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【税務】所得税-各種所得の金額
参考文献:『租税法』金子宏 弘文堂
税金の基本は所得税にあり。その所得税の「基本原則」は全ての基本とも言えます。
何回かに分けて所得税の概要について書いていきたいと思います。
個人所得は10種類に分けられ、こちらによりそれぞれ異なった計算方法や課税方式が取られております。
法人の場合は一つの箱で計算がされる事とはかなり異なることが分かります。
各所得が各個人に違う性質であることにより、課税の公平性を守ろうという意図が見えます。
(注1)特定公社債等の利子等については、申告不要又は申告分離課税。
(注2)一部、分離課税として取り扱われるものがある。分離課税の対象となるのは、株式等の譲渡による所得(事業・譲渡・雑)、土地の譲渡による所得(譲渡)、不動産業者等の土地の短期譲渡等による所得(事業・雑(令和5年3月31日まで課税停止))、先物取引による所得(事業・譲渡・雑)等である。
(注3)23歳未満の扶養親族又は特別障害者の扶養親族等を有する者等については、平成30年度改正において行われた給与所得控除額が頭打ちとなる給与収入の850万円超への引き下げによる負担増が生じないよう、所得金額調整控除により調整。
給与・年金の両方を有する者については、平成30年度改正において行われた給与所得控除・公的年金等控除から基礎控除への振替による負担増が生じないよう所得金額調整控除により調整。
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内田
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2024年4月18日
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税務・会計・経営
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【税務】所得税-基本原則と計算体系
参考文献:『租税法』金子宏 弘文堂
税金の基本は所得税にあり。その所得税の「基本原則」は全ての基本とも言えます。
何回かに分けて所得税の概要について書いていきたいと思います。
1.所得税の基本原則
(1)申告納税制度
所得税は個人(⇔法人。世帯。)が1暦年間(1/1~12/31)に稼いだ所得に対して課される国税です。納税は基本的に所得を得た本人が所得税額を計算して申告納税をする「申告納税制度」となっています。
(2)応能負担の原則
所得税は各個人の担税力に応じた課税を行う事を原則としています。例えば下記により、課税の公平性を保つこととしております。
・質的担税力の考慮
個人が稼ぐ所得は多種多様であるため、所得の性質(10種類)を考慮し、その性質に見合った取り扱いとしております。
・量的担税力の考慮
個人が稼いだ所得を総合(合算)し、これに超過累進税率を適用することにより、各個人の担税力に応じた税負担を求める形となっております。
・生活面での個人的事情の考慮
怪我や病気などによる医療費などの出費、また、独身の人と家族を養っている人との違いなどといった生活面での事情を考慮して、公平な課税としております。
2.所得税-所得税の計算体系
(下記財務省HP図 参照 クリックすると大きくなります。)
(1)各種所得の金額計算(所得を10種類に区分して計算)
(2)課税標準の計算(各種所得の金額を総合、合算)
(3)所得控除額の計算
(4)課税所得金額の計算(個人的事情を考慮)
(5)納付税額の計算(課税所得金額に税率を乗じて税額を算出)
(注1)参考資料1は、主な収入を掲げており、この他に「先物取引に係る雑所得等」などがある。また、各種所得の課税方法についても、上記の課税方法のほか、源泉分離課税や申告分離課税等が適用される場合があります。
(注2)各種所得の金額及び課税所得の金額の計算上、一定の特別控除額等が適用される場合があります。
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内田
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2024年4月11日
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税務・会計・経営
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【税務】3つの基本原則
参考文献:『租税法』金子宏 弘文堂
税法には「3つの原則」というものがあり、税理士法人の仕事をしていく中ではこちらを頭に入れておく事がとても大切です。
もしも税務調査でそれに合わない事を調査官が言ってきたり、税務実務で判断に迷った時には思い返して判断すると良いと思います。
3つの基本原則
税法における3つの原則には下記のものがあります。
- 租税法律主義の原則
税金の課税及び徴収は、必ず法律によらなければならないという原則のことです。内容としては①課税要件法定主義②課税要件明確主義③合法性原則④手続的保障原則⑤遡及立法の禁止⑥納税者の権利保護が挙げられる。
憲法84条「あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とする」
- 租税公平主義の原則
