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SDGs17の目標③すべての人に健康と福祉を
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内田
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2022年1月1日
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レビュー『騎士団長殺し』
『騎士団長殺し』 新潮社 村上春樹
2017年に発刊された村上春樹さんの長編小説、4年ほどかけて上下巻(第1部507P・第2部541P)を読み終わりました。
村上さんの長編小説はけっこう読んでいますが2000年代に入ってからは、
『海辺のカフカ(2002年)』→『1984(2010年)』→『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(2013年)』
の順で読んできました。
村上春樹さんの作品を熱狂的に愛する人のことを”ハルキスト”と呼ぶそうですが、そこまで熱狂的ではなくても、学生時代から世界観や言葉が好きで読み続けています。
今回読んだ『騎士団長殺し』は、肖像画家の主人公「私」が、住んでいるアトリエの屋根裏で『騎士団長殺し』というタイトルの日本画を発見し、さまざまな不思議な出来事へと巻き込まれていく話です。
村上春樹さんの長編小説の主人公は、印象的な言葉を残すが多いのですが、今回の作品でもいくつかありました。
「大胆な転換が必要とされる時期が、おそらく誰の人生にもあります。そういうポイントがやってきたら、素速くその尻尾を掴まなくてはなりません。しっかりと堅く握って、二度と離してはならない。世の中にはそのポイントを掴める人と、掴めない人がいます。」(第1部p158・免色さん)
「完成した人生を持つ人なんてどこにもいないよ。すべての人はいつまでも未完成なものだ。」(第2部p513・主人公)
「この世界には確かなことなんて何ひとつないかもしれない。でも少なくとも何かを信じることはできる」(第2部p528・主人公)
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内田
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2021年12月25日
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SDGs17の目標①貧困をなくそう
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内田
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2021年12月18日
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TAPの仕事
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レビュー『チャイナテック 中国デジタル革命の衝撃』
『チャイナテック 中国デジタル革命の衝撃』WEILIN ZHAO 東洋経済新報社
アメリカのGAFAMに対抗するかのように、中国で急成長を遂げたチャイナテック。
1978年の鄧小平による改革・解放で沿岸部-深圳や厦門に経済特区を設け、2010年に日本を抜きGDP世界2位となった中国経済は、大量投資と輸出指導モデルが行き詰まり、イノベーションへの戦略転換を図った象徴がチャイナテック。
ここ最近、富の源泉が有形資産のモノから無形資産の情報に移りつつある中で、データを占有するプラットフォーマー企業が優位に立っております。
このチャイナテックの動向を見ることで世界の潮流を読み取ることができます。
・BATHとTDMP中国の巨大IT企業は「BATH」と呼ばれているBaidu(バイドゥ・検索)、Alibaba(アリババ・EC)、Tencent(テンセント・SNS)、Huawei(ファーウェイ・通信機器)の4社。BATHに続く中国の主要IT企業は「TDM」と呼ばれるToutiaoとTikTok(トウティアオ・ニュース配信、ティックトック・動画配信)、Didi Chuxing(ディディチューシン・ライドシェア)、Meituan(メイトゥアン・生活関連)、PDD(SNS型EC)。各社の時価総額はGAFAに迫る勢いである。
・研究開発と特許取得
研究開発費を重視するファーウェイの2010〜2019年の研究開発費の合計は、日本円にして約10兆円。ファーウェイの18万人以上の社員の約45%が研究開発に従事している。AIやブロックチェーンなど、「先端分野」に分類される10項目のうち、9項目の特許出願件数で2017年には中国が世界首位に立ちました。
・AIとブロックチェーン
AIの画像認識技術によるゴミの自動分別サービスの例。中国ではゴミの分別という習慣がつい最近までなかったこともあり、AIが新しい習慣に戸惑う人々をサポートする役割を果たしている。ブロックチェーンに関して、金融や物流、保険サービスのような分野において、国を挙げて研究開発・普及が進められている。「情報を改竄できない」という特徴を生かして様々な分野への活用が進んでいる。
・人口ボーナスが終わってるからこそのデジタルイノベーション
中国の高度成長期は既に終わっており、2019年のGDP成長率は6.1%で、1991年以降最低の水準(2007年14.2%。ここ数年は6~7%で推移)。高度経済成長の最中であるというのは誤った理解であるが、決して小さな数値ではない。
・デジタルマインド
