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レビュー『早わかり ストレスチェック制度』
『早わかり ストレスチェック制度』 ダイヤモンド社 吉野聡
- 内田
- 2023年7月15日
- 本
- 0
【TAPの仕事】自社の歴史を振り返る②(税理士法人の設立からの2年間)
税理士法人TAPは、今年2023年、10周年を迎えます。
その企業を知ることは、その場所で働くために大切なことと思います。
ここで税理士法人TAPの歴史も何回かにわたって振り返ってまいります。
「とかち会計パートナーズ」(2013年1月~2014年12月)の時期
税理士法人を創業した2013年1月時点では、法人名は「とかち会計パートナーズ」という名称でした。
実はこちらは本別事務所の創業者である税理士-太島(タジマ)先生と話して決めました。
太島先生は常日頃「中小企業のパートナーになることが大切」とお話をされておりました。
また、太島先生の尊敬する税理士さんで、網走市で税理士法人を経営している方の事務所名が「トップ | 税理士法人みらいパートナーズ会計 (mirai-partners.com)」という名前でしたので、そこから名前を取らせていただいたという経緯もあります。
地域のために貢献するという点で「とかち」という言葉を法人名に入れ、また柔らかさを重視するため平仮名にしたと記憶しております。
この「とかち会計パートナーズ」を設立して10か月ほど経った頃の㈱ミロク情報サービスのホームページにインタビュー記事が残されておりました。
2013年10月号 CHANNEL WEB|ミロク会計人会 (mirokukai.ne.jp)
ここでは、内田が北海道に来て仕事をしようか迷っていたことや、太島会計事務所(現・本別事務所)と雨宮会計事務所との統合では同じソフトを使っていたため統合しやすかったこと、お互いの顧問先さんで距離が近い所は近い事務所で監査訪問をするようになったこと、税理士法人内に身近な相談相手がいることのメリット、お客様より事業承継のご相談が増えていること、農業会計への支援へ積極的なこと などは今でも興味深い内容でした。
この時、本別事務所が6名、帯広事務所が5名と、合計11名の事務所としてはじまりました。
札幌事務所が一緒になるまでの期間は2年間と短かったですが、本別と帯広、という二か所での会計事務所業務は非常にやりがいがあったものと感じております。
太島先生には帯広事務所の事務所長を務めていただき、税務の要を担っていただきました。
複数拠点における、拠点長の方の役目の重要性を感じました。
二拠点の統合では、看板から、お客様ご挨拶や、会計システム、事務所の小口現金や預金、給与体系の考え方、スタッフ同士のコミュニケーション、などなど、検討して進めるべきことは数多くなりました。
そのような時でもお互いの事務所の幹部陣が本当によく一緒になることに前向きで動いていただいたことで、既存顧問先様もほとんど離れずに業務が続けられたことを今でも感謝しております。
昔から残っている慣習や、前所長の顔をつぶさず、前向きな業務承継に務めること。全てがうまく出来たとは言えませんが、良い経験をさせていただいた2年間でした。
- 内田
- 2023年7月8日
- TAPの仕事
- 0
レビュー『自律神経の話』
『自律神経の話』小林弘幸 日本文芸社
順天堂大学医学部の教授が書かれた本ということで心身の健康も考えて読んでみました。
仕事の繁忙期で大変な時ほど「自律神経」はケアしたいものです。
(2023年6月時点で売上部数20万部突破ということで、自立神経本で1番売れているそうです。)
・病院に行っても解決しない謎の不調の正体
「なんとなく気分が沈む」「何をするにも億劫に感じる」「ついイライラして怒りっぽくなる」…。仕事や人間関係でストレスを受けると、肉体を酷使していなくても酷い疲れや不眠を感じ、不快な症状が現れますが、これが自律神経の乱れによるものです。自律神経は自分の意思でコントロールできない血流(酸素)や内臓の動きなどを司り、アクセルの役割の交感神経、ブレーキの役割の副交感神経に分かれます。
・交感神経と副交感神経のどちらも高いと最強
交感神経を高めるには「人との会話」「朝日を浴びたウォーキング」「運動」が良い。副交感神経を高めるには「感動できる映画や音楽」「笑顔」「深呼吸」「お風呂やサウナ」「腸に良い食事」が良い。
・朝起きたらコップ一杯の水を飲む
水によって腸が刺激されることで副交感神経が高まり、自律神経が整えられ、体内時計のリズムが整い、自律神経の安定に役立ちます。
・疲れが溜まったときこそ動いたほうがいい
ハードスケジュールが続くと週末はつい朝寝坊になりがちですが、あえて早起きするのがおすすめ。くたくたに疲れて帰宅した日こそ一休みしたい気持ちをグッと抑えて、まずは家事や持ち帰り仕事など、やるべきことを片付けてしまうのが得策。
・自律神経にベストな食事量は朝4昼2夜4
朝食が1番副交感神経を整えて大切なので、しっかり食べるようにしましょう。昼は軽め。そして1日の終わりの夕食は、おいしいものをゆっくり楽しみながら食べます。夕食で気をつけたいのは時間、21時までには食べ終えるようにし、仕事等で難しければ夜2にしましょう。
・アルコールと自律神経の深い関係
アルコールをたくさん飲んでストレス発散になるという人がいますが大きな誤りです。交感神経が過度に活発になり、気持ちいいと錯覚しているだけで、脱水症状も出て、自律神経は乱れます。ただ、適量なら気分をリラックスさせ、副交感神経を活性化させる効果もありますので、適量を水ともに飲むと良いでしょう。
・自律神経を整えるには動物性タンパク質が必須
自律神経の原料となる栄養素はタンパク質で、植物性より動物性の方が断然すぐれています。肉の場合は脂肪の悪作用を防ぐため、野菜や果物など抗酸化成分と食べ合わせると良いでしょう。味噌汁は植物性ですが、健康効果が高くてあたたかいので副交感神経を高めリラックスできるのでオススメです。
・ホットコーヒーで腸から幸せ物質が?
