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【TAPの仕事】農業コンサルティング(肉牛農家編)

 

 

 

 

 

 

 

TAPは特に十勝にて肉牛農家のお客様を複数見させて頂いております。

2021年6月時点で農業者様は80件弱、そのうち肉牛農家様は30件弱です。

会計事務所で肉牛農家のお客様を得意にしている所はあまり多くないと思います。
肉牛農家様に会計事務所がコンサルティングをする際のポイントは①仕入と売上の差額利益②事故率③肉牛税制コンサルティング、の3点です。

①仕入と売上の差額利益
肉牛を仕入れた時の金額と、売り上げた時の金額にどれだけの差額利益があるか読み取れれば、いい状態なのかそうでないかが分かります。
例えば、仕入れて8ヶ月後に売り上げる場合、
2万円×8ヶ月=16万円以上の差額利益が出ていればいい状態と言えるでしょう。
その差額分利益が出ているかを数字で示し、いかにその金額が大きくできるかアドバイスしたい所です。

②事故率
①の形で差額利益が出ていても、売る前に死亡が多い(事故率が高い)と意味がありません。
自分の牧場で出産もする繁殖農家では出産時事故があるので事故率は10%以内、繁殖農家でなければ5%以内に事故率は抑えたいところです。
例えば月に100頭の仕入をしている場合に、月に5頭以内の死亡頭数には抑えたい、といったアドバイスになります。

③肉牛税制コンサルティング
肉牛の税制といえば「肉用牛の免税」(通称、肉免)です。
制限金額、制限頭数、赤字との相殺、原価計算、などを考慮してその牧場さんが最も税務メリットを受けられる形になるようコンサルティングできればという所です。

 

  • user 内田
  • time 2021年6月27日
  • tag TAPの仕事
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レビュー『30日で人を「育てる」技術』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30日で人を「育てる」技術』 西尾英樹 秀和システム

 

人材育成がうまくいかない職場には「育たないことを、教わる側のせいにしている」「育つための仕組みが整っていない」という2つの共通特徴がある。
そのため、3つのポイント①教え方(目標に向けた計画的指導②信頼(先輩上司との相互の信頼関係)③仲間(辛い時に励まし合い互いの成果を喜び合える仲間)を実践すると育っていきます。

新人や部下が育たない理由として、例えば「一人前の定義として〇〇ができれば全部終わり」という基準が箇条書きで見える化されていなかったり、マニュアルだけ作って判断方法を教えなかったりすることにあります。
また、教えたつもりの落とし穴として、「わかりましたか→はい、わかりました」の裏に5つの可能性をいつも考慮しておくことが重要です。
わかったつもりでいる(誤解)、わからないのがわからない(混乱)、わからないと言いたくない(プライド高)、わからないと言えない(恥ずかしい)、早く終わって欲しい(飽き)。

●1stステップ-頭と心の準備運動
1日目「育成目標を決める」2日目「PDCAスケジューリング」3日目「課題のピックアップ分析」4日目「作業と知識に分ける」5日目「知識を、作業特有知識、システム操作、接客マナー、業務ルール、トラブル対応、の5つに分ける」6日目「現状スキル診断」7日目「やるべき事の仮決め」8日「先に伸ばすポイント決め」9日目「TODO計画書作成」10日目「やるべき事の20日間分散」11日目「OJT.OffJT仕分け」12日目「教えすぎや無駄を無くす」

●2ndステップ-実践スキルを身に付ける
13日目「理解度チェック(前日覚えた内容を3分ほどで説明してもらう)」
14日目「メモの目的を考える(一緒にメモを見て取り方を考える)」
15日目「確認シートで報告連絡相談の基準を見える化する(1日の〇時に報連相すると決めておく)」
16日目「報連相の説明力を育てる(結論ファーストで話すように伝えておく)」
17日目「質問力を鍛える(質問を付箋などに数重視で書いてもらう)」
18日目「問題点を8つの視点で分解して考える(内部:能力・やり方・マインド 外部:職場・環境・ツール・ルール・人間関係)」
19日目「なぜなぜ分析で改善策を炙り出す(5回のなぜを記入する)」
20日目「優先順位を決めて3つずつ改善する(効果が大きく実現が簡単なものから)」
21日目「仕事の時間管理を強化する(お手本を見せて目指す質と速さを理解してもらう)」
22日目「行動を分解しチェック項目を洗い出す(質を上げるためのチェックシート)」
23日目「質問する前に調べるクセを付ける(社内社外と口頭ネット電話の方法を教える)」

●3rdステップ-やる気を引き出す評価シート
24日目「成長が体感できる日報」25日目「仲間からのエール」26日目「一人前見極めチェック表」27日目「壁にぶち当たった場合の対策」28日目「新たな目標設定」29日目「対象者のポテンシャル分析表」30日目「スキルの階層化」

  • user 内田
  • time 2021年6月20日
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【TAPの仕事】税金知識のアップデート

 

 

 

 

 

 

 

私たちは会社のお客様より、月額概ね3万円以上の顧問料を頂いております。
税理士法人は日々税金知識のアップデートをしている事もあり、こちらの金額をお客様から高いとは言われることはほぼありません。

