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【本】レビュー『東大生はなぜコンサルを目指すのか』
『東大生はなぜコンサルを目指すのか』レジ― 集英社新書
東大生やコンサルだけを扱った書籍ではなく、今の時代において働くこと・成長する事とは何なのかを徹底的に問いている名著。
アクセンチュア(東大生が最も多く入社する民間企業の一つ)、野村総合研究所(NRI)、PwCコンサルティングなど、とにかく東大生の就職にコンサルが人気がある。
今の時代のビジネスパーソンは「成長を強いられている」とすら言える。「終身雇用の時代は終わった」というムードにさらされながら、日常生活のあらゆる場面で自己啓発コンテンツに包囲され、SNSを通じて常に他者との比較に接続される。なぜい成長したいのか、どうなったら成長なのか、正直よくわからない。成長を追い立てる何かが、今の時代の根底に横たわっているのではないか。
個人のあり方にフォーカスするスタンスは、特に若いビジネスパーソンの間で一般的になりつつある。パーソル総合研究所の調査によると、20代の若手社員は会社選びの際に入社後の成長機会の有無を重視する傾向が高まっているという。「仕事を通じた成長=キャリアの明確化」と捉える向きが強まっていて、会社に成長機会を期待しながら会社に囚われない自身のキャリア形成を求めていることも読み取れる。成長できる会社を探し、しかしその会社に深くコミットするわけでもないというある種おいしいところどりの姿勢が顕在化している。成長させてほしい、だけどそこへの忠誠心はない、というのはだいぶ都合が良い話にも聞こえるが、会社が個人の人生を守ってくれない前提に立てば、合理的な考え方でもある。
パーソル総合研究所「働く10000人の就業・成長定点踏査2024」によると『働くことを通じた成長は重要』だと感じる割合は76%(2021年は82%)。調査内では働くことによる成長のイメージのトップは「報酬の上昇」。いつの間にか成長を目指す層がマジョリティになりつつあるが、その本音は「お金が欲しい」「スキルを身につけて頭がよくなりたい」という身も蓋もないもの。しかしそんなことは言いづらいので、「成長したい」という今となっては無難な言葉を使って波風を立てないようにしている。終身雇用を信じられない世界で自分だけ取り残されてしまうかもしれない、だから「成長したい」と言いながら頑張る事で、スキルや経済力を身につけていくしかない、それこそ、こんな時代に安定して生きているために必要な事ではないか・・・
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内田
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2026年5月1日
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本
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【TAPの仕事】リモートワークのはじめかた①
TAPでは10名近くのリモートワーカーの方がいらっしゃいます。
土日だけお仕事をしていただく方や、平日の限られた時間だけという方もいらっしゃいます。
そこではセキュリティーを厳重にしつつ、リモートワーカー用備品(チェックリストをもとにご提供)、業務マニュアルや守秘義務契約も完備しております。
様々な形でリモートワーカーの方がご入所をされてきておりますが、どの方も最初のはじめかたが大切です。
主に5つのステップでTAPでのリモートワークをはじめていただいております。
①ご面談及び適性検査
Zoom等によるご面談の中ではこれまでのリモートワーク経験の有無とその内容、もしもリモートワーク経験が無ければPCスキルと共にその方の素直さを見させていただいております。
②パソコンや会計ソフト等について使い方のオリエンテーション
パソコンは当社側でご準備をしまして郵送を致します。パソコン、クラウドタスク管理ソフト、リモートワークソフト、会計ソフト等のID・パスワードもご一緒に郵送をするかChatwork等でお知らせを致します。
Zoomを使いながら当社側、マニュアルも使いつつリモートワーク側の両方の画面を使いながらそれぞれのソフトの使い方をお伝えしていきます。
③個々のお仕事のご説明と実施、Chatwork等によるフォロー
まずはじめのお仕事は「経営カルテ」と呼ばれる各お客様のカルテを一緒に見ていき、商流や業務内容の流れを一緒に見ていきます。各お客様によって業務に必要な資料データが異なり、進め方も異なる点をカルテにまとめているのです。