心身の疲れを癒し、自律神経の安定に役立つのが1杯のホットコーヒー。コーヒーの効能はカフェインだけでなく、末梢血管を拡張させる効用や抗酸化作用といった血流アップ効果のほか、大腸のぜん動運動を誘発するので便秘解消・腸内環境の改善にも効果を発揮するのです。また特筆すべきは、主に腸の壁で作られるセロトニン、またはドーパミンといった幸せ物質の分泌量を増やす効果があります。これはハーバード大学の研究で実証されており、同大学の調査ではコーヒー愛飲者はうつ病患者数が少なく、1日2~4杯飲む成人は男女とも自殺リスクが半減するとの報告もあります。
- 内田
- 2023年7月1日
- 本
- 0
【TAPの仕事】自社の歴史を振り返る①(前事務所の歴史)
税理士法人TAPは、今年2023年、10周年を迎えます。
その企業を知ることは、その場所で働くために大切なことと思います。
ここで税理士法人TAPの歴史も何回かにわたって振り返ってまいります。
3つの事務所の歴史について
ホームページにも書かれておりますが、税理士法人TAPは本別・帯広・札幌 三拠点の事務所を事業承継をして生まれました。
・本別事務所 ⇒ タジマ会計事務所 創業者は太島聰 昭和61年創業
京都府出身の太島税理士が39歳で創業。太島は帯広畜産大学を卒業し、本別町の山内会計事務所に勤め、その後自分の事務所を開業。
顧問先ゼロから1軒屋を建てて間もなくだったが、勇気を出して独立開業。妻の実家の会計を見て、自分の家を建ててくれた建築屋さんの会計を見て、商工会担当税理士として陸別商工会を見てから陸別のお客様が増え、そこからは売上は3,000万円まで増え続けた。
・帯広事務所 ⇒ 雨宮会計事務所 創業者は雨宮摂 昭和40年創業
帯広市に昭和29年に創業された、帯広の老舗会計事務所-新田会計事務所出身の雨宮摂は昭和40年に独立開業。新田税理士は凄い人だった、公認会計士、不動産鑑定士、中小企業診断士、帯広でこれだけの資格を持っている人はいなかった。
雨宮税理士は、学術肌、税務を勉強し事務所も大きくし最高人数は11名まで増えた。88歳になった時も、顧問先担当を数社持ち、会計を研究し続けた。
・札幌事務所 ⇒ 桑島会計事務所 創業者は桑島武彦 昭和50年創業
満州生まれの桑島税理士は、若い時は十勝-足寄町の商工会指導員をしていた。当時の十勝は林業が大変盛んで人口も増え続けた。桑島税理士はそのような中で税理士資格を取得し、札幌市で開業をした。札幌に住み事務所を経営をしていても、十勝の製材会社やラーメン屋さんの会計を見続けた。そして、札幌でも運送系の大企業などあらゆる業種の会計を見続けた。税務訴訟にかかわるなど税理士としての矜持を見せ続けた。
このような事務所を引き継がせていただいたことは、本当に光栄なことです。
- 内田
- 2023年6月24日
- TAPの仕事
- 0
レビュー『社員がしあわせな会社のヘンな"きまり"』
『社員がしあわせな会社のヘンな”きまり”』山田昭男(未来工業㈱創業者) ぱる出版
2011年3月11日、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故が起きた後、節電に関するマスコミの取材が著者の会社-未来工業に殺到した。「未来工業は節電の元祖だから」という理由で。
未来工業の廊下がいつも暗いのも、席を離れるときに自分の机の上の蛍光灯をヒモで消すのも、広いフロアにコピー機が1台しか無いのも、相談役室で来客時以外はエアコンを使わないのも、当社が昔から実践してきたことだが、それは、電気を大切に使っているわけではなく、コストを下げるためにやっているのだ。
そして、未来工業では、その浮いた分で出た利益を社員に与える“餅”に回している。
餅というのは、地元でそこそこの給料だったり、日本一の休日日数だったり、短い勤務時間だったり、70歳定年制度だったり、「改善提案制度」の報奨金だったり、クラブ活動の活動費だったり、全社員参加の5年ごとの海外旅行のことだ。
自分から考えて行動し、売上を上げ、あるいは節約した結果、会社が利益を出したり、その分自分たちに”分け前”がたくさん回ってくるのだから、社員たちは嬉しいだろうし、やりがいがあるはずだ。餅を与えれば、モチベーションが上がる。
もう一つ、本書で言いたいことは、これからの中小企業が生きていくためには”差別化“するしか方法はない、ということだ。ちなみに日本では97%の企業が経常利益で4000万円にもならない。つまり、ほとんどの会社はたいして儲かっていない。だから、未来工業では創業以来、「日本で初めて」を突き詰めることにしている。製品開発でも、就業規則でも、福利厚生でもだ。未来工業が1965年の創業以来、赤字なし、高い経常利益率(平均15%以上)で成長してきた理由は、徹底した差別化と社員の幸福感を高める取り組みにある。
