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書評 『売掛金完全回収のルールと習慣づくり』
『売掛金 完全回収のルールと習慣づくり』 小野寺勇史郎 中経出版
★概要
「社内の与信管理体制が確立されていない」「売掛金管理の社員教育が不十分」など、社内体制の不備により売掛金の未回収が発生する。
売掛金を完全回収するためには、
与信管理規程をつくり、与信管理方針を社内に啓蒙することで社内体制を構築する。
得意先の信用調査を徹底し、手形ジャンプに気をつけることで得意先の信用不安に対応する。
自社に有利な取引基本契約書をむすび、公正証書にすることでトラブルを回避できる。
得意先に黄色信号が出たときは、商品引揚げ・相殺・内容証明郵便等で対応する。
営業部と管理部という社内の連携、残高確認という得意先との連携から回収モレを防止する。
★感想
会社にとってモノを売ることが1番大切ですが、そのあとにお金をきっちりいただくことも同様に大切です。
トラブルや勘ちがいで、請求書どおり入金されないこともけっこうあります。
この本は「与信管理規程」「営業部との連携」など大企業を想定して書かれておりますが、
それでも全ての会社さんに役に立つノウハウが詰まっています。
このほか、実務のなかで私が大事だなと思うのは、
①売掛金台帳を定期的に見て未回収がないかチェックする。
②得意先の財務状況をできる限り把握して、危険な所とは多額な手形取引をしない。
③回収できない時の手段(支払督促・商品引揚げなど)を知っておく。
ことの3つです。
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内田
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2009年6月20日
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本
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出かけナイト
皆さんこんにちは、内田勇介です。
この時期になると、本別町では毎月1回金曜日の夜に 「夜出かけナイト」
というイベントが行われます。
今月は6月19日(金)の18時~21時が「夜出かけナイト」です。
北1丁目から北4丁目の商店街が夜間延長して店をあけ、フリーマーケット・抽選会なども行われます。
私も銀河通りのどこかで美味しい「たこ焼き」を作ってる予定です。
よかったら皆さんも、気軽に本別町の町なかに繰り出してみてください。
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内田
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2009年6月13日
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北海道・十勝・札幌
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十勝清水の春景色
皆さんこんにちは、内田勇介です。
5月初めに、私が清水町にて撮った写真が、「日本公認会計士協会(北海道)」HPのトップページになりました。
6月の1ヶ月間限定ではありますが、もしよかったらご覧になってみてください。
十勝のきれいな ”空”-”日高山脈”-”桜” のコントラストがとてもあざやかでした。
(ホームページは → こちらです。)
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内田
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2009年6月1日
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北海道・十勝・札幌
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これからの景気のはなし
久しぶりの投稿です。
経済、景気の状況について、様々な情報やコメントが発表されています。
又あの世界の「GM」も経営破綻避けられず、との報道もあります。
はたしてこれからどうなっていくのでしょうか?ドラマなら良いのですが
現実に直面している私たちは、政府の大型補正予算に懐疑的な見方を
している方が多いと思います。
そこで、「日経4946FILE」という小冊子の最終版に掲載された、学習院大学
の岩田規久男教授のコメントを簡潔に紹介したいと思います。
1 日本の景気の現状について
日本の金融機関は欧米に比較して健全である。
消費は落ち込み、輸出主導の製造業の業績悪化が著しい。
内需主導の景気回復は当面期待できない、輸出の回復が先行
しないと景気回復が望めない。
2 景気の底は打ったのでしょうか
各国の金融政策、財政出動による一定の効果が現れ始めている。
日本の金融政策は小出しで効果は限定的で、為替相場も実態より
円が高く評価されすぎている。
ただ、底は打った可能性はある。
3 今後の景気回復にむけて日本の政策で取るべき課題は
地球環境への投資自体は良い方向だと思うが、補助金など財政
を出動させるのは間違い。環境税を新設して企業のインセンティブを刺激
してあたるべき。
今、政策が内需を冷やしている。年金・医療など将来不安が深まる中、
支出を減らし、貯蓄に向かっている。
女性の社会進出を阻む、種々障害を法律・制度上改善すべきである。
少子高齢化のなか、女性が安心して出産育児を支える制度が整備
されれば、働く人口の底上げになり、かつ内需も旺盛になるだろう。
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太島
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2009年5月28日