日本社会がデジタルイノベーションを広く受容していくためには、よりポジティブな世論形成と、デジタルマインドの涵養が重要。高齢化が進み、デジタルネイティブ層の薄い日本においては、「若い人はテクノロジーに慣れてるけど」などと言っている場合ではなく、このまま衰退の一途を辿りたくないのであれば、趙氏の提言をリアリティある施策をもって実行に移していくことが欠かせない。
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内田
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2021年12月11日
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【TAPの仕事】事務所 所内MTG
といったところです。
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内田
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2021年12月4日
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TAPの仕事
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フランチャイズ支援③
税理士法人TAPでは、フランチャイズを展開したいという事業者様への会計税務面の支援をしております。
ここ最近で顧問先様からありました、フランチャイズ(加盟店様・フランチャイジー)を行う時のメリット・デメリットについての御相談事例を書かせて頂きます。
・Qご質問内容:
フランチャイズ化のメリット・デメリットを教えてください。
メリット
②粗利100%売上:ロイヤリティ・加盟金・研修費等の粗利100%の本別売上が経ち、収益性生産性が非常に上がります。
①費用負担:マニュアル作成、契約書作成、商品標準化仕組みづくりを外注すると費用がかかります。
②ノウハウ流出:別経営者にノウハウが流出する可能性があり、経営方針の徹底度も下がりやすい。
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内田
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2021年12月1日
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TAPの仕事
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レビュー『本郷孔洋の 経営ノート 2021』
『本郷孔洋の 経営ノート 2021』本郷孔洋 TOKOSHOBO
日本有数の税理士事務所-辻本郷税理士法人の創業者-本郷孔洋さんによる著書の2021年版です。
〇2021年のテーマはコロナ後のビジネス
リモート、テレワーク現象のなかでDX化・IT化を進めざるを得なくなった。「SNS等による影響力>お金」「安心安全>お金」となり、バランスシートエコノミーが進み不労所得で稼ぐ時代となった。企業は体力勝負の時代に入った。
〇デジタル化が先、ビジネスは後
コロナではっきりしたのは、企業・業界を考える前に、デジタルが先にあるということ。
デジタルをてこにプラットフォーム化をすれば、共通の基盤になり、そこに参加する人はいずれ離れられなくなる。デジタル>企業 の関係になる。良し悪しは別として、デジタルのプラットフォームを握ると、離れられない関係になる。
〇ピラミッド型組織の衰退、会社が溶ける?
SNSが発達し、時代が貨幣経済から評価経済へ変わる。多数のフォロワーが集まることから「いいね!ワールド」が来て、社会が変わる。小さい子供がYoutuberになりたいという時代、影響力が貨幣に変わる時代、コロナがそれを後押しした。オンラインミーティングはピラミッド型組織をぶっ壊し、組織もフラット型へ変わらざる(民主化)をえない。
〇大廃業時代の到来
コロナは、事業承継・廃業・M&Aを加速させます。2011.3.11東日本大震災のあと、岩手のお客様の約2割が廃業した。事業を畳むなら売れるなら売った方がまし、M&Aは言うまでもなく加速していく。一方で社内での事業承継も大切。ジャパネットも二代目が①働き方改革②組織再編(役員数増員、権限の明確さと委譲)③業務プロセス改革で、先代より業績を伸ばした。
〇大消費時代到来の予感
Go To が消費の火をつけた?コロナ禍でもこれだけ混むんですから、コロナ明けは?と想像しますと、日本もとうとう大消費時代到来の予感が。国内だけでもこれだけ凄いのですから、インバウンドが復活しますと、想像を絶する大消費時代到来。GoToで高級店に人が殺到したように、消費も企業も二極化。ハレ(=祭事など非日常)時に外食、会食が行われるようになった気がする。
〇DXは経営改革の「最終兵器」
DX=デジタル=スピード。スピード経営のキモは「権限移譲」と「組織の簡素化」。デジタル経済の加速で組織も俊敏に動けるので、フラット型組織の方が有利。でも決して焦ってはいけない、阪急の創始者小林一三の言葉「百歩先を見たら狂人と言われる。しかし足元だけ見ていたら、置いてけぼりを食らってしまう。したがって、十歩先ぐらいを見るのが一番いい」、決してマスコミに踊らされてはいけない!リモート時代だからこそ「笑顔」がお金を生む。
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内田
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2021年11月27日
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