④jootoの充実
どこからでも見ることが出来るクラウドタスクソフトを使用しておりますが、せっかく使うのですから最大限に効果的にしたいものです。必要ファイルを貼るだけでなく、概要欄にリモートワーカーの方がわかりやすく注意点を記載します。
⑤継続的な打ち合わせ
最初は毎日、だんだん週3日・2日・1日など減らしていくとしても、やはり毎週のコミュニケーションが大切だなと感じます。
良かったところを評価して、不明点を絶えずお聞きいただける状況にしておく。どこにいてもお互いに仕事ができる環境を作っていく。まさに一時によく聞かれていた「メタバース」ですが、人不足の現代では目の前だけに頼るのではなく、メタバース的意識を徹底していきたいものです。
<以前のブログ>
【TAPの仕事】リモートワーク | 税理士法人TAP
<Wantedly2026年4月時点>
リモートワークに強み!自由な勤務で、色々な会社様を数字から支える仕事! – 税理士法人TAPの事務の採用 – Wantedly
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内田
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2026年4月25日
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TAPの仕事
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【本】レビュー『経営者の教科書』
『経営者の教科書』 小宮一慶 ダイヤモンド社
経営コンサルタント-小宮一慶さんは「経営の原理原則」を重視され、「企業の方向付け」「資源の最適配分」「人を動かす」の3つを経営の根幹とされていますが、それが凝縮された15年間読まれ続けている本。 企業の目的、すなわち目標ではなく存在意義=志を明確にして、働く仲間に共有し続けることが最も大切。 良い仕事をして、お客様に喜んでいただいて、それが従業員の働く喜びにつながり、社会に貢献して、その結果儲かる、という順番循環がたいせつで、ドラッカー先生も「利潤動機」を否定しています。 「何千年もの間、多くの人が正しいと言ってきたことを学ぶ」 判断の際に最も大切なことは儲かるかどうかではなく、人間として正しいかどうかです。 具体的には、仏教や、論語を中心とする儒教、キリスト教などです。 仏教の根幹は「利他」、儒教の根幹は「仁、義」(思いやりや社会全体を考える)、キリスト教の根幹は「愛」です。 終戦から45年が過ぎた1990年以降、このような戦前の教育をきちんと受けた人たちが、政財官界から引退していた時期と、この国が長期低迷に入った時期がぴったり一致するのは偶然ではありません。 「独裁すれども独断せず」 物事を決めるまでは、素直に謙虚になった衆知を集めて、独断をしない。 そして、それを最後は自分の判断で決める。 周知を集めたうえでの決断は独断ではない。 そして、決めたことは徹底してやらせる、それが「独裁」です。 徹底してやらなければ、良い結果は出ません。 万一失敗した時も、失敗が早く分かるとともに、徹底してやったことは、失敗の本質が分かりやすいのです。 「社員がやる気になる給与の決め方」 社長の教祖と呼ばれたコンサルタント-一倉定先生は、「従業員に同じ地域で同じような仕事をしている人と比べて1割高い給与を払うべき」と言っている。 一代で東証プライム上場会社を作ったある経営者が「小宮さん、会社というのは1000万円以上の年収を取っている人が何人いるかも大切だ」と言われたこともある。 「人を動かす-リーダーは二つの覚悟を持て」 一つが先頭に立つ覚悟です。 社長は先頭に立って行動する「指揮官先頭」の覚悟がないリーダーには誰もついてきません。 もう一つは「責任を取る」覚悟です。 自分の組織について、すべての責任を取る覚悟がないと、やはり、部下は思い切って仕事ができません。 今日からでもこの二つの覚悟を持って行動してほしいと思います。 「お客様・同僚が喜ぶ行動を徹底して社員のやる気をアップ」 当社の長年のお客様の神奈川ナブコさん。 同社では、長年、全社員が月初にお客様・同僚が喜ぶ「小さな行動の目標」を立て、月末にはそれを本人と上司が5段階評価し、上司と簡単な面談を行い来月の目標を設定して、役員や社長もそれにコメントを書き込むのです。 社内の雰囲気も良い事は言うまでもありません。 大切なことは、具体的な目標を設定することです。 「長所を活かし短所を補う」 組織の力を最大限に発揮するには、各人の長所を活かすことが大切です。 チームを日本一に導いた星野仙一監督も「減点主義よりも得点主義をとる」とおっしゃっていましたが、成績を残すリーダーは皆そういう考え方を持っています。 チームのもう一つのいいところは、各人の短所を補うことができるところ、ひとりなら自分の短所を補うのは難しいですがチームなら出来ます。 ドラッカー先生の言葉『マネジメントとは、人間にかかわることである。その機能は、共同して成果を上げること。 強みを発揮させ、弱みを意味のないものにすることである。実は、組織の目的もこれである。』