税理士法人は、税務署に「税務代理権限証書」というものを提出しておりまして、
お客様の税金についてお電話等を頂き、見えない所で処理対応をしております。
お客様に突然税務署からお電話がありますと驚かれますし、お話を理解しながら対応させて頂く所にも私たちの仕事の意義があります。

そして、そのために税理士法人として「税金知識のアップデート」をいつも行っております。
・税務通信という週刊誌より1か月分を抜粋して、毎月事務所全体で勉強をしております。
・税理士新聞や税のしるべなどの様々な媒体を回覧をしております。
・前月の各お客様であった税金の論点を月に一回事務所の全体ミーティングで共有をしております。

少なくともこのようなアップデートをしているからこそ、税金対応・税務署対応も出来るようになります。

  • user 内田
  • time 2021年6月14日
  • tag TAPの仕事
  • comment 1

コロンブス5月号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月刊コロンブス (tohopress.com)2021年5月号に取材記事を掲載頂きました。

コロナ禍からの経済状況や、そこからの地域経済の立て直しについてお話致しました。

  • user 内田
  • time 2021年6月7日
  • tag メディア情報
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レビュー『「超」勉強力』

 

 

 

 

 

 

 

人生の武器になる「超」勉強力』 齋藤孝・中野信子・山口真由 プレジデントムック

本書では、学者として多方面で活躍し、数々のベストセラーを生み出し続ける3人が、いまの時代に必要とされる学びの要諦を余すところなく紹介します。

<齋藤孝さん>

・1年ごとに学びのテーマを決める。
自分の興味を引くテーマを探し、「この1年はこれを学ぶ」と決めてたくさんの本を読み込めば、かなり詳しくなれます。ある意味では卒論のようなもので、1年という締め切りとテーマを決めれば、集中して学ぶことができます。

・音読すると知性が鍛えられる
東北大学の川島隆太教授の研究によると、音読すると前頭葉に血液が流れ、目と口の働きに少しずれが生じるため、知性が鍛えられ内容の理解も深まります。

・20冊読んだら「専門家」
ある分野の本を20冊程度読めば、すっかり詳しくなって、人前でそこそこ話せて、その分野の専門家を名乗ってしまって構わないと考えます。今の時代はインターネットもあり、誰でも専門家になれる時代なのです。

・「学び」とは常に新しい考え方を獲得していくこと
コロナでオンライン授業が出来るようになったように、人間は変革を迫られたときにはじめて、それに対応するために勉強して工夫をします。まわりの状況がどうであっても、新しいことを学ぶ意思を持ちましょう。

<中野信子さん>

・学びは自分を守るための武器
多くの人が流される多数者の基準に漫然と従うのはとても危険です。ユダヤ人のように力のあるマイノリティはいじめられませんので、自分の価値基準をつくる営みこそが学びです。

・勉強する前に必ず「地図」をつくる
なんらかの試験を受ける予定があるならば、まずやるべきは試験範囲全体を網羅したテキストを、「勉強する前」にすべて読み、地図をつくることです。つまり、実際に勉強する前に、学ぶべき項目や内容をあらかじめ把握します。

・集中とひらめきで時間帯を変える
仕事では朝に創造的な仕事に適していて、メールや原稿作成などゴールが明確な作業は夕方の方が良い。勉強なら、数学の難問に取り組むのは朝が良いでしょうし、暗記や整理は夕方夜が向いています。

・人は何歳からでも学ぶことができる
よく「いまさら勉強するなんて遅い」という人がいますが、そんなことはなく、むしろ大人になってからの方が、効率よく学べる材料をてにしております。人それぞれ、学びの気持ちが高まる時期があり、その時が「学びどき」なのです。

<山口真由さん>

・社会につながるための学び
コロナによって大きく変化した社会で、人というのは社会とのつながりを絶たれて生きていくのは難しいと思う。だから、これからは社会につながるための学びという視点が大切になってくる。

・勉強は人生の扉を確実に開く
司法試験に合格すれば人生の機会が広がるように、資格やスキル、勉強は「ここではないどこか」に入れてもらうためのチケットになります。勉強をしていれば、人生の機会が広がります。そして、自分のための学びに出会える可能性も高まります。

・勉強ができる人は、自分の勉強法を確立している
勉強ができる人は、生まれつき才能に恵まれた人ではなく、自分がもっとも楽な方法で勉強できる人。私の場合は、小さい頃から本が好きで読むことが得意だったので、「7回読み勉強法」があっていた。

・「網羅性」の高い1冊の基本書を選び7回読み勉強法
学ぶべき事項が余すことなく書かれている、自分がそう信じられる本を1~3回は見出しなどから全体像を掴み、4~5回目は要旨を掴み、6~7回目は答え合わせの感覚で要約しながら読んでいきます。

  • user 内田
  • time 2021年5月31日
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【TAPの仕事】事業をやめるお手伝い

 

 

 

 

 

 

 

 