税法の内容として「公平」と「平等」が図られることであり、公平と中立を要求するものです。ポイントとしては①経済力に合った税負担と税配分をすること②同様の状況にあるものは平等に取り扱わないといけないこと③効率と簡素も出来る限り両立させること があります。
- 自主財政主義の原則(参考)
地方自治体も憲法92条の自治権を使い自主的に財源を調達できるという原則の事です。
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内田
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2024年4月6日
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税務・会計・経営
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【税務】租税原則
参考文献:『租税法』金子宏 弘文堂
世の中には「租税原則」というものがあり、税理士法人の仕事をしていく中ではこちらを頭に入れておく事がとても大切です。
もしも税務調査でそれに合わない事を言ってきたり、税務実務で判断に迷った時には思い返して判断すると良いと思います。
■税法の基本原則
1.租税原則
「どのような税をどのような理念に基づき課すべきか」という税制を決める一般的基準を定めたものが租税原則です。
我が国が税制改革を行ってきた際に、よりどころとした租税原則が三つあります。
(1)公平
①経済力が同等の人々は等しく負担すべきという水平的公平と②大きな経済力を持つ
人はより多く負担すべきであるという垂直的公平の二つの概念があります。
(2)中立
特定のモノやサービスに過大な税を掛けるようなことをせず、税体系や各税
の仕組みを経済活動に歪みを与えないようにしていく必要があります。
(3)簡素
徴税コストを抑える観点と共に、国民の理解を容易にして納税負担を軽くするために
も税金制度の簡素化を重視する必要があります。
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内田
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2024年3月30日
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税務・会計・経営
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【TAPの仕事】2024年3月 個人確定申告の反省と改善策
確定申告業務に携わっている皆さま、3月15日までの確定申告業務、大変お疲れ様でした。
件数が多いから良いとか悪いというのはあまり無いのですが、納税者の方の代わりに作成申告代理を行う事は一定の地域貢献と感じます。
少し、今回の個人確定申告のお仕事の反省点と見て次回への改善枠を記載したいと思います。
①教育
10歳代20歳代が10名弱在籍弊社では、
②PT機能の強化
TAP本別の確定申告プロジェクトチーム(PT)は、
③確定申告期に他の業務を少なくするスケジューリング
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内田
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2024年3月23日
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TAPの仕事
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【TAPの仕事】2024年3月 個人確定申告の振り返りと反省
確定申告業務に携わっている皆さま、3月15日までの確定申告業務、大変お疲れ様でした。
消費税申告は3月末までとはいえ、所得税の期限15日までが一つの区切りかと思います。
弊社は本別事務所-約160件、帯広事務所-約170件、札幌事務所-約110件、という件数でした。
件数が多いから良いとか悪いというのはあまり無いのですが、納税者の方の代わりに作成申告代理を行う事は一定の地域貢献と感じます。
少し、今回の個人確定申告のお仕事の振り返りをしたいと思います。
・譲渡や廃業
今回の個人確定申告では事業を廃業したり、営業権を売却したり、不動産を譲渡したり、という申告が多く、そのために時間が掛かる申告書が多かったです。個人確定申告は個人事業所得や不動産所得が特に時間が掛かりますが、譲渡所得が入ってくると取得原価の把握等で工数が要ります。
・動き出しの早さ
3月15日が申告期限でありますが、そこを全体の完了期限とせずに3月10日を完了目標としました。(2割程そこまでに終わらなかったですが….)。2月末申告期限の法人決算申告があるとはいえ、3月に入ってから個人確定申告に手を付けては遅く、本当に仕事が出来る人は2月前半には手を付け始めます。今回もそのように動いていただけたスタッフの仕事は非常に早かったです。
・新規のお客様
例年、新規のお客様が多いと繁忙度合いが増します。今年度は各拠点10件程は新規のお客様が増え、その点で少し大変だったように感じます。
・所内チェックで発見された誤り
控除の漏れ。収入の第一表への飛ばし漏れ。消費税計算での2割特例適用漏れ。機械取得税額控除の適用漏れ。譲渡所得が長期でなく短となっている。簡易課税の業種適用誤り。源泉徴収票からの転記金額謝り。
次回は、次年度に向けて改善点を記載したいと思います。