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内田
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2026年4月17日
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本
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【本】レビュー『部下をもったらいちばん最初に読む本』
『部下をもったらいちばん最初に読む本』橋本拓也 アチーブメント出版
頭の中で追うものを「目標達成」ではなく、「育成」を追うようにする。目標達成を先にしてしまうとチームメンバーを「目標達成のための駒」として捉えメンバーは体調不良や退職をしてしまい「誰も幸せにならない組織」を作り上げることになってしまいます。
「誰かに任せるより、自分がやったほうが早いし、成果も大きい」「できることなら自分のコピーが欲しい」と考えがち。これでは組織・チームの仕事になりません。諸悪の根源は上司の”頭の中だけ”に存在する「べき論」です。どうしてもイライラしている雰囲気から伝わってしまいます。「べき論」を捨て個々人の目的・目標達成を通して組織パフォーマンスを最大化する、リードマネジメントを目指しましょう。
メンバーの能力が最大限発揮されるために理解しておかなければならないこと、それが「人は何によって動くのか?」というモチベーション(あるいは行動原理)の根本的な部分。「人は変えられない。でも人は変われる。」部下を外部からの刺激によって変えることはできませんが、部下自体は変わることが出来るのです。内発的な変化を起こすためには、本人が目的・目標を明確に持ち、自ら最善の行動を選択するしかありません。個々のメンバーの目的・目標が成就するよう情報提供によってサポートし、結果的にチームパフォーマンスを最大化するのがマネジャーの役割になります。
モチベーション3.0:信賞必罰の外的コントロールではなく、自分の内面から出る「やる気!」に基づく内的動機づけのモチベーションであり、「自律性・・・自分の課題の解決方法を自分の意志で決めること」「成長・・・掲げた目標を達成するために経験を積み上達や成長に焦点を当てること」「目的・・・社会貢献や環境保護、会社への貢献など利他的な目的を重んじる」こと。「何のために(What)」「誰のために(for Who)」「なぜ我々がこの組織であるのか(Why we are this organization.)」という根本を語り、「だからこの目標へ向かう」という目的からくる未来を示す必要があるのです。メンバーは意味のある未来が見えたときに内発的に動機づけられます。
上質世界:人は生まれながらに5つの基本的欲求(生存、愛・所属、力、自由、楽しみ)を持っており、5つの欲求を満たすイメージ写真が蓄積されたアルバムのようなものが上質世界です。上質世界には、その人の「好きな人、モノ、コト、場所、シチュエーション、価値観、信条」などが蓄積され、願望が存在するのです。チームメンバーの上質世界にあるものを「知り」、自分も上質世界に入れてもらい、仕事や会社の現場が上質世界に入るように拡張することです。メンバーから見て信頼するに足る人物になる、ついきいきたいと思われる人になることです。
メンバーの成長からの逆算:メンバーに対して描いた育成のデザインを「期待」として伝える。この時、「私にはあなたに期待していることがあるので伝えてもいいかな?」と前置きするのが効果的です。目標数字とタスクを振り分けるだけではダメで、「目標はこれ、でも大事なのはあなたがそこを目指しながら考え方や知識、仕事のスキルなどの面で成長することだよ。その成長を私は期待しているよ」と伝えることが大切です。利他的な目的は感謝の気持ちから生まれやすく、採用の時もこちら側の感謝が伝わることによって、相手も「私の事を思ってくれる良い会社だ」という感謝の価値観を持って入社してもらえます。あなたはメンバーに対してどのくらいの「感謝」をしていますか?その思いを言葉や態度で日頃どの程度メンバーに伝えていますか?
