう力があるんや。これまでは面倒でしかなかった作業、ありふれた風景や出来事・・・何の変哲もなかったものが特別な意味がを持ち、とてつもない輝きを放ち始める。それはつまり、人生が輝き出す、ちゅうことや。」P83ガネーシャ
日々の生活や仕事の業務に飽きてしまうこともあるでしょう。それでもその先に輝く夢があると分かると一つ一つの事に意味が与えられていきます。

ガネーシャの課題:日の出を見る。発明家のエジソンくん、音楽家のベートーヴェンくん、小説家のゲーテくん・・・今も語り継がれる偉人の多くが、早朝に起きて活動しとった。現代では、アマゾンのジェフペゾスくん、アップルのティムクックくん・・・IT企業の名だたる経営者たちが早起きの習慣を持っとる。これは、誰の邪魔も入らへん自由に使える時間だからや。」P115ガネーシャ
確かに早起きをして日の出を見ることは、自分の時間も持てるし、スタートをしっかりして良い一日になっていきます。

ガネーシャの課題:初めてをとりいれる。いつもと違う道を歩く、普段とは違うものを買う。見知らぬ店に入る・・・・どんなささいなことでもいい。日々の生活に『初めて』を取り入れなさい。そして、人間は、未知なるものにこそ喜びを見出す存在であることをー未知の要素がないのなら最高の楽しさは決して得られないことをー実感するのだ。」P189ガネーシャ
確かに、人には初めて、という刺激があると良いのかもしれません。人間とは不思議なもので、一方で安定を求めながら、もう一方で刺激を求めることがある。初めての体験が夢へ対する視野を広げてくれます。

ガネーシャの課題:苦手な人の信念を読み取る。怒りの気持ちを伝えるのと同じくらい大事なことがあんねん。それは、苦手な人の信念を読み取ることや。相手を許せへんのやったら無理に許す必要はあらへん。時間が解決してることもあるやろし、何よりも大事なんは、自分を大切にして、正直に生きることや。・・・ただ、このことは忘れんといてな。どれだけ嫌やと感じられる人間にも、必ず、愛おしく思えるような欠点や弱さがあるもんやで。」P339ガネーシャ
日常や仕事中でも自分を攻撃してきたり、なぜか受け付けない、苦手な人はいるものです。そのような中でも相手の懐に入り、相手の立場になって物事を考えてみると、許すことができ、そこから自分への学びを頂けることもよくあります。

ガネーシャの課題:欠点や負の感情を自分の一部だと思う。自分の中で好きになれへん部分や、消してしまいたくなるような嫌な感情ってあるやろ。そういう欠点や負の感情を否定したり排除したりするんやのうて、これも自分の一部だて受け入れるようにしてみいや。そうすることで、等身大の自分に自信が持てるようになる。夢を見つける力も、かなえる力も強まるんやで。」P415ガネーシャ
確かにあまり完璧主義するのもよくない面だあります。他人を許すように時には自分も許すことができれば、自分に自信を持ちやすくなります。

ガネーシャの課題:自分と同じ痛みを持つ人を助ける。エゴの力だけでは、できることが限られてしまう。でも、自分と同じような境遇の他社を救いたい、他社を救うことを通して自分を救いたいちゅう、自分と他社の境界線がなくなったときーできることの範囲も無限になるんや」P415ガネーシャ
痛みや悲しみは実は自分自身を成長させてくれます。そして、人の幸せというのは他の人の痛みに寄り添い、助けてあげることにあるのかもしれません。

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