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政府税制調査会に注目。

 

最近、開催されている政府税制調査会に注目しております。

 

政府税制調査会」とは、税制の基本方針を議論する首相の諮問機関のことで、首相に提出する答申が翌年度改正案につながるので重要です。

 

11月17日の第8回調査会では、いろいろ大切な論点が話し合われました。

 

①所得税

  ・「子ども手当」の議論と関連して、扶養控除を廃止することが考えられるか。

  ・配偶者控除の廃止についてはどう考えられるか。

  ・給与所得控除の上限設定、税率構造の見直しなど、どのように取り組みを進めていくか。

 

子ども手当があっても、扶養控除と配偶者控除の廃止で増税になってしまうこともあります。

給与所得控除の上限設定は高額所得者の税負担が増加することになります。

 

 

②資産税(相続税、贈与税)

  ・バブル期に上げられた基礎控除額は近年の地価下落でも維持されているが、どのような水準が適正か。

  ・最高税率の引き下げが行われているが、格差が固定しない社会を構築する上であり方をどう考えるか。

 

上記内容は、基礎控除と税率を上げる可能性も示唆しているのでしょうか。

 

 

③法人税

  ・中小企業軽減税率は、民主党マニフェストにおいて「財源を確保しつつ、順次実施」とされている。

  ・一人オーナー会社課税は、民主党マニフェストにおいて「財源を確保しつつ、順次実施」とされている。

 

「財源を確保しつつ、順次実施」ということは、財源を確保できなかったら実施しないということでしょうか。

「特殊支配同族会社」から「一人オーナー会社」と名称がかわっています。

  

 

今後も、税制調査会の内容、答申に要注目です。

 

 

<リンク>

平成21年度第8回税制調査会(11月17日)資料一覧

  • user 内田
  • time 2009年11月20日
  • tag 税務・会計・経営
  • comment 0

講演会・無料経営相談会、無事に終了!

 

2009年11月17日(火)に足寄町-商工会館にて講演会・無料経営相談会

講師をやらせていただきました。

 

講演会・無料相談会にご参加いただいた皆様、御忙しいところ足をお運び下さり

誠にありがとうございました。

主催してくださった商工会の皆様、このような貴重な機会をご用意いただき誠に

ありがとうございました。

 

心より御礼申し上げます。

 

地域の皆様方の前でこのような機会をいただき、とても有意義な時間でした。

 

来年も実施させていただく予定ですので、今後1年間、また自己研鑽に努め

たいと思います。

 

<<講演会の様子>>

  • user 内田
  • time 2009年11月17日
  • tag メディア情報
  • comment 0

講演会・無料経営相談会をおこないます。

 

今月17日火曜日に、商工会様主催の経営相談会にて講演をさせていただきます。

 

場所は足寄町の商工会館ですので、もしお時間ございます方はどうぞ!!

 

詳しくはこちらです。 → クリック

  • user 内田
  • time 2009年11月8日
  • tag 税務・会計・経営
  • comment 0

ニトリとユニクロはなぜ売れる!?

 

このモノが売れない時代に、売上が伸びてて凄いな~と思う会社がユニクロとニトリです。

両社ともモノをつくってウル、いわゆる製造小売り業です。

 

帯広にもユニクロ、ニトリがあるので、お店に行ったことがある方はわかる

と思いますが、とにかく商品が安い!!

 

低価格化をすすめてても、両社の業績はこんな感じです。。。

 

★ユニクロ(ファーストリテイリング)★

決算日
平成17年8月
平成18年8月
平成19年8月
平成20年8月
平成21年8月
売上高
3,839億円
4,488億円
5,252億円
5,864億円
6,850億円
経常利益
586億円
731億円
646億円
856億円
1,013億円

★ニトリ★

決算日
平成17年2月
平成18年2月
平成19年2月
平成20年2月
平成21年2月
売上高
1,294億円
1,567億円
1,891億円
2,172億円
2,440億円
経常利益
152億円
190億円
231億円
265億円
339億円

 

モノが安い→みんなが買いに来る→規模の利益でもっと値段が下げられる→さらに買いに来る人が増える

という正のスパイラルですね。

 

ふつう製造業の売上原価率というのは高くて、60%台でかなりいい方です。

ところが、ユニクロ・ニトリともに売上原価率が驚異の50%!