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内田
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2026年4月10日
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本
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【TAPの仕事】三拠点-個人確定申告PT
TAPでは拠点が三か所(北海道-本別町、帯広市、札幌市)あり、ここ数カ月の間で、三拠点の代表者で各拠点のお仕事の進め方、お互いに取り入れられるところなどを話していっております。
今回は個人の確定申告のPT(プロジェクト・チーム)について、令和8年3月に行った振り返りの話の内容を書いてみたいと思います。
●札幌事務所の振り返り
・時間が無くてスキャンする時間がなかったのだが、作業効率を上げるためにはレシート等をSteamedにお願いできれば良かった。(⇒月次を含めてパートの方にお願いをしつつスキャンとStreamedを進めていきたい。)
・申告が終わったらすぐに郵送できるようにパートさんにお願いできるように仕組化すればよかった。(⇒次年度以降はパートさんの時間を見ながらすぐに郵送できるようにしていきたい。)
・全体として当初のスケジュールで進んだが、数件予定が狂った所もあり定例の業務が課題であるが例年通りの動きであった。(⇒出来る限り予定が狂わないようにし、定例業務も進められるようにする。)
・年金の源泉徴収票(年金支払い通知が誤って入っているところがあった)が入っていないについて、やはり数件届かないところがあった。年明け1月下旬に届くがタイミングが難しい。(⇒再発行は窓口で伝えれば数日かかり、電話だと1~2週間かかる。)
・重い業務は前年と同じ人が行っていることが多く、他の方にスキャンなどをお願いをしたりしており、一部1か月放置されていることもあった。(⇒Streamedなどで対応したい。)
●帯広事務所の振り返り
・資料回収から2週間以内に終わらせ資料もお返しするという「2週間ルール」について、ルール通り2週間で返すことは意外とでき、業務を溜め込まないで進めることが出来た。それでも資料を3月に持ってくる方が一部いたが仕方ないとも考える。また、新規とスポットがけっこう増えて、結果的に200件ほどになり大変であった。
・お客様が資料を持って来た時に、5分待っていただき製造側で確認する事も考えていたが実際にはできなかった。(⇒次年度以降、いかに出来るようにするかを検討する。)
・jootoの日付を入れない方が一部いた。伝えても入れてもらえなかったものもあった。(⇒次年度以降、入れてもらえるようにする施策を検討する。)
・年金の源泉徴収票が3~4割ほどと入っていないことが多すぎた。(⇒他の事務所の事例も聞いて対応していく。)
・重い業務は帯広では去年やっていた人が担当していることが多いが、年に数回先に進めていくことが多い。(⇒やり方自体に問題があるかもしれず、根本的な進めた方を変えていくと良いかもしれない。)
●本別事務所の振り返り
・テレワークへのお願いについてタスクの進捗状況がわかりにくかった。(⇒jootoでのタスク移動を適時に行う)
・テレワーカーの方へ軽い業務をお願いし、重い業務が残ったので、次年度は軽くない業務も先に送れるようにしていきたい。
・全体的な進捗について見ていっていて、前年と同じくらいのスピードかと感じていたが、最後は残りそうな業務が残ってしまった。(⇒最終的に重い業務が残らないようにする事が課題。)
・年金の源泉徴収票は何人か届いていない(資料回収時に連絡できておらず後から無かったことに気づく。)ところがあったので、早めに資料を見て早めに連絡をすることが対応策かと考える。
・資料回収から2週間以内に終わらせ資料もお返しするという「2週間ルール」について、あまり運用ができなかった。(⇒タスクを見ながら放置せずしっかりと進めていきたい)
・資料をお預かりしてから1カ月ほど何もしていないという業務もあり、その点は良くなかった。(⇒重めの業務はどなたかに直接お願いするなど対応した方が良い。)
・住所の記載に誤りがあった。(⇒視野を広く。何回も確認する。思い込みを無くす。)
・申告期限日までにお客様の手元に確定申告資料が無くても良いと考えている。(⇒確定申告期限日までの早い時期に手元に資料が届き、説明をしなければならない。)
・第一表の左下が空欄で引き落とし口座など伝えられないことがあった。(⇒第一表の左下に口座引き落とし情報を記載する。)
・所得税申告書データの一括更新がされていなかった。(⇒1月末までに一括更新を行うべき。)