個人事業をはじめる起業や、法人設立をつくるお手伝いをする一方で、
お客様が事業をやめるお手伝いをすることもあります。

それは、主に2つのケースがあります。

1つ目は、年齢も重ねて後継ぎもいない中で、しっかりお金を貯めたから事業を閉めようとされるケースです。
この場合は、ハッピーリタイヤにも繋がりやすく、現在ある許可や人材などを事業譲渡してやめる場合もありますし、ただ単純に事業廃止にて終わる場合もあります。
このような場合、税理士法人としては他社引継ぎのお手伝いをする場合もありますし、法務局登記のためのご相談や税務署等への届出を行う場合もあります。

2つ目は事業がうまくいかなくてにっちもさっちも行かなくて、やむを得ずやめられるケースです。
いわゆる倒産に近いケースもありますし、売上がなかなか上がらず赤字垂れ流しだから、やめた方がマシという場合もあります。
不本意化もしれませんが、勇気ある撤退で早めに事業を閉めた方が良いこともあるのです。
このような場合、税理士法人としては、シミュレーションをさせて頂いたり、その決断を後押ししたり、時には金融機関をはじめとする債権者とお話をすることもあります。

 

継続企業の前提」という言葉あるように、会計税務は事業が永遠に続くことを前提としておりますが、実際にはそうならないこともあります。
そのような時には、経営者の方が少しでもハッピーに事業をやめられるようにお手伝いをしていきたい所です。

  • user 内田
  • time 2021年5月24日
  • tag TAPの仕事
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レビュー『日本一社員が成長できる=幸せな会社』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本一社員が成長できる=幸せな会社』 芦田敏之  CrossmediaPublishing

税理士法人ネイチャー国際会計資産税という会計事務所の所長さんの著書です。

私(筆者)は、どんなときもまず「社員がいつも笑顔で楽しく働いてほしい」と考えています。
個人の幸福感というのは、人によって異なるものですが、共通する部分もあります。
それは、自分が成長していると実感することです。
人が成長するためには、ある程度の負荷が必要です。アスリートが厳しい負荷をかけて成長を示すように、仕事においても少し負荷をかけた目標を設定し、それを達成することで成長を実感できます。

〇求められる2つの知識と5つのスキル
私たちの業務に必要な知識は、大きく分けると税務に関する知識とFASに関する知識の2つが挙げられます。
税務は、法人税申告書作成・消費税申告書作成・確定申告、中小企業の経営者向けに相続税申告書や相続に関するサポートなど、各種税務申告書の作成業務も、クライアントや金融機関からの依頼に付随する形で、着実に増えているのが現状です。
FAS(FinacialAdviseryService)は、M&Aコンサルティング・企業売却・営業譲渡・事業承継などです。
これらの業務を通じて、社員みんなが日々磨いているのが、次の5つのスキルです。
語学力(国際業務を担当するための高いレベルの英語)
学び続ける力(ビジネスマナー、語学、コミュニケーションスキルなど)
先読み力(クライアントの何気ない言葉から提供情報を配慮)
足りないものを補う力(チームで1人の弱みを補い助け合う)
変化対応力(クライアントのニーズの変化にすばやく対応する力)

〇きめ細やかな顧客対応が顧客満足を生む
何よりも重要なことは、クライアントに寄り添って、クライアントの悩みに共感し、本当に必要とする情報やサービスを提供することです。
例えば、クライアントの抱える課題に対して、A案、B案、C案というように必ず複数の選択肢を用意したうえで、最終的な決定はクライアントに託します。
提案が90%うまくいったとしても、残り10%でクライアントが悩んでいるのであれば、最後までクライアントに寄り添い、何に悩んでいるのか考え続ける必要があるのです。

〇ネイチャーの様々な制度
・フレックスタイム制
コアタイムの10時~14時を守れば、自由な時間に仕事ができます。
・ちょこっと外出制度
業務中に、2時間まで外出可能な制度です。
・年間休日140日/9連休以上年4回
2019年のゴールデンウイークは有給なしで社員全員が16連休を取得できるようにしました。
・産休育休短時間制社員制度
産休育休は勤続年数に応じて法定を超えて取得でき、出産前後に仕事内容や責任はフルタイム正社員と同じまま時短で働くことが出来ます。
・オーダースーツ購入制度
購入時に費用の一定額を会社が負担してくれるもの。
・高級時計購入制度
高級な腕時計を購入した際に、代金の10%を補助する制度。
・クリーニング制度
オフィスからクリーニングを出せるようにし、配送料を会社負担。
・スポーツクラブ手当
入会した月から、毎月一定額を補助。
・その他
セロトニン応援活動。引越支度金制度。一人暮らし手当。生命保険加入制度。家族孝行制度。

〇常に考えている大切なこと
どうしたら、仕事を通じてもっと社会に貢献できるか。
それは幸せのサイクルをどうしたら回し続けられるかということでもあり経営者として常に考えていることです。
短期的にお金を求めても幸福感は長続きしません。
長続きする幸せとは、健康や心の安全、自分の成長が満たされる環境です。
健康経営や「ワーク」「キャリア」「サポート」という3つの柱など、これらを環境を通して整えていくことは、すべて社員の長期的な幸せを実現するためです。

 

  • user 内田
  • time 2021年5月17日
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