ものすごいコストダウン力です。

両社とも国内でアイデアを出して、人件費の安い海外でつくってるのが大きいのでしょう。

 

あと両社に共通するのが、お店と店員さんが明るいところです。

商品のデザインも色鮮やかで素敵ですし、店員さんも皆さんやる気満々で動きが機敏です。

この商品開発社員教育の素晴らしさがお客さんを惹きつけるんでしょうね。

 

<リンク>

㈱ファーストリテイリング

㈱ニトリ

  • user 内田
  • time 2009年11月1日
  • tag 税務・会計・経営
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租税教室と税金の大切さ。

 

少し前に、十勝管内の中学校で税金の授業(「租税教室」といいます。)をやらせていた

だきました。

中学校3年生50人ほどの前で、授業1時限をお借りして、「税金とは何か」「納税

」についてお話しました。

 

授業はけっこう盛り上がり、アンケートをとったら生徒さんも満足されていたのでよかった

です。

 

私自身は小学校から大学まで税金の授業を受けたことがありませんでした。

お恥ずかしい話ですが税金についてちゃんと知ったのは、公認会計士試験の勉強時と

社会に出てからでした。

 

しかし多くの方が税金の大切さを知ったのは、私と同じように、働きはじめて自分が納税

してからではないでしょうか。

 

極まれに「税金なんて1円たりとも払いたくない」という方もいます。

そういう方は、日々の生活で税金の恩恵を受けているのを忘れているのかもしれません。

 

私たちは日々の生活や仕事の中で、ゴミ・道路・教育・行政・社会福祉・補助金など様々

なことで税金の恩恵を受けています。

みんなが豊かな生活をおくれるように自分も正しく税金を納めようというのが「正しい納税

意識」です。

会社が払う税金も、社会のなかで利益を稼ぐためのコストと考えられるでしょう。

 

私たち税理士も税金についていろいろお教えできますが、正しい納税意識に基づかない

無理な要望にはお応えできません。

 

納税の大切さは子供の時から教えてあげることが大事だと思うので、今回のような「租税

教室」はどんどんやるべきです。

 

  <リンク>

租税教育 – 日本税理士会連合会

  • user 内田
  • time 2009年10月10日
  • tag 税務・会計・経営
  • comment 0

県の不正経理

 

ここ数日、千葉県の不正経理が話題になっています。

 

  ”千葉県で発覚した約30億円に上る不正経理は全国的にも突出している。

   会計検査院が自治体の不正経理を指摘した昨年10月以降、不正の実態が相次いで判明した愛知、

   岩手などと比較しても、「預け」と呼ばれる裏金作りが際だっている。”  (YOMIURI ONLINE より)

 

不正経理とは、例えば以下のようなものをいいます。

 

預  け        :予算を使い切るため、業者に架空発注して業者の口座に裏金をプールすること。

年 度 越 え :予算を使い切るため、翌年度に納入したモノを年度内に納入したように記録すること。

差 し 替 え  :その予算枠で買えないモノを、別の予算枠で購入すること。

 (不正経理の手法はほかにもあります。) 

 

不正経理の動機の多くが、

予算を使い切らないで来年の予算・補助金を減らされるのが怖い

というものです。

税金のムダづかいを減らすために、不正経理が見つかった団体に重いペナルティを課すべきです。

 

そもそも、なぜ今までこのような不正経理が見つからなかったのかも不思議です。

 

預け」は、仕入れたモノと会計を照合すれば見つけられます。

年度越え」は、納品書日付と会計を照合すれば見つけられます。

差し替え」は、領収書/請求書と会計を照合すれば見つけられます。

 

今までは、外部からの監査が不足していたということでしょう。

今後は、厳格かつ詳細な監査が求められます。

  • user 内田
  • time 2009年9月13日
  • tag 税務・会計・経営
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利益目標は低めに!?

 

皆さんこんにちは、公認会計士・FPの内田勇介です。

 

突然ですが、皆さんは利益目標を決めていらっしゃいますか?

 

会社の社長様・事業主様でしたら、「今年1年間の利益このくらいで行きたい」という目標。

個人の方の家計でしたら、「今年の収支このくらいで貯金はこのくらいにしたい」という目標。

 

何となく頭の中にあっても、具体的な数字で考えている方は少ないのではないでしょうか。

 

この目標数字を決めるのが、意外と効果的だったりするんです。

 

会社・事業主様ですと、

「今年の利益目標は去年より多く150万円にしよう!」→「毎年の利益率からすると売上げ3,000万円は欲しいな!」

→「1ヶ月当り250万円だけど来月の見込みは220万円だなー」→「来月の受注あと30万円くらいがんばろう!

 

個人の家計ですと、

「今年の収支目標は+40万円で貯金は80万円にしよう!」→「1ヶ月の収支は+3.3万円は欲しいな!」

→「家計簿の毎月の収支は+3万円だから足りないなー」→「電気水道を小まめに節約して毎月+3千円を目指そう!

 

という風に、「お金を増やすために具体的にこうしよう」っていうのがわかってきます。

もしまだやっていない方は、よかったら1度やってみてください。

 

 

じゃあ、実際の目標数字はどう決めればいいかと申しますと、最高にがんばれる数字よりちょっと低めの設定をオススメします。

 

金融機関に提出する利益目標ですとか、家計の貯金目標などは、えてして雲の上の数字を設定しがちです。

それで、進めていくうちに到底ムリな状態になって、途中で破綻してしまっては何の意味もありません。

 

あくまで保守的に見積もることが大事です。

  • user 内田
  • time 2009年5月16日
  • tag 税務・会計・経営
  • comment 0