・資料を預かった時に不足資料を確認できていない(⇒年金源泉徴収票ほか不足資料を確認のうえすぐに連絡する。)
・ご依頼をした期限までにお預かりできたお客様が多くなかった。(⇒1月末までに資料回収できた所が何%(何件中何件)あったか調べた方が良い。)
・jootoを作っていない所が何件かあり、そこの確定申告用資料が3/15の夜に出てきた。(⇒プロジェクトを作成した時、遅くとも資料回収時に漏れなくタスクを作成しなくてはいけない。)
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内田
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2026年4月3日
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TAPの仕事
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【本】レビュー『西の魔女が死んだ』
『西の魔女が死んだ』梨木香歩 新潮文庫
平成13年発刊の小説ですが、250万部以上の人に読まれている永遠のベストセラー、名作。
ある人は主人公まいの成長の様子が素敵だといい、ある人は、主人公まいに注がれるおばあちゃんの深い愛情に涙したといいます。
大人もそうですし、子供もそうですが、人は皆少なからずの不安を持って生きています。自信を持てないで生きている人もたくさんいます。
主人公のまいはクラスのグループに溶け込めず、学校に行けなくなり、西の地方に住んでいる母方のおばあちゃんの所にしばらく住まわせてもらう中で、魔女修業という事で多くの事を学びます。
その後、おばあちゃんの所を離れ、お父さんお母さんと再び一緒に暮らしますが、2年後に西の魔女=おばあちゃんが死んでしまいます。
現代は人工的なよくわからない物がたくさんあふれ、それは少しずつ人間をゆがめ、社会全体をゆがめてきたように思います。主人公まいは自然の中での規則正しい生活で生物としてのリズムが目覚め、体と心のがしっかりとしてくると同時に、魔女修業で本来の人らしい人になっていきます。
P70「魔女の力を持つためには精神力が必要です。正しい方向をきちんとキャッチするアンテナをしっかりと立てて、身体と心がそれをしっかり受け止めるっていう感じですね。心に入り込んでくる暗い悪魔を防ぐためにも、いちばん大切なのは、意志の力。自分で決めたことをやり遂げる力です。」
生活の中でも仕事の中でも、良い形を作っていくためにも問題を解決するためにも意志の力が大切です。
P112「(昨日まで生きていたにわとりが獣に殺されて)まいは今日はだいぶ動揺していましてからね。そんなことは気にしない事です。無視するんです。そういう一見不思議な体験を後生大事にすると、次から次へそういうものに振り回されることになりますよ。けれども不必要に怖がることはありません。ただこうべを高く挙げて。無視するんです。上等の魔女からは外からの刺激には決して動揺しません。」
とても嫌な出来事が起きても、無視して、プラス思考で、こうべを高くあげていましょう。
P136「(にわとりを殺したのはゲンジさんの犬だと思い込み心が黒くなったまいに対して)魔女は直観を大事にしなければなりません。でも、その直観に取りつかれてはなりません。そうなると、それはもう、激しい思い込み、妄想となって、その人自身を支配してしまうのです。直観は直観として、心のどこかにしまっておきなさい。そのうち、それが真実あるかどうか分かるときがくるでしょう。大事なことは今更究明しても取り返しようも事実ではなくて、いま、現在のまいの心が、疑惑とか憎悪とかいったもので支配されつつあるということなのです。」
思い込み、疑惑と憎悪に心が支配されないように気をつけることが、幸せになっていくことの第一歩です。
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内田
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2026年3月28日
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本
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【本】レビュー『働く君に贈る 25の言葉』
『働く君に贈る 25の言葉』佐々木常夫 WAVE出版
特に若手の方にとって、社会で働き始めることは不安もあるはずです。そのような時に、他者を思いやる優しさの大切さを語る佐々木常夫さんの言葉は心に響きます。
advice01 強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せになれない。