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内田
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2024年3月16日
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TAPの仕事
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レビュー『数値化の鬼』
『数値化の鬼』 安藤広大 ダイヤモンド社
「仕事ができる人(評価者からの評価を得られる人)」「急成長する人」には、ある共通点があります。それは、物事を「数字で考えられる」ということです。足りない部分を数字で認識して、正しく埋めようとする、つまり「数値化」の思考がものをいう。数字に向き合わずに成長できる人は、誰一人としていません。数値化はお互いの誤解をなくしてくれるものです。
ステップ1「行動量を増やす」(数をこなすことから始める)
ホームランを打ちたければ誰よりも多くバットを振る回数を増やすしかありません。上司は、行動すべき事を分解して何が「P(目標)」で、何が「D(行動)」なのかを伝えられると、部下は動けます。
心理的な問題で行動量が減ってしまうのには3つの理由があります。①何をすればいいかが明確ではない②失敗したくない。③上司やリーダーの言う事が納得できない。
総務や製造など数値化が全てではないような職種でも例えば次のような数字で測れる部分を見つけて、できるだけ数値化しましょう。「ミスの回数は何回だったか」「業務改善数は何回あったか」「期限遵守率は何%だったか」
ステップ2「確率のワナに気をつける」(あなたの動きを止めるもの)
年齢が上がるにつれて部下から失敗している事を見られたくない気持ちが強くなり、行動量でなく成功確率だけにフォーカスする「働かないおじさん」にならないようにしましょう。メンバー全員が成長を目指し、働かないおじさんを1人でも生み出さないためには「マイナス評価」を取り入れて給料にも反映させる事です。ゼロという評価は無く、マイナス評価をつけて「このままではマズい」ことを認識してもらいます。その人の人格や人間性がマイナスなわけではありません。この先の成長を信じているからこそマイナス評価を与えられます。マイナスの人の給料を下げる分、貢献してくれた人にはプラスの給料を与える事ができ、組織として健全です。
ステップ3「変数を見つける」(やるべきこと、やらなくていいこと)
見極め、変えられることを変えようと努力し、変えられないことは早々に見切りをつけること。仕事において最も重要な能力。
例えば、店舗スタッフとして「1ヶ月で100万円を売り上げる」という目標があるとします。結果80万円だったとします。
ここで売上が足りなかった理由はいくつも考えられるはずです。「1ヶ月のうち10日も雨が降った」「アルバイトの学生が2人も辞めてしまった」「新商品が期待ほど売れなかった」「リピーターが獲得できなかった」
これらの理由のうち、まずは変えられないこと(定数)」を考えます。「雨が降ること」はどうしようもありません。またアルバイトが辞めたことと新商品が売れなかった事は要望クレームに対処するなどある程度の改善は必要かもしれません。ただそれは不確定要素もあるため、「リピーターの獲得」を変数に設定しましょう。
そのために「顔と名前を覚えて口にして接客する」「ポイントカードの回収率を割り出す」「新商品説明により次回来店で試してもらえる確率を上げる」という変数への対処を進めます。
ステップ4「真の変数に絞る」(過去の成功を捨て続ける)
やる事を10個あげた後に、その中で上位の3つを「今すぐやるべきこと」とし、残りの7つを「やらないこと」にします。そうすることによって、最重要事項に集中できます。変数を減らす方法は2つ、1つ目が「他に変数がないかを考え、前例を手放すこと」。2つ目が上司から「それは変数でない、と指示をすること」。
成果を出せなかったとしたら変数を見直さないといけません。目標を達成している場合も、現状維持を許さず、つねに成長させる機会を与えます。つねに危機意識を持たせ、「変数を見直さざる得ない」という環境を作り出します。数値化によって意識を上げてもらう事が心理的安全性を生み出します。
ステップ5「長い期間から逆算する」(遠くの自分から逆算する)
ビジネスでは、短期的に損をしているように見えても、長期的にトクをすることがよく起こります。短期的な決断でもつねに「5年後、10年後はどうなっていくだろう」ということをセットで考えましょう。5年後になっているべき姿になるため、まず1年後にどんな目標があり、この1週間に何をやるべきで、今日1日はどう過ごすべきなのか。最後の姿のために逆算が必要です。
目の前の部下が成果が出なくて落ち込んでいるとき、つい数字の話を横に置いて優しい言葉だけを掛けてしまうのが人間でしょう。しかし、そこで上司は「リーダーの仮面」を被り、部下は「数値化の鬼」として振る舞えた時こそ、彼らは成長できるのです。
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内田
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2024年3月9日
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本
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