・常に考える。必ず差別化する。
どんな条件下でも必ず差別化できる。技術のあるなしも関係ない。製品は同じでも職人さんが使いやすい工夫を織り込む。
・社員に任せろ。社長はバカと自覚せよ
儲けられないのは社長が己を知らないから。中小企業の社長の中には、うぬぼれていて、威張っている奴がいる。俺が社長なんでバカばかり、というのはそういう意味だよ。
・”餅”を配れば餅が上がる
社員が幸せになるには、それなりの給料がやっぱり必要だ。定年は70歳、65歳社員の年収は700万円、かつ下がらない。休日は140日、年末年始は20連休、お客に怒られてもやる。残業なんてしないで人生の時間を存分に楽しめばいい。
・「いいモノを安く」が日本企業をダメにする
行き着く先は、過当競争。物自体は日本製の方がいいのに、価格競争で疲弊している。未来工業の商品は差別化して作っているから、高く売りたいし過当競争はしない。でも、高く売れなければコストを下げるしかない。だから俺は会社の電気を消しているんだ。
・利益を生む小さな倹約、社員が喜ぶ大きな浪費
中元、歳暮、年賀状、暑中見舞いは贈らない。儲かっていないのにそういう支出を欠かさない会社がほとんどだが、儲かっていないのにどうしてお金をかけるのか。未来工業は、お中元やお歳暮を贈らない代わりに、電話に出る業務の女性に「どんな質問でも全部答えろ」と言ってある。通話時間を短くすれば、そこで相手に利益を与えられる。タオルをもらったって仕方がないよ。
・社員がしあわせなら会社は儲かる
差別化すれば中小/零細企業だって大企業に勝てる。未来工業には技術がない、しかし、アイデアはある。
俺は、社員は経営者を騙すものだ、と思っている。騙すものと思っているからこそ、自由にさせているんだ。どんどん騙していいぞ。そうされると、人間は、却って不正ができないんだよ。
- 内田
- 2023年6月17日
- 本
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【TAPの仕事】残業を無くす
税理士法人TAPでも10年ほど前は朝まで仕事をする、ということをしておりました。
特に最繁忙期の3月~5月、それ以外の時期の月末でも、朝4時に決算書や納付書が出来上がり、それをお客様の会社のポストに入れに行く。
そのような、どうしようもないことをしていることをしておりました。
会計事務所の仕事は数字を扱います。
ですから、頭の動きが鈍る夜に仕事をしても、スムーズに仕事は進みません。
昔は従業員の皆さんにも負担を掛けていたかと思い、今でも申し訳なく思っております。
そこから税理士法人TAPの経営理念を考えに考えて、従業員さんの職場環境を整え、そこからお客様や地域に良いサービスを提供するという方向性に変えました。
「税理士法人TAPは 会計税務のやりがいを追求することにより 働く人の喜びを生み出し その社会的使命を自覚し 地域とお客様に寄り添い 貢献してまいります」
2023年現在、残業は各段に減りました。事前申請をしないと残業を出来ないことにしたこともありますが、従業員さんに家庭やご自身の時間を大切にしてもらえるような事務所にしてきたことが大きいです。
残業は極限まで減らすべきです。いずれはゼロにするべきです。
世の中から残業が無くなることを願っておりますし、そこにTAPも貢献したいと考えております。
会計事務所業界は確定申告など期限がある商売で、ブラックな業界と言われてきたこともあり、その業界のイメージを無くしたい所です。
会計事務所業界は世の中の、さまざまな仕事や仕組みを、お金の観点から見ることが出来る数少ない面白い業界ということを知ってもらい所です。
これからも生産性向上と、残業撲滅に勤めていきたいと思います。
- 内田
- 2023年6月10日
- TAPの仕事
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レビュー『シンプルに考える』
『シンプルに考える』遠藤保仁 プレジデントムック
・要求に応えたうえで自分を出していく
サッカーも仕事も、一人でやるものではなく、
- 内田
- 2023年6月3日
- 本
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