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書評 『事業承継 成功のポイント50』
★概要
事業承継は、「後継者不足・育成」「相続税」「遺産分け」「経営資源承継」という問題をはらんだ、今そこにある危機である。
税理士などの専門家を存分に利用し、積極的に情報収集をして早めに取り掛かることが、事業承継成功のポイントである。
発行株式の3分の2まで、課税価格の80%相続税が納税猶予できるという税制が新設された。
これには、認定後5年間の報告義務や雇用維持などさまざまな要件が必要になる。
各相続人に最低限の相続を保障する「民法遺留分制度」が、遺産分割トラブルをまねくことがある。
これについては、民法特例の「除外合意(生前贈与した株を遺留分減殺請求から除外)」
と「固定合意(相続評価額を贈与時価格に固定)」でトラブルを回避できる。
相続税等の資金が足りないときのために、金融支援措置制度というものも用意されている。
経済産業大臣の認定、金融機関・信用保証協会の審査を経て、政府系金融機関からお金を借りることができる。
これら新事業承継制度活用のためには、緻密な承継計画にもとづく実質的な事業承継が求められる。
★感想
このブログでもよく取り上げてきた「事業承継」に関する本です。
ページ数も150ページ未満で読みやすく、新事業承継制度のポイントをよくついた内容でした。
それにしても、新事業承継制度は奥が深いですね。
納税通信など読んでいても、「ハードルが高い」「現実的でない」などの意見も見られますが、
納税猶予80%と聞くと、お客様のメリットになるのでぜひぜひ使いたいところです。
この本を見てても、作成する書類はかなり細かいですし、経済産業大臣の確認・認定というのも厳格と見えます。
さらなる情報収集が社長様・会計事務所ともに必要になってきます。
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内田
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2009年5月23日
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本
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利益目標は低めに!?
皆さんこんにちは、公認会計士・FPの内田勇介です。
突然ですが、皆さんは利益目標を決めていらっしゃいますか?
会社の社長様・事業主様でしたら、「今年1年間の利益このくらいで行きたい」という目標。
個人の方の家計でしたら、「今年の収支このくらいで貯金はこのくらいにしたい」という目標。
何となく頭の中にあっても、具体的な数字で考えている方は少ないのではないでしょうか。
この目標数字を決めるのが、意外と効果的だったりするんです。
会社・事業主様ですと、
「今年の利益目標は去年より多く150万円にしよう!」→「毎年の利益率からすると売上げ3,000万円は欲しいな!」
→「1ヶ月当り250万円だけど来月の見込みは220万円だなー」→「来月の受注あと30万円くらいがんばろう!」
個人の家計ですと、
「今年の収支目標は+40万円で貯金は80万円にしよう!」→「1ヶ月の収支は+3.3万円は欲しいな!」
→「家計簿の毎月の収支は+3万円だから足りないなー」→「電気水道を小まめに節約して毎月+3千円を目指そう!」
という風に、「お金を増やすために具体的にこうしよう」っていうのがわかってきます。
もしまだやっていない方は、よかったら1度やってみてください。
じゃあ、実際の目標数字はどう決めればいいかと申しますと、最高にがんばれる数字よりちょっと低めの設定をオススメします。
金融機関に提出する利益目標ですとか、家計の貯金目標などは、えてして雲の上の数字を設定しがちです。
それで、進めていくうちに到底ムリな状態になって、途中で破綻してしまっては何の意味もありません。
あくまで保守的に見積もることが大事です。
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内田
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2009年5月16日
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税務・会計・経営
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つつじ祭り
皆さんこんにちは、内田勇介です。
十勝も桜の季節になりましたね。
天気もよかった今日、本別公園で”つつじ祭り”が開催されました。
つつじ祭りは、毎年つつじと桜が満開になるこの時期に行われます。
紫色のつつじもきれいですが、私はやっぱり高い所に咲く桜が好きですね。
日頃はそんなに人のいない本別公園も、今日は駐車場も超満員で、
露店もたくさん出て大賑わいでした。
午前中は、私の所属する商工会青年部で「ニジマス放流」と「うなぎ掴み取り」を開催しました。
うまくいなかった部分もありましたが、来年につながる楽しい催しになりました。
午後は、花見バーベキューをしたり、芸人の大西ライオンのステージを見たり。
来年のつつじ祭りも今から楽しみです。
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内田
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2009年5月10日
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北海道・十勝・札幌
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