優しさを貫くのは、簡単な事ではありません。口先だけの優しさは、かえって人を傷つける結果となります。相手と真剣に向き合わなければなりません。これは骨の折れることです。弱い人を守ることによって、強い人から攻撃を受けることがあるかもしれません。ときには、優しさを捨てて、誰かを切り捨てたほうが楽になれることもあるかもしれません。それでも、優しい心を失わないでほしい。なぜなら、それが、幸せになる唯一の方法なのですから。
advice11 「思い込み」は、君を間違った場所へ連れていく
仕事に取りかかる前に考える、そのときに、気を付けなければならない落とし穴があります。それは「思い込み」です。どんなにしっかりした計画を立てても、それが思い込みに基づいたものであれば、その仕事は台無しになってしまいます。特に気を付けなければいけないのは、「こうに違いない」とか「当たり前だ」と思ったときです。このように直感的に確認したときこそ思い込みの可能性が高く、作業が途中まで進んだときに、もう一度相手に確認するのがいいでしょう。
advice12 事の軽重を知る。それが、タイムマネジメントの本質だ。
(入社したばかりはすべてに全力で取り組む必要はありますが)重要度の低いものは拙速でもいいから早く終わらせ、雑務はポイントさえ押さえておけば完成度は低くて構わないのです。その代わり、重要な仕事には全力を注がなければなりません。私たちに与えられた時間は有限です。体力や集中力にも限りがあります。だから、いい仕事をしようと思ったら、「最小投資」で「最大効果」を求めなければなりません。タイムマネジメントは、時間を管理する事ではありません。何が重要な仕事なのかを考える、仕事を管理することです。
advice16 せっかく失敗したんだ、生かさなきゃ損だよ。
失敗した時は、まず何よりも誠心誠意、謝罪する以外ありません。ただ、落ち込んでばかりいても仕方ない。前向きにとらえなさい。あらゆる失敗には、成長のタネが隠されています。クレームを指摘されたことを感謝したほうがいい。なぜなら、多くの人はなかなか怒ったりしないからです。怒る事はエネルギーを消耗します。それに、後味だって悪い。またクレームはむしろチャンスと捉えたほうがいい。相手の人との人間的な距離を縮める絶好のチャンスなのです。ここで誠意を込めた対応ができれば、相手の方との信頼関係を一気に気づくことができます。
advice24 運命を引き受けなさい。それが、生きるということです。
失敗困難から逃げることなく、その一つひとつを乗り越える。その積み重ねが、何があってもそれを引き受けようとする覚悟を育ててくれて、人生を生き抜いていくには、その覚悟こそが大切です。私たちは、誰しも運命を背負っています。親や兄弟を運ぶことはできませんし、能力や容姿も天から授かるものです。どの時代を生きるかを選ぶこともできません。これらはすべて、所与の条件として私たちに与えられるものです。それらを引き受けて、生きていくほかないのです。受け入れる運命のなかで、改善するための努力をすることはできます。よい習慣を身に付ければ、才能を超えることはできます。
advice25 人を愛しなさい。それが、自分を大切にすることです。
人は誰しも、いいところもあれば、悪いところもあります。だから、常に、その人のよいところに着目することです。これを習慣にしてしまうのです。人を好きになるということは、人を嫌いになることに比べて、ずっと幸せを感じるものです。なぜなら、誰かを好きになると、その人も君のことを好きになってくれるからです。そして、誰かに好意をもってもらえると、君はもっと自分のことを好きになれます。自分のことが好きになれたときにはじめて、人は幸せを感じることができるのです。仕事に結果をもたらすのは、能力というよりも熱意です。そして、熱意を生み出すのは、一緒に働く人たちとの間の信頼関係であり、「その人たちのことが好きだ」と気持ちなのです。
仕事をする上では強さが必要です。
困難な仕事を成し遂げる「粘り強さ」、失敗しても叩かれても立ち上がる「芯の強さ」、ときには自説を押し通す「気の強さ」も必要でしょう。しかし、強さだけでは幸せになることはできません。強さの根底に優しさがなければ、幸せになることができないのです。
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内田
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2026年3月21日
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本
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